人への関心

看護師のお仕事は、きつくてしんどい!!
それは確かにそうなのだ。
マイナーな心理状況に陥りやすいのである。
ところが、そのマイナー心理を吹き飛ばしてくれるのもまた
看護師のお仕事であるゆえ、なんとも悩ましい。
この辺の主なる影響要因は一言でいえば、人間関係といえそうだ。

看護は人を対象にした、自己の持てる能力の限りを問われる仕事であると認識しているからこそ、
能力開発に繋がる知識の習得、最新医療情報の収集、新しい医療看護技術の習得などなど
精を出して能力進化を図るけれど、やっぱりその努力はどこかで承認されたいよね。
何となくすれ違う関係性っていうのは、パワーテンションが下がるよね。

看護師さんは優しくて親切で…は大切なことではあるけれど、
情緒的な側面の提供だけでは済まされない。
患者さんに寄り添う関係性のスキルアップを常に努力しているけど、
どこか読み違っているのだろう、暗黙のうちに不足のスキルを求められているのがわかると、
読み取れたときのショックは苦しい。
患者さんからだけではない。
先輩後輩、上司などなど、すぐそばに寄り添いあう関係のすべての人が対象だ。

考えてみるとちょっと重くなるけれど、
看護師は人への関心を持つことから始まるんだから
これは覚悟しなきゃ、看護師を続けられないよね。

私たち看護師は
「病める多くの人たちに出会おう!」
そして、
「命を生きる知恵を紡ごう!」
って、シュプレヒコールはどうだろうか?

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ノンちゃん

投稿者: ノンちゃん

大阪・住友病院で教育担当副部長を経まして、系列看護学校の副学長を歴任。その後、活躍の場を他の総合病院に移し、看護部長として就任いたしました。現在はワークステーションで登録スタッフの方の相談役として、様々なアドバイスを行なっております。長年の臨床経験・指導経験を元に得た知識を、皆さんにお伝えできればと思います。