いまさらですが ~パンダは、何ゆえにこんなに可愛いの?……。~

表題は、「世界が共有する謎」ということですが、考えてみれば今さらいうことでもない話です。なのですが、何度見ても見飽きない可愛さは、もう参りますわよね。

そこで、その可愛らしさの理由ですが、パンダは、生涯(大人になっても)赤ちゃん体型であるということ。頭部が大きく丸顔の赤ちゃん体型だけでなく、身体全体が丸形で角がなく、柔らかくて前足が内股という3拍子揃えば、仕草を可愛らしく感じさせる体型になりますわ。
そして、顔づくりの小道具の位置は、目の周りが黒く垂れ目、目鼻が下の方にググッと集まり口元が締まっている、となれば、こんな魅力顔になるものだ!

殊に木登りしてじゃれる姿は、身体の柔らかさが好都合になっているっていうのが、よく解りますよね。木からずり落ちても、ドジなとぼけ顔を見れば、これがまた魅力になるのだからどうしようもない。

パンダは、クマの仲間。肉食のクマと違って竹を主食としているのはご存じのとおり。

パンダにとっての竹の功名巡りを言うならば、竹は、固くて噛む力が必要になる。⇒顎を動かす筋肉が、顔の周りからこめかみ頭頂部まで、発達する。⇒顔を取り囲む様に筋肉が発達することで、結果的にパンダの頭が大きくなり丸顔になる。ということです。

パンダの語源はネパール語で「竹を食べる者」=「ネガリポンヤ」⇒「ポンヤ」⇒「パンダ」 となっているらしい。

野生パンダの寿命は15~20年程度。人間でいうなら、114歳くらいという。

天敵や餌の競争を避けて、中国の山岳地帯の奥地を生息の場とした。豊かな食を確保しにくいが、そこで生きるために獲得したのが、冬でも枯れず、1年を通して豊富に得ることができる竹、笹。10時間以上に渡り、約20㎏食べて生きているのだ。

硬くて消化の悪い竹・笹を実はパンダは、竹を食べるには向いていないという事なのに…。(以上のパンダ情報は、インターネット情報を参照して要約したのですが)

 

パンダは、争いを好まない平和な動物でもあり、パンダの習性は、容姿に合致して可愛く可笑しみあり、その愛おしさが、もうしっかりと単純に定着してしまっている。
パンダは野生の動物と改めて思い直せば、野性なる粗野な部分はどうなのよと思う。野生のパンダの本能は、怒ったり、危険を感じた場合には身を守るために攻撃をする、ということもあるようです。そのように知れば、何かしら日本のパンダを見る限り、獰猛さを知らないだけにふっと哀しみが湧き上がってもくる。

パンダの生息地は、中国の山奥。絶滅の危機に瀕した頃から、中国はパンダ保護観察センターで繁殖に力を入れ、やがて野生に帰す活動に力を入れているのは、私たちの知る所だ。2016年には、生息地の保全活動により、絶滅危惧種から引き下げられていて、一応の成果を出しているけれど、ジャイアントパンダの未来は必ずしも明るくないと言われており、林野の開発による影響、その他多くの課題が残されているようです。

今年は、クマの出没で色々被害が多く出ているニュースがありましたし、野生の猿やイノシシ、シカなどによる田畑の作物被害ニュースが多くありました。野性の動物でなくとも、猫や犬の飼い主による虐待や、野良猫犬への殺傷問題が、数多くニュースに流れました。

 

人間世界でも、価値観の多様性への在り方が、多く問われています。
動物・人間を問わず、生きる者への共存意識、協働意識、等々英知をもって、地球的に宇宙的に大らかに生きる旅の目的を、しっかり持っておくことがより大切になってきているのを覚えるこの頃です。

 

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ノンちゃん

投稿者: ノンちゃん

大阪・住友病院で教育担当副部長を経まして、系列看護学校の副学長を歴任。その後、活躍の場を他の総合病院に移し、看護部長として就任いたしました。現在はワークステーションで登録スタッフの方の相談役として、様々なアドバイスを行なっております。長年の臨床経験・指導経験を元に得た知識を、皆さんにお伝えできればと思います。