寒さに負けず~っ!とはいかず…???

先週来、日本列島大寒波にお見舞われ、TVニュースは、
大雪で孤立した山間部集落を中心に厳しい状況を流し続けています。
山間部だけではなく、国道・高速道などでの車渋滞状況なども中継しているが、
そんな猛吹雪、積雪の現場で中継されるアナウンサー、リポーターも命がけの生中継。
それでなくとも除雪作業中での事故、車中での事故が引き起こされているのだから、
彼ら現場中継する人々にも危険が付きまとっているはずだ。

ただ、年の瀬ということだから?ニュースも半端じゃない。
いろいろ驚き、胸痛むニュースが多く飛び込んでくる。

吾輩は、寒さに負けて、外出もままならず家籠もり、
猫ちゃんと共に暖か布団に丸くなったりしてちぢこまっているという状況だ。

ところでダントツに「へ~っ!」と映像にはまったのが、
インドから届いた猿族の奇跡。
とある町での話。
線路に出てきて遊んでいた野生のサルたちの仲間の一匹が、
線路の高圧線に触れて感電し気絶したのだという。
映像はそこからのものだが、これが驚きなのである。
感電気絶している猿にたいして、仲間のサルが、咬む叩く、体を振り下ろす、
壁にぶつけるも一向にグタッとしたまま意識を回復しない。
挙句の果て側溝の水の中に投げ込み、引き上げたり水中になげたり。
水の冷たさのショックで、ようやく意識を取り戻した(?)のか、
ともかくも目を開き意識回復に至ったのだ。
水中のサルは、蘇生にあたった猿に引き上げられて一命を取り留められたこの一件、
まさに奇跡の生還を果たした気絶猿も然ることながら、
蘇生施術猿の勇敢で必死の介抱ぶりに、人間顔負け!
いや野生の猿なればこその本能的?な感性に伴う救助行動。脱帽!!拍手!!お見事!!

私たち人間社会は、それなりに科学的で工学的で物理学的に整備された
救助マニュアルに導かれて、かろうじて救助活動ができシステムがなりたっていて、
助けられる思いである。
私個人でいえば、そんな場面に遭遇しても立ちすくむに違いないし、
ようやく決心しても恐る恐るにして気弱い依存型の構えだろう。
否、もう少し信じて、緊急場面に遭遇すれば、私の野生が芽生え、
その証明となる果敢な行動を成し得ることであろうと期待したい。

まもなく、クリスマスがやってきて、新年を迎えます。
お年賀状はもう書き終えましたか?
2014年の終わりに、この一年に感謝して、皆様と共に、
今まさにこの時から始まる未来に夢絶やすことなく
健康に過ごすことができますよう、お祈りいたします。

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「主人公はあなた」の呼びかけに…。

どうも投票率の低迷が、テレビや新聞で声高に報じられるけれど、
なぜかどっちらけのしらけムードが漂い続けた衆院選挙。

その間、香港では、学生たちを中心に占拠デモなどで、
一つの大きな主張を展開していた。
しかしまあ、中国の政治の壁は厚く、
容赦しない高圧な当局の治安体制に屈せざるを得ない事態収拾が行われているが、
このように爆発したエネルギーは、近代の日本の若者(主として学生)は成しえない。
香港の若者は、
「日本人にとって、民主主義は当たり前のものかもしれないが、
香港の人々は闘わなければ手にすることはでいない」といい尤もな話なわけである。

日本の若者よ!しっかりせ~い!とでも言いたいが、
日本のバブル時代を享受してきた高齢者が、
もっとしっかり世の中を吟じないと
(若者に向かって、声を出して、未来・希望を語りかけないと)といかんのだろう。
(良い格好して好々爺なることも然ることながら、ちょっと苦言を呈することもね)

本来民主主義を守るには、常に闘っていることだと思う。
でなければ民主主義の核たるところを守ることはできないのではないか?
現に今回の衆議院議員総選挙は、選挙する意味・大義はなく、
首相の専権事項で首相が決定して行われたものだ
(そういう見方をすれば、安倍さんはなかなかの戦略家。現に瞬く間に与党圧勝。
有権者はわけわからん選挙と心得てはいるのだが…。)
闘い処を見据えることのできない空回り選挙。
未来の可能性に駆けることもままならないのだ。
それでも一票を投じなければ、主張する権利があやふやになり、大きなツケが回ってくる。
「未来はあなたのもの、誰かに決めてもらうのではなくあなた自身がきめること」、
だから、私は投票に行ってきましたよ。皆さんはどうですか?

扨て一夜明けて…。選挙の投票率は戦後最低52%前後。
どうなんだろう???
しかしながら、未来への希望を託して前に進もう。
世界を見れば、若者世代(特に10代の人たちが)が輝いている。

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流行語大賞:誰が決めるの?

今年の「ユーキャン新語・流行語大賞」が12月1日に発表されたが、
それはなんと!
「集団的自衛権」と「ダメよ~、ダメダメ」の2語でした。
なるほど…??確かに、今年の世相を反映した言葉ではあるけれど…。

「集団的自衛権」は国民的に流行語ということになるのだろうか?
国民の間にそんなに浸透した議論や話題になっていたのだろうか?
集団的自衛権行使への反対が根強くあり、まだまだ解らない憲法上の問題であり、
戦争に巻き込まれる(戦争に参戦する)ことになるやもしれぬ真剣で深刻な問題なのに…?
なかなか納得のいかない大賞ではないかと思うのですが、皆さんはどう思われますか?

年末に行われるこの流行語大賞には、楽しめる娯楽性があり、
「ダメよ~、ダメダメ」などは、
まさに庶民に浸透した笑いが起こる気楽さがあって賑わしい。
不景気感(あるいは閉塞感)が払拭されきらないままに
今年を締めくくり、新しい年を迎えようとしているのに、なのです。

そして、国民的人気俳優:高倉健さんが亡くなられ、
相次いで昭和の一時代を風靡した菅原文太さんが亡くなられました。
さて、この菅原文太さんって、
窮めて「ありのままの自分」に正直って生き方をしていませんか?
優しくってね。
私はあまり、仁義の世界の映画は見ていませんが、「トラック野郎」シリーズものは、
バス旅行などで放映されるビデオを楽しみました。いやな感じではなかったですね。
可愛い一本気な野郎さんでしたね。
奥様もきっとシャイな可愛い文太さんを大好きだったのでは(?と思いますね)
だから彼とともに、彼に寄り添って生きてきたでしょうし、
奥様はとても良きパートナーだったでしょうね。
奥様のメッセージが、毅然としていて、
菅原文太さんを包み込んでいてお優しい。「彼は、小さな種をまいてさりました」と。

「落花は枝に還らず」とも。
されど 枝に残した一粒の実は、種となって土に還っていったじゃありませんか。
「戦争は やっちゃいけない。原発はいらない 原発なくても良い国つくりはできる。
無農薬有機農業を広め 健康に生きよう」などなど、
小さな種を大切に 熱心に真剣に祈りを持って蒔きつづけながら…。

人生の生き方、虚勢を張って無理しないで、結構自然体だけど細やかな神経を注いで、
やっぱし格好よく逝ってしまわれた映画人のお二人に思いを寄せての呟きでした。

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急に寒くなりました

秋から冬にかけての季節、
高齢者は高齢者の健康対策=難治性の医療関連肺炎の予防対策が
公的に積極的に呼びかけられている。
65歳、70歳、75歳、80歳の高齢者に予防ワクチン接種の公的支援である。
私もご多分に漏れず、保健対策課からの連絡で素直に従って接種した。
する・しないは本人の自由ということでもあろうが、
高騰する医療介護費の抑制対策として、高齢者は高齢者なりに、
そのように健康上の自己管理が必要であり、
日常生活を快適に維持することが重要である。

また、小さい子供たちは子供たちで、
A型溶連菌感染に気を付けないといけないそんな季節の到来なのです。
子育て中のお母様方、ご自身の健康に十分気を付け、
子供たちのちょっとした健康上の異常の早期発見に気を付けながら、
寒さ対策をなさってくださいね。

さてさて、宇宙を仰いでみると、寒空の冴えわたりが美しい。
天体望遠鏡を持って星の世界にいざなわれる人は、
どんな目を持っているのだろうか?
どんな脳の働きがあるのだろうか?と不思議に思う。

七夕の時に時に見える天の河は、七夕よりも8月9月がよくみえるというが、
私には空の変化がまったく解らない。
そしてファンタジーの感動がわからない。
天体のトリップ(ファンタジーを感じる)チャンスを捉えることができないでいる。
あんなに空に近い高い山に登って、夜の星降る空を見てきたのに、
恋の夢物語も語り合ったのに、星たちに思いを馳せることは無くチャンスを失ってきた。
それは、ここ3~4年常に感じる無念さでもある。
飽きることの無い羽ばたきができないのだ。
空気と空の繋がりを感じ取ることができない。

ただ、毎日、ベランダに佇みながら、空を眺め空気を吸い自身の呼吸を感じながら、
少しずつ空とお話をしているこの頃、寒くなってきたこの節、
朝早く朝日を眺め雲の流れを追いつつ、お茶をゆっくり口に運びながら、
呼吸を整え空気を感じているこの頃です。

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「霜降」の節、風邪にご用心!!

先日10月23日は、「霜降」と言われあるとおり、
気温は17℃、ガクッと寒くなった。

まさに冬への誘いの節語ではあり、
暦歴からこのような非日常用語で古来の表現に触れ、
季節感を味わうことができ、秋なのである。

その前々日、私の前職場でご一緒させていただいた上司の主催する、
高齢者に優しい約10キロの里山行に参加させていただいた。
60歳~75歳の老男女のご一行様のお通りである。
ほとんどが刈り取られているものの渋柿・甘柿の
朱生りの木がところどころに散見されつつ、
稲穂の頭たわわにしなる田んぼには、
所々で刈り入れた稲の天日干し風景が見られ、
また大がかりではないながらも整然とした棚田のほとりを歩きながら、
名付けて「葦辺のぬくもり」とでも言いましょうか、
そのような大きな郷愁に誘われたものです。

奈良は私の過ごした第2の故郷。
長閑な浪漫の歴史感漂う奈良里は大好きで、
ここに居住を決めた大きな理由でもある。

そして「霜降」の当日は、
急な寒さに警戒しながら参加した48年前の大学時代の同窓会。
ご想像にお任せするが、相当に高齢者の1泊2日の集いでしたから、
話題は最近の健康状態、不都合な生活行動、
鈍くなり始めた頭脳の回転などのご披露から始まり、
とどのつまりは、若かりし20代前半のとびっきり楽しかった
(失敗もしかり、まじめな研究活動でのエピソードや、その頃のひと模様など)
思い出話に、夜の更けるのも構わず、
時には夜風・潮風に上機嫌の体のほてりを冷ましながら娘に戻ったひと時でした。

さてさて、どれもこれも秋のイベントは、嬉し過ぎて楽し過ぎて、
急な寒さにお構いなく過ごしたからでしょうか、
私は風邪っけの重だるさを感じ始め、咽頭痛・鼻汁の軽い症状に、
やや後悔をしながら、早速クリニック受診。
医者先生は、あァ大したことは無いと軽く流してくれましたが、
私は頭が重く体が重だるいのだァ。

温かい水分を丁寧に補給し、遊び疲れの回復を図り、
免疫向上の薬を飲んでおとなしくしている有様。
家で、TVを見ていると、
なんと50歳の磯野貴理子さんが脳梗塞で治療中との報。
脳梗塞は4時間以内の措置が勝負というのですから、早期発見・早期治療が命。

~そこで、早期発見の観察・異常の早期発見のみどころ・気づきどころ~
FASTに沿う観察
F=Face  : 顔の麻痺(左右差の有無)
A=Arm   : 両手の水平位保持、動き、握力(いずれも左右差の有無)
S=Speach: ろれつ(ラリルレロ・パピプペポが不明瞭)
T=Time  : 発症した時刻、急いで搬送・受診
以上、ご参考にしてください。

皆様、季節の変動時は、何かと健康上のトラブルを引き起こしやすいものです。
気を付けてご活躍くださいね。

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華麗なる宇宙の満月とLEDの英知

8日夜の赤銅色になった満月。これをもって皆既月食という。
3年ぶりの神秘現象が、鮮やかに私たちを堪能させてくれた。
むろん、赤銅色を肉眼でみたわけではない。
肉眼的には満月の輪郭を捉えながら黒い陰影が覆っていく。
満月の光から細い三日月の光へとゆっくり移動させながら皆既現象の完成に至る。
この過程を日本中の多くの人々が共有し、貴重な1時間の流れを堪能した。
短くも長くもなく惜しむことの無い素敵な時間であったと思え余韻に浸る。
何度も皆既月食現象についての説明が繰り返されていたので、知識を承知しつつも、
いざ!満月が現れると、これから始まる現象の論理など吹っ飛び(?)、
天体の華麗なる現象に、静かなる感動のため息がたなびいていた(に違いない)。

註:皆既月食は、見かけ上、太陽よりも月の方が大きい場合に起こり、
太陽の全面が月におおわれる。太陽・地球・月が一直線に並び、
月が地球の影に覆われる=実際は太陽を覆った黒い月=という現象
(参照:中学理科辞典、恩藤知典 編著、受験研究社刊)

その前日7日、ノーベル物理学賞は日本人3人の学者に決まった。
世界が認めた青色LED・科学の光明となる
青色発光ダイオード(LED)の平和的技術の開発で、
科学技術が人類に果たした光の平和的な開発に
貢献したことに対する受賞であると言えそうだが、
3人の学者は、
名城大終身教授:赤崎 勇、
名古屋大教授:天野 浩、
カリフォルニア大教授:中村 修二の各氏。

TVなどでお見かけする限り、陽気で爽やか、
3者3様の秘めた情熱のオーラを感じる(人物のモチベーションが面白い)。
LEDの詳細は解らないが、
【青色LEDが重要なわけは、三原色(赤・緑・青)で「白い光」を
実現させたということであるが、3氏は最もエネルギーが必要な青色を
生み出す素材が見つからなかった課題を追い続け、
窒化ガリウムを使って青色を出す半導体の開発に貢献。
青色の登場で光の3原則がそろい、白を含めたあらゆる色を出せるようになった。】
(【】内は、9日付毎日新聞記事引用)

「光」に因んだニュースの心地よさで思い出すが、
安倍総理は「すべての女性が輝く社会つくり」を打ち出し、
企業に対して数値目標を提起した。
政府主導の後押しがなければ、女性の社会進出は進まないのは寂しいけれど、
ようやく光の当たりにくい硬直した社会分野に光明を導かれることになるのだ。
(ただ、安倍総理の美辞表現は、いつも真実味が感じられないが)。

世の女性たちは、政治の後押しに今こそ奮起して、
持続的な努力と情熱で有効な光輝く実現にむけ
職場進出への挑戦をしていくべきだと思う。

それにしても社会貢献を地道に実践している方々に目がとまる。
NPO法人を設立して、政治の手が届かない
社会問題を担ってのNPO活動は、女性が4割も占めているという。
いつか実を結び光り輝く時が来て、継続性のあるつなぎを可能にしていけば、
未来に輝き、誰もが愛でる光となるのではと期待が膨らむ。
(それをもって社会的遺産とでも名付けようか)。

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「高齢である」をしかと知る!恥ずかしがらずに!ためらわずに!

60歳還暦を迎える、という響きには、
何かしら当事者自身も周辺も華やいでいるように思われ、
お祝いごとの行事も抵抗なく滞りなく
済ませることができるものなんだなあという気がする。

さて、それからの5年、10年というのは、時間通過が速くて敵わない。
要するに健康年齢という概念を思い切り体に感じながら過ごしているのだ。

実際、おしゃべりは緩慢な流れになり、声は張りあがっている。
場の空間の広さや、雑談する人たちと
どのくらいの距離間で話しているのかにはお構いなく、
自分が聞きやすい出しやすい音量でもって始まる。

気持ちの中にはまだまだしっかり人に迷惑をかけないマナー基準を持っていて、
体裁よく身構えて行動しているのだけれど、
どうにもこうにも複数の音が重なり合ってくるとボリュームアップさせているのだ。

近頃息子は、私と一緒に出掛けると、私の歩き方や姿勢を観察したり、
私が左右前後に行き交う人々への気配りを観察したりして、
「わァすごい!お母さん、平衡感覚すごいね」と褒められたり、
「お母さん!急に立ち止まると後ろから来ている人が
急に避けることできないから、気を付けないとお互いに危ないよ」
と注意されたりもする。

息子の辛辣な注意に、時々は腹を立てて抵抗をするのだが、
息子は、私が老けていかないよう、認知度を維持しつづけるようにと
刺激をしているのだという。ありがたい話と受け止めるべしかな?

ま、家族とあるいは親しい友人たちと、忌憚なく喜怒哀楽を表現し合って
日々を過ごせればいいのだな、と思うこの頃ではある。
一つ一つの活動を終えて一段落してみると、
結構なエネルギーを消費しているので疲れを感じるが、実際疲れやすくなってきている。
やれやれと一休みをしたくなって、動作緩慢にゆっくりとお茶を飲む。
一つ一つの活動の区切りをつけながら(否、区切りをつけながらでないと、
次の行動に移っていけないというパターンになっている)、
あァ楽しかった!あァ嫌な時間だった!あァあの人は素敵な人だった!
やれ、きれいなお花だの、おいしいお食事だっただの…
いろいろ思いつくままに味わいつつお茶を飲む。

区切りをつけて次の行動に入るまでの間合いを感じながら、
穏やかに緩やかにスイッチが入るという仕組みになってきている。

このように書いてみると、いかにも元気のない高齢者の域に
踏み込んでいくかのように思われるでしょうが、そうではなく、
「高齢である」をしかと心得ていっているのであって、ゆるゆると、
高齢を受け入れて健康的に時間を大切に使って、
結構、安全に人に迷惑をかけぬよう、恥ずかしがらずに、
ためらわずに生きようとしているのだと解ってほしい。

医療介護の現場に入院・入所する高齢の方々は、認知の症状や難聴、動作緩慢、
視力が弱いなどなど、加齢に伴う症状をいろいろと持っている方が多いと思います。
医療介護の従事は、やはり環境を整えて、
コミュニケーションをしっかりとる配慮をしてくださいね。

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近ごろ「醤油の進化」物がたり

既に皆さんはお分かりでしょうが…。
マーケット調味料売り場に行くと、
なんとまあ大小さまざまのみならず、メーカー乱立、
新商品の並んでいることしきり。
今や全国で100種類以上も作られているというのだから恐るべし否驚くべし。
美味しさ艶めかしくいろいろ進化しているのである。

醤油は、古来より「香り」が勝負どころ。
日本の醤油の始まりは、中国から伝わった調味料
「穀醤(こくびしお)」からといわれる。
この「穀醤」は液体ではなく金山寺味噌のようなものという。
この「穀醤」の底に溜まった汁が醤油のもとになったが、
盛んに作られるようになったのは、
16世紀室町時代末期のころというのだから、大した日本の文化だ。
紀州湯浅の穀のある“たまり醤油”は有名であるが、
金山寺味噌の製法が伝わった後、たまり醤油を作るようになったと。
紀州湯浅は和歌山県なのだが、私は和歌山県者。
小学生のころ器楽演奏交流会で訪れたことがあるという認識以外は
何も興味持つことはなく過ごし、親戚・友人が時折、
湯浅の醤油や金山寺味噌をお土産にくれていたのを思い出す。
金山寺味噌は、和歌山県人なら好きな人が多いだろう。
県内の家庭でよく作られてもいたのだから。

現代の醤油つくりの基本は、蒸した大豆と炒った砕き小麦を混ぜ、
麹、塩水を加えて発酵させ、できた諸味を絞って「生醤油」となるが、
昔から各地で作られてきた醤油は、地域により味や歴史に違いがある。
というのはもう広く知られている。
どこの産であれ、日本の醤油は、
かぐわしく(香しく、芳しく)なくてはならない調味料。
温かい幸せを呼び覚ましてくれる。
そして、代表的な醤油は5種類あるが、皆さん知っているのではなかろうか?
濃口、淡口、溜まり、白、それと再仕込(これは私知りませんでした)。

ところが近ごろの醤油は、次々に生まれ進化しているのだ。
ちょっと連ねてみましょうか。様々なタイプの醤油たちが並んでいますよ。
たまごかけご飯専用醤油、アイスクリームにかける醤油、ヨーグルトにかける醤油、
しょっつる(秋田の魚醤)、いしる(能登の魚醤)、鮭醤油(魚醤と醤油の中間)、
カキ醤油、燻製醤油(フレーバー醤油)、ジュレ醤油・ジュレポン酢、
スプレー醤油、フルーツ醤油、などなど。

要するに今や醤油は、続々と発売されるニューウエーブ商品。
より上手に使うことで醤油の世界は広がっていくのだ。

看護のスキルにも、古来からの歴史的な温かみがあり、
研究が重ねられてニュースキルなる技・理論が開発されている。
その場にあうスキルを上手に使って看護力をアップしよう。

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緊急災害対策

広島の土砂災害で亡くなられた方、被害にあわれた方々、
心よりお見舞い申し上げます。

広島の土砂災害は、時速40キロスピードの表層崩壊による土石流であったと。
一般的には、時速20~40キロとされているそうだが、
傾斜20~28度の急斜面590メートルを一気に駆け下り、
10トン近くの巨大な岩を運びながら住宅地に侵入したらしい。
とにかくアパートがそっくり1棟流失するという被害である。
このように書いてみても、迫力のある伝え方にならずもどかしいが、
あれから1週間たった今なお、流されるニュースは惨害の状況。
死者71名、不明者11名というから
現場の救出捜査も困難を極めているのは確かなのだ。

現地の被災された方々は気丈に後片付けをしているが、
その姿は打ちのめされた姿ではなく、
昨日まで同じ地域で暮らしあった人々への鎮魂と希望の祈りを込めて、
冷静にこの時と向かい合っておられるようで胸が痛い。

救援のボランティア活動を目指して、
被災の初日から広島にやってきた方々は多いということだけれど、
現実は人手がほしいのに、人手を現地に案内したり状況を説明したり、
待機していただく設備が整わなかったり、
仕事割を指示したりする人がいないなどなど、
受け入れる体制にないということで、制限されているようだ。
ボランティアの支援がなければ、復興作業は捗らないどころか、
大きな問題を残していくことは明らかなことなのに、
いざ 被災!という状況に、ボランティアの方々を指揮する仕組みというか、
そこそこの地域にそうした災害ボランティアリーダー(?)が備えられていない。

看護・介護の現場に働く私たちは、
施設(組織)の災害救援対策・災害時救急看護なるマニュアルが
何らかの形で設置されていると思われるが、
これほど頻繁に災害が引き起こされている現状を受け止めて、
現場で働く責務として、今一度見直し、
確認などしておくことも必要ではなかろうか。

そんなことを考えながら、ニュースを見聞しているのですが、
私の緊急災害対策のレベルは直ちに有効なものと、考えているわけではない。
本当は、私はどんな行動をしてしまうのだろうかと、不安なのである。

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何事も未曾有がつくこの頃:怪しげな台風のあとに

山極寿一さんは、京都大学霊長類学研究科教授でいらっしゃる。
次期(2014年10月)、京大総長に決まっており
6年間の任期を務められる(ことになっている)。
初の戦後生まれの総長誕生だということだから、
団塊の世代ということでもある。

同教授は、私たちにはゴリラ研究の第一人者として有名であり、
ユニークなお人柄に好感を持つ方が多いのではないだろうか。
彼は、毎日新聞の「時代の風」日曜日を担当されており、
いつも含蓄のある一文を投稿されていて、私はこのコラム欄のファンでもある。

最近、台風情報は被害規模の大きさが予測されての警報に近い。
そのためだろうか?全国あちこちの情報を丁寧に見る癖がついてきている。
今までとは異なる台風や集中豪雨のありようは、やはり悲惨である。
被害にあわなかった者にしては遠巻きにして悲しみを想像しながら
わが身の安全を噛みしめるのだけれど、
他人事の域を出て感じることができているだろうか?
もっと根源的な物の見方をしてみる必要があるように思われるのだ。
自然のしくみというか、自然がもたらす恩恵や悲惨に対しての尊厳を
語れる方々にお目にかかりたい思いが膨らむがために、
今日のブログ展開となったかな?

山極教授の日曜「時代の風」は、私に一石を投じる感動を与えてくれ、
謙虚な気持ちに満たされる。
前述したテーマに沿っているわけではないが、
そこから始まるという感じを持って紹介してみます。
自然界の豊かな生命のいとなみが主題となる一文を抜粋しています。
強烈なメッセージが届けられていると思いませんか?

(前略)…今度は人間を超えて生きル作法に目を向けてほしい。
…限りなく生活領域を広げている私たちには、
他の生物とともに生きる方策が必要だからである。
熱帯雨林で暮らすゴリラをみると、
母性の強さとあっさりとした子離れに感心することがある。
派手な身振りでメスに求愛するオスも、
決して強制的にメスを意のままにすることはない。
そして他の生物たちと見事に調和した生活を営んでいる。
そこには自然の作法とでもいうようなエチケットが存在する。
私たちは昔から人間だったわけではなく、
つい最近まで多くの生物に囲まれて生きてきた。…(後略)

さて皆さん!
今年もまたお盆がやってまいりました。
それぞれの郷里に帰られてお墓参りを済ませるのも
私たちの心の置き方によき影響を与えてくれるのではないかな?
暑さに参っているこの時期、お墓を引き合わせにして、
集う人々と涼をとってみるのもいいでしょうね。

よき夏休みをお過ごしください。

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