フリージアの花言葉をご存知ですか?
我がベランダのプランターで、フリージアを育てているのですが(と申せば格好いい弁明でして、実は植えっぱなしの一番楽な見守りをしている次第です)
店頭には、お正月花として、既に早くから咲揃えられていますが、我が家の植えっぱなしの黄色いフリージアは、まだまだ蕾が固いですわ。
さてこのフリージアの花言葉、ネット検索で知り得たのですが、花の色で意味が変わるとか。黄・白・赤・紫の4色があり、我が家の花色は黄色。ま、よく目にする色ではないでしょうか?親しみがあって明るくてフリージアらしいでしょ?
全般の花言葉は、あどけなさ、純潔、親愛の情、と紹介されていますが、それって全く私のことではないかしら?と、ほくそ笑みながら、まもなく咲き始めるであろうベランダの蕾フリージアに親愛の微笑みを送った次第です。この花育ては、一番無難で、私でも育てられるとの従弟の妻さんが、種分けしてくださったもので、確かにもう3年になりますから、私にも育てることができますよって言えるかと。
色別に花言葉を紹介しますと、
黄:無邪気さ
白:あどけなさ
赤:純潔
紫:憧れ
とのこと。
花の名前の由来は、原産地は南アフリカに咲く花で、デンマークの植物学者エクロンが、親友のドイツ人医師フレーゼ(Freese)に献名して名付けられたとの由来が載っておりました。
さて、話の景色は変わりますが、ユニセフでは、5年前(2014年)から、乳幼児期の子供の発達の大切さを訴える(Early Childhood Development=ECD)世界キャンペーンが展開されていますね。胎児期から小学校に就学するまでの体験が、その後の健康や精神的な幸福、学習能力、さらには収入にまで影響することが明らかになってきており、脳科学や心理学、経済学などの各分野の研究がなされているということです。
ユニセフが抱える課題から眺めてみているわけですが、極度の貧困や発育阻害のために、生まれ持った能力を十分に活かすことができないリスクに直面している子供たちの状況は、胎児から小学校就学前までの、このとりどりの花を咲かせうる能力が実を結ぶことなく、非効果的影響を受けていることに、哀しい現実の悲愴を感じますね。
世界的に出生人口が減少傾向になりつつありますが、この世に生まれてきた赤ちゃんの命。色々な多くの赤ちゃんの笑顔から、私達の笑顔が引き出されるというこの循環作用は、愛おしさと明るさと強さをもらっているという強力なエネルギーは、今さら言う事ではないですが、未来に花開く多様性の幼き命を、改めて眺めてみれば、色とりどり(子供は多様的に花開く未来性を持っている…と私は思うわけです)の愛であえる刺激は、色とりどりの豊かさに刺激されての楽しみがあり、健康的であることも自明の認識です。
以下に、参考として、2014年ユニセフが主催した「神経科学シンポジウム」報告書より、脳の発達、七つの事実に関して、引用しています。
『はじめが肝心 - 脳の発達、七つの事実
- 人の脳には、860億個のニューロンと、それをつなぐ1000兆個のシナプスがあります。
- 乳幼児期、シナプスを経由し、ニューロン同士が毎秒700~1000個という驚異的スピードで接続していきます。
- 脳の重量の87%は、こうして三歳までに出来上がります。
- 三歳の脳は、大人の2倍、活発に動いています。
- 乳幼児の子どものエネルギーの大半(50%~75%)は、脳の発達のために使われています。
- 人は、「脳の可塑性」(外的な刺激や環境の変化に応じてニューロンの働きを最適化する力)が高かったゆえに、生命の歴史の中で進化を遂げ、現在に至っています。
- そしてこの可塑性は、七歳までに半減してしまいます。
だから - はじめが肝心』
日本の深刻で社会的な児童虐待問題は、このような紙面で論じ難き問題です。ユニセフが直面している課題(リスクに直面している児童の状況)は、貧困がもたらす状況ですが、日本の場合、養育・教育の貧困とでも捉えて良いでしょうか。
子どもたちが其々の親御さんの持つ感性で豊かに育てられ、また社会に在っては、いろんな子供たちと共存して生きあえる(生まれ持っている子ども達それぞれの能力を十分に発揮できる)環境が、とにかく社会的綻びが見つかったその時から、整えられていけるよう私たちの目線が鋭くあり続けるのが大事ですね。