ペコロスは小玉ねぎの愛称

『ペコロスの母に会いに行く』

このマンガ本が実に泣けて笑えて切なく、
身近に響く漫画だから是非一度読むべしと。

既にリタイアして久しい真面目女史からの熱心な勧めに、
早速、最寄の本屋に出向いた。…Zzzz~…!!
「売り切れてお取り寄せしないとありませんがどういたしましょう?」の声に
「ありがとう」と手を振って店を出て、運動がてら軽快な歩きを心がけて大型書店へ・・・。

入り口に用意されているPCで在庫状況を調べたら「現在15冊在庫あり」。
書庫場所は、大きな店内の医学書関連の壁側書棚、と表示してあり、
大きな店内を目通りさせて目的の場所付近に直行。

ところが、付近までくると灯台下暗しっていうのか、
「医学書関連の何処を探せばいいのよォ?」と急にショボケてしまい、
近くで仕事していた女店員さんに助けを請うて仕入れた次第。


まあぁ!
最初からはまりましたねえ。
(4コマ漫画のセンスってのか、ユーモアの粋ってのか・・・)


ところで「ペコロス」って何?何故?
余談を追加するならば、ペコロスとは小玉ねぎ、プチオニオンのことで、
3~4cmほどの大きさで、料理のシチューや
ポトフジャーマンポテトを思い出すと誰もが「あぁ~」と解るもの。
ただ、それをペコロスというのは如何にや?
名称は、日本独特のもので由来は不明らしい。

本題に戻って、「ペコロス」って誰のこと?
それは作者自身がつけた愛称とのこと。
慈愛に満ちた愛称だよね。(ペコロスではなく大玉ねぎ頭に思うのだけれど)
愛すべき優しい我が息子の感触は、可愛い小玉ねぎ=ペコロスのハゲ頭。

緩やかに進む認知症の母親へのまなざしが、
人の生業の巡りというか輪廻性というか、
母の記憶の行き先がこの世にいない人々への交わりであり、
限りなく慎ましやかに夫と娘への思い。
私たちが忘れかけていた記憶を呼び覚ましてくれ、
人間回復へと導かれるような、
ゆったりとほっこりと沁み入る可笑しさを味わうのです。

認知症の母は、可愛い幸せの持ち主であり、その持ち主に、
「ボケるとも 悪か事ばかりじゃなかかもしれん」と言わせている作者の
イマジネーションとユ-モアが「これもまた確かな介護の形」として
認知させてくれるのです。

お勧めです。

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ノンちゃん

投稿者: ノンちゃん

大阪・住友病院で教育担当副部長を経まして、系列看護学校の副学長を歴任。その後、活躍の場を他の総合病院に移し、看護部長として就任いたしました。現在はワークステーションで登録スタッフの方の相談役として、様々なアドバイスを行なっております。長年の臨床経験・指導経験を元に得た知識を、皆さんにお伝えできればと思います。