大阪で作られている金平糖ってご存知でした?
そりゃあまあ日本古来?の和菓子だからねえ。あるにはあるはずよね?
だけど、どこでどのように作られているのかしらン?
それはね、大阪は八尾市に金平糖工場があるンですって!!驚きでしょ?
私は時々京都に行けば京菓子店に立ち寄るんだけど、
そこでは必ず金平糖が並んでるからてっきり京都のお手の物菓子かと思っていましたね。
なにしろ可愛らしく小さな袋(小箱)に納まっていて、どうか私たちを買ってください、
美味しくって踊りだしますよ。なんてね、賑やかに愛嬌を発信しているんですよね。
チャイコフスキーの“くるみ割り人形”のなかで金平糖の精の踊りは、
万華鏡のように展開して楽しめる。音楽もまたコケティッシュで楽しい。
金平糖って世界的なグローバルなお菓子なんだ。さてどうなんだろう?
私の受け売り豆知識でご紹介しますれば、こうなんです。
「KONPEITOU」ってポルトガル語が語源らしい。
16世紀半ばにポルトガル人が持ち込んだ「南蛮渡来」=Confeito砂糖菓子。
私が、「Konpeitou」ってローマ字で書きましたが、
実際の語感は柔らかく、まさに金平糖の食感というべきか?
小さなお菓子にも、由来からして歴史や文化がちゃんとあって、
日本古来のお菓子ではないにしても大衆に支持され、時代背景も共通している。
常に闘い(戦争)の背景が世の中の物資源を貧しくしていて、
疲れを癒す「甘き味」の資源が乏しい時代ではなかったろうか。
僅かに優しい砂糖の甘さ、小さな飴、口に入れれば柔らかく溶け、まさに心は躍る。
それにしても、あの金平糖のイガイガ角はどうして作られるのか?
かつてTVで、金平糖のできるまでの特集が放映されていてみたことがあるのですが、
詳細はほとんど忘れていてぼんやり説明のつけようのない映像がのこっている。
しかしまあ、あんなに小さな角角の技術力というか、職人の技に驚いてしまう。
近代化した工場の中で、機械が大量生産してくれるというが、
それ[機械化]を考案したのが、大阪人なのだと。
特許を買い取り量産を始めたのも大阪人の商売魂(??)ながら
金平糖に魅せられ、金平糖のできる過程の苦労(繊細な手間)、
角が成長していく面白さは夢を奏でているようで、
これが手放しがたき金平糖作りの低力になっているのでしょうか。
日本の金平糖に込められた魂、それは剥きつけてくる主張ではなく、やわらかき色4色。
日本の四季を表しているそうな。
ピンク=さくら、黄緑=青葉、黄色=もみじ、白=雪
と説明を受ければ、改めて愛おしき金平糖ではないでしょうか?
「育てる」ことは、人知れぬ長き苦難を伴い捨てきれぬ夢・願いに支えられて、
愛おしき魂が込められながら世に送り出すこと。
その先には、人々に喜ばれ愛される連鎖が生まれ、歴史を作り、
小(大)宇宙を創っていくことにもなって地球の再生力がなされていくのでは?