遅くなりましたが…歯のはなし

6月は、6月4日の語呂合わせにちなんで、
ムシ歯の予防週間キャンペーンは浸透してきていて、
なかなか効果ありの良き状態になってきている(という)。

私は小さい頃より、何故か虫歯菌に大いに見込まれ
(というのは、甘いものをそんなにのべつくまなく食べさせてもらったわけではなく、
むしろ、ささやかな食べ物による栄養不足による
虫歯菌のお見舞い(付着)ということだろうか?
あるいは小学校、中学校時代の活動が活発過ぎて
(器械体操なんかやらかして、大きな転倒による前歯2本損傷)するなど、
それがきっかけで歯医者さん通いは、しょっちゅうのことで、
治療に治療がかさんでくる悪循環。というこっぴどい逸話の持ち主。

厚生労働省の発表によると、80歳で自分の歯が20本以上ある人の割合が、
昨年初めて半数を超えたのだという。
80歳でも、いれ歯無しでほとんどの物が食べられるということだ。うらやましいね。
昔人にとっては、虫歯は深刻な病気。あの治療時の痛み、痛みを強調する頭に食い込む
いや~な音、何かにつけても不愉快極まり、次回予約しても、
痛み治まれば願わくば行きたくない。
理由をつけては放置するということは結構あったに違いない。

予防効果をもたらした流れとしては、1993年には1割程度だったが、
2005年には4分の1近くになり、そして今回5割を上回ったと。
急増分析の要点は、歯磨き粉の成分改良、1日複数回歯磨きする高齢者の増加ということだが、
その普及の原動力はやはり積極的な予防教育、予防活動にあると思う。
TVによる予防医学の知識の普及は、具体的で解りやすくその効果性は大と言わざるを得ない。
現に、歯科衛生士さんたちは「テレビよありがとう」と言っているのだから。

「歯周病は万病の元」なる原因解明できたキャンペーン効果は、
高齢者に徳・得をもたらし、日本国医療費の高騰抑制にも貢献していることになるのでしょう。
私は、残り少なくなった歯を、インプラントの施術を受けて健康維持を図っている。
定期的な丁寧なメンテナンスは、自己負担もままならないが、
口腔内の清潔保持、異常の早期発見・治療と順調で、健康感が気持ち良い。

皆さん!健康をより効果的に維持できるのであれば、歯のケアを軽んじることなく、
気を配ることで、入れ歯と縁のない徳を積んでいきましょう。

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ノンちゃん

投稿者: ノンちゃん

大阪・住友病院で教育担当副部長を経まして、系列看護学校の副学長を歴任。その後、活躍の場を他の総合病院に移し、看護部長として就任いたしました。現在はワークステーションで登録スタッフの方の相談役として、様々なアドバイスを行なっております。長年の臨床経験・指導経験を元に得た知識を、皆さんにお伝えできればと思います。