コロナ感染症の勢いは、昨年2020年の始めより収まるどころか、何波にも押し寄せて拡大の一途をたどるばかり。一国の問題ではなく、世界はグローバル化しており、何処にでも自由に、短時間で往来できる世の中になった以上、あっという間に、世界中に感染拡大しました。(1月12日現在、世界のコロナ感染症の累計発生状況は約9千万人=WHO発表)
勢いづくコロナ感染症対策は、WHOと言えども現時点では打ち出せず、世界の自由で短時間に往来できる状況は、患者が自覚しないまま、あっという間の短時間でウイルスの感染拡大を招いているようです。各国の対策が自国第一主義の流れを拡散し、協力、協調してコロナ対策に取り組むという環境のコンセンサスシップが困難になってきているのでは?と思われる。WHOも課題解決がなかなか難しく、役割の存在感が、世界の中に霞んでいるようにさえ思えます。
感染症の医療上の対策は、ワクチン開発が重要であり、各国の研究機関は、新型コロナワクチン開発を急いでいる。
私達は、ワクチン開発には10年はかかる、開発が如何に困難な過程を通らないといけないか聞かされていたが、昨年末頃には、2社ほどの開発成功→ワクチン実用化へのビッグニュースが流れ、世界の政治家・要人たちが積極的にワクチンの投与を受けている。
接種者数は順次に増加しているようですが、1月10日、ワクチン接種の1回目実施が進む英米は、英国:12月8日~1月3日まで129万3643人、米国:12月14日~23日まで189万3360人という接種者数で、引き続き実施継続しているようです。
始まってまだ日が浅いため、副作用、アナフィラキシーなどを恐れて、安全性を見極めてから…と様子見する人もいるようです。現在、コロナワクチンのアナフィラキシー発生者数は、英国で2人、米国で21人ということで経過しているという事です。ちなみに、インフルエンザワクチンの安全性は、アナフィラキシー副作用率は100万回中1.3件で、高い安全性が示されています。
さて、今、日本に於いて、外国で製造されたワクチンが届けられたら、あなたなら積極的にワクチン接種をしますか?もう少し様子見をしますか?拒否しますか?
ところで、感染を防ぐには「ソーシャルディスタンスを取りましょう」と、その必要性が唱えられてきました。この言葉の意味は、社会的距離 という意味であり、人間は社会の中でこそ生きていけるもの。他人との間に「社会的距離」を取り続けるのは、寂しくてつらい。ここは、「フィジカルディスタンス」=物理的距離を使うようにしましょうと。物理的距離は離れていても、社会的距離「心の距離」は離れない。そんな生き方を心がけようではありませんか!と。
長期にわたる新型コロナ感染で大きく変わろうとしている社会のしくみの中で、私達自身のこれからの課題(働き方、生き方)提言と受け止め書き置きました。(毎日新聞 15面、旬なトピック 池上 彰氏の文章からの要約)