晩春の趣

5月も後半に入り、やっとのことブログ更新となりました。

5月といえば、その初旬より初夏の風物「目に青葉・初がつお」がぴったりの季節です。
旧暦では今年は5月20日で閏3月、晩春ということになる(5/11、毎日新聞:木語欄)というけれど、
まさにこの5月、寒さ続きで晩春を味わっています。

木語の中で、晩春の趣については、日本と中国の捉え方が違うといいます。

日本流晩春は、静かなFade out(フェードアウト=映像や音響が次第に消えうせていくこと)。
即ち、「春が行く」と考えるらしい。

中国流晩春では、「春が帰る」と表現され、
草木は色鮮やかな花を咲かせて「まだ帰らないでね」と、
にぎやかな春のフィナーレに春の気を引くらしい
(私なりに要約して、前出の筆者はそう教えてくださっている)。

世界中は、問題山積のフィナーレ(オンパレード)。
そして日本では、まだまだ原発の余波が漂い続け、震災後の復興状況も複雑にしているが、
人の心は困難な状況にめげず、晩春の芳しい味わいの季節を感じながら鋭気を湧き出させて、
それが生きる力にもなっているのではないかと。

晩春の味わい!
悠長なことを言おうとしているのではなく、晩春の感性について文化的な違いを知識してみると、
少し楽しく穏やかな心に触れるような気がして…。
これからは夏日よりに向かいます。皆さん!体調を整えて頑張りましょう。

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ノンちゃん

投稿者: ノンちゃん

大阪・住友病院で教育担当副部長を経まして、系列看護学校の副学長を歴任。その後、活躍の場を他の総合病院に移し、看護部長として就任いたしました。現在はワークステーションで登録スタッフの方の相談役として、様々なアドバイスを行なっております。長年の臨床経験・指導経験を元に得た知識を、皆さんにお伝えできればと思います。