我が家の夏対策として、7月初旬だったか、
従弟の妻さんから譲り受けた“ゴーヤ”の苗2本をベランダのガラス戸に沿わせて、
涼を呼ぶグリーンカーテンにしつらえて、育てることにした。
土はわざわざ買うことをしないで、在りあわせの腐葉土と古土と
それを再生させる培養土と石灰などを織り交ぜてこしらえ、そこに植えた。
毎朝、定番に水をやりはしたけれど、なよなよしく生育していくではありませんか。
これでは、あのゴツゴツしく逞しいゴーヤは出来ぬではないかと、
その妻さんに相談したら「範子さんの土では、栄養失調になるんじゃないの?」と
素気無くやり返されたものの、今さらどうしようもなく、そのまま水やりを続けてみた。
なんと!グリーンカーテンは順調な仕上がりになって、
ゴーヤの可愛い黄色い花もたくさん咲き始め、
少し花芽を摘みながら、実なる姿を追い求めるようにもなった。
ところが、この8月も終わろうかという時まで、一向に実の結実らしきものは見当たらず、
黄色い花は色あせて、ベランダに散らかっているばかり。
近くに住む従弟宅を訪れ、妻さんに「ぜんぜ~ン我が家のゴーヤは生ってくれない」と報告すれば、
「今年は暑すぎて実が生りにくいらしい。なってもほら!
こんなに小さい小さい実にしかならないんよ。西日に当たるのがいかんのかしら?
あんなに栄養のきいた土盛りにしてるのに。立派な葉に育ちすぎたのかなあ。
黄色い花咲けばもっと実がなるもんじゃないのかねエ」と。
従弟の家のグリーンカーテンは我が家の2倍ほどの広さにしつらえているが、
勢いのある太目の枝に伸びていても、ゴーヤは僅かに3~4個しか見つからない。
しかも熟れ時なのに10㎝そこそこの大きさ。へエ~っ!こんなに不作なの?なんて夏かしら?
野菜育てのノウハウをきちんと学んでおかないで、自己流に育て始めた非を詫びることなく、
恐れ入りました。グリーンカーテンの涼に感謝しないで、実の不作を嘆いて文句言うとは!
わが心の浅ましさに、否!お互いの浅ましき会話のやりとりに、はっと顔を見合わせ
「なんちゅう会話してんのかねエ我々は~」と、苦笑い。
この夏の暑さには参りました。
わが身は萎え衰え、高齢の猫(Qちゃん)もか細い声に足腰の衰え著しく、
高齢猫の特徴でもある(らしい)甲状腺機能亢進による
心臓への影響もあり弱体化しているんですから。
皆さんはいかがですか?
とにかく今夏の暑さは、健康へのストレス影響が強かったはず。
少しは涼しくなってきたこの頃、
健康回復への気概を持って、元気を取り戻していきましょう!!
でも同時期に植えたオクラは、ビンビンと育ち、黄色い花から実が生っているんですよ。