夏過ぎて秋きたる…!? 体力強化の季節と心得るなり~!!

ようやくに秋来たりて名月を愛でる静かな喜びは、素直に心地よき季節の到来と心得て如何様にも思い巡らせては、楽しむこと多くなるものですね。

健康的で、健全な営みの意識も高まる季節と心得れば、体力強化の季節と力づく思いが強くなる。
いやいや体力ある限り、人々は秋の色とりどりな山野の風景に靡かれては、メロメロに。
お疲れも何のその。身も心も軽やかに動き始めてありがたい。
すべて能動的な心地よさに、身体の動きが軽やかになっているのではないでしょうか?

実り多き秋の収穫はありがたく、家の周りの木々、草花、空の雲までもが風の流れに揺らめき、ほどなく周辺の景色に目をやれば、既に秋の終わりを知らせる景色への色づきが巡りくるのですから、意識しようとしまいと、優しく秋の温度感を受けとめることができ、うれしくなるものです。
殊に、あの秋の空は、女心にも男心にも例えられ、如何様にも変化する様は結構楽しめますね。

さて!秋の季節になってきた近頃は、まだまだ暑さ厳しくはあるけれど、なぜか秋めいているのを感じてうれしくなります。
そこで、早速ながら、体を鍛える季節と心得て、運動習慣を身に着け、日常生活上の体力のリセットを試みる時なのです。

実は私は、昨年の後半から、一定の運動(標準歩数+α歩数≒1日1万歩)を努力目標に設定し(ちょっと多めですけどね)、脚力強化を意識して「足の膝あげ歩行」で歩行してみることにしていますが、案外な歩数を歩けているのです。
少なくとも1日6~7千歩は歩けており、プラスして、我が室内歩数を1千歩に設定、プラスマンション館内の所用歩数を2~4千歩として計算すれば、1日1万歩前後となり、この設定は1週間試行しても、負担感もなく、そのペースで努力している最中ということになります。
まァ、高齢者は、ちょっと休んだだけでも、筋肉が固まりやすいため、まめに動いている方が良いと言われます。
実際、そういう筋肉の固まり感は、皆さん経験する事が多いですよね?納得な話です。

1日1万歩を目標設定して、始めたのですが、身にかかる負担の加減(身体への負担感の重さ回復速度や回復過程のバランス)がとれるようになれば、標準設定されている歩数より、少し上を歩いてみたくて、身体に感じる快感・負担感は大丈夫か?慎重に機敏に察知するように構えて(通常時と歩行後の脈差とその数値回復時間など)仮設定ながら実施してきたのです。
当初、良き設定かどうか解らなかったけど、とにかく1か月間は、負担感なく歩けて、満足感があり、足全体の筋肉(と言って良いかどうか?)の重量感が感じられるようになり、肉付きが良くなってきたのは確かな実感です。
両脚の運び方も、結構軽やかになり、日常的に、これくらいは歩ける、という確信と、安定した体力の保持ができるという自信となって、挫折感には至っていないのです。
と思っていた矢先のこと、とんでもないしくじりエピソードとなるのですが、私は夏場の異常な暑さをしのぎながら、午前中のボイス・トレーニングに行く往路、余裕あるバス時間を見込んでバス停に行ったところ、既に発車してしまった後。

次のバスは、1時間待ちで、レッスンには間に合わない。さてどうしたものか?
30分~40分かけて歩いて行かなければならないその道は、平坦な道でありそうで、曲がりくねった緩い坂道や、もう少し傾斜のある長い道もを歩かねばならず、お日様は高く照り付け、熱射が酷い。
昔ながらの豪奢な家並みが、うまく影を作っているのだが、すべての家並みがそろって影を作ってくれているわけではなく、秩序のない日照りがあり影ありの緩坂道は、やさしい影ばかりを作ってくれてはいない。
ほんのお裾分けのような影道を、ありがたく思いながら、確かな足取りで歩いて、やっとのことレッスン場にたどり着く。

汗にまみれ、吐く息は荒々しく、しばらくは、ゆるりゆるりと腰を曲げては伸ばし、伸ばしては曲げをしながら体調整備や汗取りをしなければならなかった。
このしんどさは、その後日、私の体調に大きく影響したことは間違いない。

翌朝、へばった身体は、しっかり脱水症状を呈しふらつき状態で、まもなく近くのクリニックを受診したところ、血圧は最高値78と低く、左手の痺れ感も含めて、危険な脱水症状をきたしていると。
(実は、昨日家に着いた後は、休息もし、水分を補給したつもりでした。)が、クリニックの先生に、水分量を問われ答えると、「そんな水分量で飲んだことにはならんよ。この血圧の低さ、これは血が巡っておらんし、脳血流も滞って、梗塞起こしてたら大変だ」「いかにも少なすぎるではないか。もっと飲まないと。この暑さでそのくらいの時間、外出するなら、ペットボトル2~3本ぐらいは補給しないと」とのお説教。

確かに、夜は怖いと思いながら、水分をまめに補給する(補給し得てると思っていたが)、頭痛を伴いながら眠れぬままに朝を迎えた次第で、早速、クリニックの先生に診ていただいたその時は、クリニックの冷蔵庫に冷やしているペットボトル水を飲ませていただき、一命を取り留めたと言えば、大げさな~!と言われそうですが、先生に叱られて、頭ふらふらしながら、しっかり飲ませていただき、即、市民病院の脳MRI検査となり、映像では、やはり血流の悪い個所が2か所見つかりましたが、無事、大事を見逃すことなく、早期の対応が取れ、無事に経過したということです。

猛暑が続くこの夏場は、もう終わろうとしているのですが、残暑の暑さは、まだまだ厳しく、依然として水分の補給を怠ってはいけない状況が続きます。
水分を補給して常に血液の流れを良くしておくことが大切です。
皆様は、既にこうした状況も心得て、お過ごしのことと思いますが、私が申すことではないのは承知していることながら、多少、自嘲気味に、念のために申しあげました!!残暑厳しき折柄、お気をつけてお過ごしくださいね。

ノンちゃん

投稿者: ノンちゃん

大阪・住友病院で教育担当副部長を経まして、系列看護学校の副学長を歴任。その後、活躍の場を他の総合病院に移し、看護部長として就任いたしました。現在はワークステーションで登録スタッフの方の相談役として、様々なアドバイスを行なっております。長年の臨床経験・指導経験を元に得た知識を、皆さんにお伝えできればと思います。