1月24~25日は、日本列島全体に及ぶ48年ぶりの最強寒波に見舞われた。
東京で観測した氷点下4度は48年ぶりというが、大阪(関西)においても
氷点下1~2度というから当日は確かに寒い朝を迎え、暖かい部屋に居ても、
空模様、風に揺れる木々の佇まいから、寒さの想像は容易で体が竦む。
弱い太陽の光に、それ!今のうちにと、用意していた洗濯物を干しに
ベランダに出たものの僅かな時間が、たまらなく寒い
(寒いと刷り込まれていれば、冬らしい寒さの体感を楽しみ馴染んでみるなんて、
まっぴらごめん!の体で家中へ)
しかしまあ、ロシア・東シベリアでは、
氷点下65度を記録したというのだから、世界の天候は想像に難く凄い。
話変わって衝撃ニュースだ。1月22日、山中伸弥所長(京都大学iPS細胞研究所・主任教授)
が記者会見にて「研究活動上の不正行為(研究論文のデータ改ざん・捏造)が発覚し、
論文不正を防げなかったことに、所長としての大きな責任を感じており、
皆様方にお詫びいたします。信頼を取り戻すべき努力をする」
主旨の苦渋のコメントを発表しました。
衝撃は大きく、えっ!山中教授のもとで?信じられない。
皆様も、痛ましい思いでこのニュースをご覧になったのではないでしょうか?
私個人は、山中教授の謙遜で誠実で活動的なその姿が焼き付いており、
良き建設的な解決が図られるようお祈りするばかり。
一方で、脳死による臓器提供数が、1997年臓器移植法施行以降20年で500人となった。
が、なお低水準で提供臓器の不足が続いているとの現状が掲載された(1/26毎日新聞)
提供が進まない中、死者から提供される臓器の代わりに、
人工臓器や再生医療の研究の進展状況が紹介されているが、
これは未来に明るい話であり、遠い夢物語ではない、直ぐ其処にまで進んでいる。
すこし記事を引用して紹介すると「…国内に2000万人とも言われる糖尿病を
治療するには膵臓移植があるが、受けるための条件が厳しく、
また脳死提供が少ない現状では移植に至らないケースが多い。
東京医科歯科大の松元亮准教授らのチームは特殊なゲルと微小な針を組み合わせた
湿布状の人工膵臓の作成研究を進めていて、
血糖値が高くなると特殊な湿布から自然にインシュリンが出る仕組みで皮膚に貼る。
数日に1回張り替えればよい」のだそうだ。
現状の注射より「患者負担は少なく、電池など機械も使わない」
「既にマウスでの実験に成功しており数年内に臨床研究を始めたいと松元准教授は話している」と。
文部科学省のヒトを対象にした再生医療の臨床研究が始まる工程表も提示されているが、
何しろ「臓器移植に代わる再生医療実現に向けてさらに研究を進展させるには、
金銭面など、官民が協力した推進体制が欠かせない」と某教授の談話。
脳死移植の進展も…ではあるけれど、私は提供の意思表示には至っていない。
やはり人工臓器・再生医療の大いなる進展を望みたいですね。