今年の「ユーキャン新語・流行語大賞」が12月1日に発表されたが、
それはなんと!
「集団的自衛権」と「ダメよ~、ダメダメ」の2語でした。
なるほど…??確かに、今年の世相を反映した言葉ではあるけれど…。
「集団的自衛権」は国民的に流行語ということになるのだろうか?
国民の間にそんなに浸透した議論や話題になっていたのだろうか?
集団的自衛権行使への反対が根強くあり、まだまだ解らない憲法上の問題であり、
戦争に巻き込まれる(戦争に参戦する)ことになるやもしれぬ真剣で深刻な問題なのに…?
なかなか納得のいかない大賞ではないかと思うのですが、皆さんはどう思われますか?
年末に行われるこの流行語大賞には、楽しめる娯楽性があり、
「ダメよ~、ダメダメ」などは、
まさに庶民に浸透した笑いが起こる気楽さがあって賑わしい。
不景気感(あるいは閉塞感)が払拭されきらないままに
今年を締めくくり、新しい年を迎えようとしているのに、なのです。
そして、国民的人気俳優:高倉健さんが亡くなられ、
相次いで昭和の一時代を風靡した菅原文太さんが亡くなられました。
さて、この菅原文太さんって、
窮めて「ありのままの自分」に正直って生き方をしていませんか?
優しくってね。
私はあまり、仁義の世界の映画は見ていませんが、「トラック野郎」シリーズものは、
バス旅行などで放映されるビデオを楽しみました。いやな感じではなかったですね。
可愛い一本気な野郎さんでしたね。
奥様もきっとシャイな可愛い文太さんを大好きだったのでは(?と思いますね)
だから彼とともに、彼に寄り添って生きてきたでしょうし、
奥様はとても良きパートナーだったでしょうね。
奥様のメッセージが、毅然としていて、
菅原文太さんを包み込んでいてお優しい。「彼は、小さな種をまいてさりました」と。
「落花は枝に還らず」とも。
されど 枝に残した一粒の実は、種となって土に還っていったじゃありませんか。
「戦争は やっちゃいけない。原発はいらない 原発なくても良い国つくりはできる。
無農薬有機農業を広め 健康に生きよう」などなど、
小さな種を大切に 熱心に真剣に祈りを持って蒔きつづけながら…。
人生の生き方、虚勢を張って無理しないで、結構自然体だけど細やかな神経を注いで、
やっぱし格好よく逝ってしまわれた映画人のお二人に思いを寄せての呟きでした。