大阪関西万博会場の「はて?」…驚きの感動・期待感はありそうですね!

最近やたらと、木造高層ビルが建てられるようになってきて、それって!規制されていたのではなかったか?はて???地震・雷・火災の惨禍!如何なものか?

関西に再び万博開催の話は、嬉々として受け入れていなかった私としては、尚更の違和感やら牽制感が頭を巡らせたものです。

不快極まる思いで、世の中を見まわしてみると、建築界はまさに木造高層建築へとまっしぐらの叡智でもって、すでに建設を可能にしていたのですね。
建築上の法律の改定もあり、近代建築の最先端を進んでいるのでした。
木造高層ビルの手法とは…鉄筋コンクリートの高層ビルが建てられてから116年も経つというのですから、私達の世代が共有している高層ビルの感覚からすれば、万博が終わればすぐ解体されてしまうという思いが先行してしまって、冷めてしまいます。

白い眼の妬み心が呟きもして「それで大丈夫なの?」なんて、生意気にも不安を感じたものでした。
が、そこは既にもう…世界的な建築の手法で、屈強な鉄骨の高層ビルではなく、人にやさしい、環境にやさしい木を利用した木造高層ビルの万博会場・パビリオンが出現するということで決定しているのであって、知識の浅はかな早とちりは、しないに限ると恥じ入った次第で、知識のリセットをしたものの、施政上の対策として「関西万博への再挑戦」は、まだちょっと解せないままでいるけれど…。

 

1970年、世界の国から「こんにちは大阪万博」の開催は、当に「日本の夜明けの時代」。

48年後に至り、不景気感の漂うその時、そして間もなく、新型コロナウィルスの世界的な感染流行直前の2018年11月23日に、フランスはパリでの第164回BIE総会で、万博開催国決定の投票が行われ、「2025年日本国際博覧会(大阪万博)」が決定しました。

2025年5月~184日間(開催期間4月13日~10月13日、開催場所は、大阪湾に浮かぶ人工島・大阪夢洲にわたり開催される大阪万博が決まり、会場建設は「木造の高層ビル建築」が認められました。
建築に関する法律的な改定は2010年、「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が施行され、さらに2021年に改正された「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律(通称・都市<まち>の木造化推進法)ができ、これにより、建築法が国や地方公共団体とともに、木材利用に取り組む「建築物木材利用促進協定制度」が創設され、行政上の補助金制度なども整いはじめて上記の大阪万博開催が決定したという経緯があります。

現状は、コロナ禍後の想定外の混乱があるなかで、各国の出展準備の遅れ・会場運営の整備も整いにくい状況となり、賛否渦巻く大変なことになりましたが、撤退することは回避され、継続させる強気を通すなど、緊張の終盤整備という今の状況になっているようです。

ここまでの道のりは、経済効果の減速や、これ以上の経費削減どころか、止む無き経費上乗せなどに対して、やはり「撤退」の賛否が、感情的に声高に取り沙汰されるなど、波乱を招いているのですが「大阪万博は開催する」の毅然とした段取りを調整、突貫的な工事日程を整えて、完成の方向に向かっているようです。

今更、何を躊躇する?
強気で開催を実行すべき時であって、なお一層、緊張にして慎重に仕上げをしなければならない。
何だかんだの対立意見を戦わせる時ではなく、失敗させてはいけない細心の注意をもって、臨まなければいけないということです。

進むべきか?!撤退すべきか?!二分する分かれ目の判断は、難しい英断を下さなければならない。
トップの責任とはいえ、このまま推し進めていく以上、失敗は絶対避けていただきたいと願っているのです。

だれもが納得し、きちんと歴史に残る価値ある遺産(レガシー)であってほしいですし「後世に引き継がれていく、持続可能な資源の在処」をきちんと示していただき、世界の名だたる大阪・関西万国博覧会に…とここまで来た以上、そのように創造していただきたい。と願いますよね。

数日前のニュースでは、この木造建築物の大屋根(リング)は、残らないとか…
そのような内容だったと思いますが、本当であれば、なんと、もったいないことか…???

私たちに創造の夢を掻き立てられるという、その期待の在り処とは?

  • 会場の大屋根(リング)は、面積6万㎡の世界最大級の木造建築になり、屋根の上に上ることができ、緑の丘が広がるそう(清々しさが押し寄せてきますね)
  • 屋上からは、会場全体や瀬戸内海を見渡せる(というからには、建築物への期待度が高まりますね)
  • 「多様でありながら一つ」の理念のもとに、それを表する建物になるというのですから、是非感じてみたいものですね。

期待する成功への祈りの中に、世界平和を願い、広く人々との交流を広げ、ホスピタリティーな心を込めて、フレンドリーに大阪万博開催の日を迎えたいと思っているのです。

ノンちゃん

投稿者: ノンちゃん

大阪・住友病院で教育担当副部長を経まして、系列看護学校の副学長を歴任。その後、活躍の場を他の総合病院に移し、看護部長として就任いたしました。現在はワークステーションで登録スタッフの方の相談役として、様々なアドバイスを行なっております。長年の臨床経験・指導経験を元に得た知識を、皆さんにお伝えできればと思います。