先日10月23日は、「霜降」と言われあるとおり、
気温は17℃、ガクッと寒くなった。
まさに冬への誘いの節語ではあり、
暦歴からこのような非日常用語で古来の表現に触れ、
季節感を味わうことができ、秋なのである。
その前々日、私の前職場でご一緒させていただいた上司の主催する、
高齢者に優しい約10キロの里山行に参加させていただいた。
60歳~75歳の老男女のご一行様のお通りである。
ほとんどが刈り取られているものの渋柿・甘柿の
朱生りの木がところどころに散見されつつ、
稲穂の頭たわわにしなる田んぼには、
所々で刈り入れた稲の天日干し風景が見られ、
また大がかりではないながらも整然とした棚田のほとりを歩きながら、
名付けて「葦辺のぬくもり」とでも言いましょうか、
そのような大きな郷愁に誘われたものです。
奈良は私の過ごした第2の故郷。
長閑な浪漫の歴史感漂う奈良里は大好きで、
ここに居住を決めた大きな理由でもある。
そして「霜降」の当日は、
急な寒さに警戒しながら参加した48年前の大学時代の同窓会。
ご想像にお任せするが、相当に高齢者の1泊2日の集いでしたから、
話題は最近の健康状態、不都合な生活行動、
鈍くなり始めた頭脳の回転などのご披露から始まり、
とどのつまりは、若かりし20代前半のとびっきり楽しかった
(失敗もしかり、まじめな研究活動でのエピソードや、その頃のひと模様など)
思い出話に、夜の更けるのも構わず、
時には夜風・潮風に上機嫌の体のほてりを冷ましながら娘に戻ったひと時でした。
さてさて、どれもこれも秋のイベントは、嬉し過ぎて楽し過ぎて、
急な寒さにお構いなく過ごしたからでしょうか、
私は風邪っけの重だるさを感じ始め、咽頭痛・鼻汁の軽い症状に、
やや後悔をしながら、早速クリニック受診。
医者先生は、あァ大したことは無いと軽く流してくれましたが、
私は頭が重く体が重だるいのだァ。
温かい水分を丁寧に補給し、遊び疲れの回復を図り、
免疫向上の薬を飲んでおとなしくしている有様。
家で、TVを見ていると、
なんと50歳の磯野貴理子さんが脳梗塞で治療中との報。
脳梗塞は4時間以内の措置が勝負というのですから、早期発見・早期治療が命。
~そこで、早期発見の観察・異常の早期発見のみどころ・気づきどころ~
FASTに沿う観察
F=Face : 顔の麻痺(左右差の有無)
A=Arm : 両手の水平位保持、動き、握力(いずれも左右差の有無)
S=Speach: ろれつ(ラリルレロ・パピプペポが不明瞭)
T=Time : 発症した時刻、急いで搬送・受診
以上、ご参考にしてください。
皆様、季節の変動時は、何かと健康上のトラブルを引き起こしやすいものです。
気を付けてご活躍くださいね。