医療現場からのお便り

医療現場からのお便り~医療現場の最前線で働く私の友人より。


医療現場の最前線では、ベッドが不足していて、4月になってからは陽性自宅待機者が500人を超えている。

それでも3月までは、全員がホテルや病院に入院できていたが…。毎日が100人前後の陽性者。働いている病院においては、28人中27人が酸素吸入していて中等症や重症です。

3月頃は10日ほどで、退院出来ていましたが、今ではそれが出来ず1ヶ月〜それ以上の入院が必要となっています。

高齢の患者様は、認知をきたしていたり、頭が混乱するなどで、部屋を間違えて病室のレッドゾーンからグリーンゾーンに動かれるなどあり、その時の意思の疎通が上手く取れないこともあるのだと。結構、大変な介護力も伴うそうです。

そのような大変な状況にあってお世話されている看護師さんや医療従事者の皆さんは、患者様はもちろん家族の方々、そして医療従事者たち自身の命をコロナから守り、幸せな日常の暮らしを取り戻すべくゴールに向かって、活動しているのですと。

 

コロナ病棟の患者様たちは、約半数が高齢の方々で、狭い空間での生活を余儀なくされ、不自由な入院生活の上、ご家族との面会が出来ず、交流の手段は携帯電話やラインメールなどで繋がっている由。ただし、すべての患者様が交流手段を駆使してということではなく、全く交流の手段が持てない方も…。看護師さんたちは心が痛みますと言うことです。

こうした現場からの看護師さんのお話を知らせていただくと、本当にそのご苦労や心中の痛みが、よくわかりますね。私の胸にも、突き刺さる痛みを覚えてしまいました。

さらに、現場の看護師さんはこう続けてくれます。

恐るべし変異株。コロナ感染に対する恐れは、第3波とは違っており、変異株の感染拡大の威力は、凄まじさを感じると。

そして、4月に入ってからは、陽性待機者の皆様が、中等症や重症化されて救急搬送されても、入院するベッドが確保できなかったりするなど、ニュースにもなっていましたが、6時間以上も救急外来で待機しているという状況のようです。

医療現場の最前線で働く私の友人は、感染管理の知識も深く実践力も伴ってテキパキと活動しておられますが、現場の様相は、人手がどれだけあっても足りないくらいで、患者様のお世話をするに充分ということが達せられぬ状況に於いて、嘆く時間はなく、目の前の医療的ニーズに応えていかなければ…と。命を守る、そのことに於いて成すべきことをやっていきますと。私の友人はそのように語ってくださいました。

現場は、エビデンス(科学的根拠となるデータ収集、分析)が明確でない中で、目の前に生じてくる未経験な初めての現象に対して、安全な方向への行動決断をしなければならない。

そのような中で、やはり原理原則に従って、危機管理をしっかりしていくことが大切であると思います。改めて、コロナ禍の医療現場で活動されていらっしゃる医療従事者の皆様に、感謝申し上げます。

 

友人に許しを頂いて、皆様にお伝えさせていただきましたが、お読みくださった皆様に共感していただき、現状を知って自分達の生活姿勢を整えてくださればと思います。

最前線で働く医療従事者のワクチン接種は、とりあえず全員が受けて活動されているようですが、ニュースを見ていると、ワクチン接種を施さないといけない側の医療従事者へのワクチン接種は、まだ完全に行き渡ってはいないと報道されています。一般の高齢の人々への接種は順次実施されているようですが、矢張り遅々としている感は大きい。

これほどに長引くコロナ感染の終息は、ワクチン接種に期待が大きくかかっており、その充足が本当に早い速度で行き渡らせていただきたいですね。

4月29日〜5月5日までのゴールデンウィークは、考え方によっては、外出もままならずストレスが溜まってしまうと、嘆かれる方もいらっしゃるでしょう。

私たちは、今回のようなコロナ感染症拡大の災禍は、初めての貴重な経験です。

叡智となるべく学びでありたいと願っています。

良きゴールデンウィークを、健康にお気をつけてお過ごし下さい。

 

にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ
よろしければクリックお願いします♪


◎看護師のお仕事探しはメディカルステーション

「新型コロナ感染症」終息への行方=ワクチン接種の開始

頼みの綱であった「ワクチン」注射(予防接種)は、今までの製造工程(10年以上)の認識を覆し、この1年前後の工程期間でスピード製造され世界に配分され始めた。

自国で製造されたイスラエル、イギリス、アメリカなど先陣をきって(?)中国・ロシア、の他にインドまでもが自国での開発にこぎつけ、先進国の日本が何故、開発製造できないのかとジレンマ感がウヨウヨと頭をめぐります。

東京五輪を前に、ワクチン対策が急がれるのだけれど、ワクチンの輸入制限がこれほどまでに厳しく、また公平を期して輸出されているのでもないらしい。開発途上国への発注も国際的な対策として要求されているのであれば、日本優先とはいかず、潤沢順当にワクチンの配分が開始されてはいないようですね。河野ワクチン担当大臣のご苦労も、私達の目には届きにくく、何がどうなってワクチン供給が進んでいるのやらいないのやら…と気をもむばかり。

現在のところ、懸念されていた副反応の危険性は、大きくは曝されることなく、国民の納得度も高められており、各自治体の広報も届けられている。が、一体いつになれば開始になるのか、もたもた感が付いてくるのが、哀しいですね。順調にワクチンが整えられ、接種人数の確保、接種者の優先順位も滞りなく順当に進められていることを願うばかりですね。

そうこう思ううちに、コロナ変異種の感染拡大で、これはもう全国的に拡大していて第4波と認識するほどになってしまって、収束する気配がないから、心理としては怖くなってきているのは私だけでしょうか。主要都市部の医療機関のひっ迫状況は、他人事ではなく、私たち自身の分別ある判断、協働、協力が問われていますよね。

何よりも、医療従事者の現場は、ひっ迫状態をどのように改善改良を加えようにも、追いつかない現状の限界でせめぎ合っていて、融通さえ利かないのであれば、知恵の施しようもないと。私達住民なる人々は、夫々自身がその状況をしっかりとらえて自制をかけた行動にしていかないといけないと。

 

最近は、感染防止対策の在り方が、具体的に解明されて来ており、各自治体首長も防止対策上の工夫が具体的に踏み込んできているように思われます。各自治体の職員の方々、ボランティアの方々が、具体的な意見聴取、指導、相談など、住民に寄り添う行動を取るようになってきておられ、このような一体感のある取組は、優しさと気力を蘇らせてくれるように思われます。

やはり、今はもう少しの期間、頑張りどころであるように思われ、「感染しない・させない」そんな気力で頑張りましょう。

ワクチンへの期待を込めて!

ワクチンよ!滞りなく満たされて、私達の一人一人に届け!!

 

◎看護師のお仕事探しはメディカルステーション

にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ
よろしければクリックお願いします♪

ホイっと目に留まった 知ってお得「知っとく感染防止提言」

コロナ感染症の勢いは、昨年2020年の始めより収まるどころか、何波にも押し寄せて拡大の一途をたどるばかり。一国の問題ではなく、世界はグローバル化しており、何処にでも自由に、短時間で往来できる世の中になった以上、あっという間に、世界中に感染拡大しました。(1月12日現在、世界のコロナ感染症の累計発生状況は約9千万人=WHO発表)

勢いづくコロナ感染症対策は、WHOと言えども現時点では打ち出せず、世界の自由で短時間に往来できる状況は、患者が自覚しないまま、あっという間の短時間でウイルスの感染拡大を招いているようです。各国の対策が自国第一主義の流れを拡散し、協力、協調してコロナ対策に取り組むという環境のコンセンサスシップが困難になってきているのでは?と思われる。WHOも課題解決がなかなか難しく、役割の存在感が、世界の中に霞んでいるようにさえ思えます。

感染症の医療上の対策は、ワクチン開発が重要であり、各国の研究機関は、新型コロナワクチン開発を急いでいる。
私達は、ワクチン開発には10年はかかる、開発が如何に困難な過程を通らないといけないか聞かされていたが、昨年末頃には、2社ほどの開発成功→ワクチン実用化へのビッグニュースが流れ、世界の政治家・要人たちが積極的にワクチンの投与を受けている。

接種者数は順次に増加しているようですが、1月10日、ワクチン接種の1回目実施が進む英米は、英国:12月8日~1月3日まで129万3643人、米国:12月14日~23日まで189万3360人という接種者数で、引き続き実施継続しているようです。

始まってまだ日が浅いため、副作用、アナフィラキシーなどを恐れて、安全性を見極めてから…と様子見する人もいるようです。現在、コロナワクチンのアナフィラキシー発生者数は、英国で2人、米国で21人ということで経過しているという事です。ちなみに、インフルエンザワクチンの安全性は、アナフィラキシー副作用率は100万回中1.3件で、高い安全性が示されています。

さて、今、日本に於いて、外国で製造されたワクチンが届けられたら、あなたなら積極的にワクチン接種をしますか?もう少し様子見をしますか?拒否しますか?

 

ところで、感染を防ぐには「ソーシャルディスタンスを取りましょう」と、その必要性が唱えられてきました。この言葉の意味は、社会的距離 という意味であり、人間は社会の中でこそ生きていけるもの。他人との間に「社会的距離」を取り続けるのは、寂しくてつらい。ここは、「フィジカルディスタンス」=物理的距離を使うようにしましょうと。物理的距離は離れていても、社会的距離「心の距離」は離れない。そんな生き方を心がけようではありませんか!と。

長期にわたる新型コロナ感染で大きく変わろうとしている社会のしくみの中で、私達自身のこれからの課題(働き方、生き方)提言と受け止め書き置きました。(毎日新聞 15面、旬なトピック 池上 彰氏の文章からの要約)

 

にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ
よろしければクリックお願いします♪


◎看護師のお仕事探しはメディカルステーション

長引く新型コロナ感染の折檻に怯むことなく!とはいえ…?!

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染から回復した人は、感染が診断されてから4ヵ月後までは血清中の抗ウイルス抗体が低下しないことが、アイスランド・deCODE GeneticsのDaniel F. Gudbjartsson氏らが行ったアイスランドの住民約3万人を対象とした調査の結果として既に明らかされているが、このことは、抗体への期待を大きく膨らませるわけにはいかないのだろうか。

感染しても免疫ができるとは限らない!怖がらないで!冷めてみないで!

また、新型コロナの感染者に免疫ができるとしたらどれくらい持続するのかについても既に中国から抗体は長期間持続しない可能性があるという報告が発表されており、期待されるべく見解が、なかなか報告されて来ない。もう一つは、 国策として集団免疫対策ということもあろうけれど、集団免疫を獲得することで流行を封じ込めるという方法で、政府によるロックダウンなどの強力な介入は行わず、新型コロナに対する免疫を持つ人を増やすことで集団免疫を早期に確立し、集団の中に占める免疫を持つ人の割合を増やすことで、その集団の中で流行を起こさないようにさせるということですが…。

10月になって、日本では第2~3波の兆しが見え始め、世界中に於いても、とてつもなく拡散しており、10月終盤から11月現在に至っては、第3波になろうかと思われる拡散の勢いである。恐れを持ち怯んでしまう。世界的に見比べてみれば、コロナ感染禍のあり様は、複数の見解からの違い、対策の違いはあるけれど、コロナ感染禍の影響は私達の日常生活に、共通な変化をもたらしているし心理的にも変容をもたらしてきているように思われる。

やっつけようのない、ワクチンや治療薬の開発遅延、免疫の持続効果が少ないことなどが、その都度紹介されて私達に教えてくれるが、全体像として解しようもなく、TVや新聞などで、専門の先生方の解説を待ったとて解しようがない。仰られるままに頼らざるを得なく、生活上の規制が示されるままに(要するに受け身の規制感によるものか)、何とはなしに、身体中の不快感に及んでいるようだ。得体のしれぬ憂鬱感の長引きは、確実に健康上に、大きく影響を及ぼしているから、厄介だね!

 

実は私、8月以降ずっと、原因不明の頭痛(片頭痛)耳鳴り、肩こりに悩まされ、平衡感覚がおかしくなっていて不愉快極まりなし。どうしようもない。

近所のクリニック医の処方による頭痛改善薬は、比較的よく効き、胃痛などの副作用は来していないから占めたもの!で、 ず~っと一日3回、服用し続けながらコロナ禍を生きている。関係ない戯言ではあるけれど、「脳」はあきらめない力を秘めているとの思いに至り、脳をトレーニングしていく意識力を働かせている。これは大事なことで、健康脳を保つために知的好奇心を働かせ、そこから出てくる行動を持続的に実行している。私の場合、めんどうくさがらずに新しい好奇心を発見して行動する。脈絡のない行動になるが、その時の気分と感性を一体化させて、身体機能(身体表現)を導き出すというものです。一定時間、バカみたいな、しかし、全身の身体機能を意識した表現活動は脳に刺激的なトレーニングしていると思っていて、負担にならない持続性を導き、我が頭に浮かぶ私の世界を表現してみるので楽しめるのです。

皆様は、医療の現場にあって、大変なご苦労をされていることと思いますし、感染防止の自己管理においてはその責任を全うされているという状況の中で、生活上、不自由さを耐えて頑張っておられるのだと思います。そのような中にあって、ご自身の(仲間の)あるいはご家族の健康にお気をつけてご活躍されますようお祈りしております。

 

追記

今朝、慎重に待つべく希望のニュースが入りました。
アメリカ・ドイツのチームで新型コロナウイルスワクチンの第三段階の臨床試験で90%以上の予防効果が確認された。ということです。
軽々に言えないにしても、大きな希望のニュースですね。

 

にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ
よろしければクリックお願いします♪


◎看護師のお仕事探しはメディカルステーション

新型コロナ感染は、なかなか終息してくれない!それでも私達は、守られている!!

日本の新型コロナ感染は、再び第2波と想定される増加の低い山を描き始め、終息の気配を示さず増加傾向にあるのは、東京以外でもあり深刻な状況になっている。と呟いているうちに、あっという間に東京に於いては16日、286人の新型コロナウイルスの感染者が確認された。2日連続で200人を超えという状況から過去最多を更新するという好ましくない状況となりました。

お祭りのように「Go Toキャンペーン」を張っていた政府は、昨日になって急遽、東京に限り除外するという方針に切り替えられましたが、この安直性に関しては、やはり、お粗末感を感じてしまいます。各都道府県の事情・要望・独自の対策・コロナ禍状況など、キチンと対策決定までの間、意見聴取をしてくれていたのか?と。

関係者によれば、感染者のうち、20代、30代が8割近くを占め、また、新宿区の集団検査で感染確認された「夜の街」関連の感染者が多いということですが、 都内では、夜の歓楽街だけでなく、家庭内や職場、劇場、会食や飲み会など、感染経路が多岐にわたっており、感染経路が分からない人の数が次第に増加しているようだ。

これは、このように増加していく危険性と恐れを、多くの人が感じていたと思うが、緊急自粛要請が廃止され、引き続き注意をしていくようにとの政府・東京都の要請が発進されていたが、選挙戦中は、都自身、どのくらいの呼びかけをし、協力要請が効果的にでき得たのかが気になる話です。選挙を終えた直後から、都知事は注意するよう協力を呼び掛けていたが、あっという間の第2波の危険値が表示された。

それでも私達は、守られている。と呼びかけたい!

どんなに医療現場が確保され安全性を規しているといえども、医療現場に働く医師、看護師、助産師、その他そこに関わるチームの人々は、最前線の感染症との闘いの中で労働力を提供していて、未だなお、医療現場の物資不足、人材不足は続いており、不自由な中にあって、命をかけた戦いをしているわけです。このことは忘れてはいけないですし、こうした尊い労働に対して、私達は畏敬の念をもっておきたいと思いますね。

こうした働きのある中で、私たちの命は、守られ、丁重に対応して下さっていると感謝を深めたいと思います。


◎看護師のお仕事探しはメディカルステーション

にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ
よろしければクリックお願いします♪

 

緊急事態宣言からの模索

4月8日、日本の政府は緊急事態宣言を発令しました。

即世論調査の結果は、大半は「発令は遅かった」の評価を下しているが、7都府県外自治体からの不評を買ったり、国と自治体との意見集約が困難であったりと、その対応は複雑な模索に窮しているようです。

しかし、緊急事態の発令の功あってか、東京の街中の人波は見事に消えているから凄い!

わが町、大阪は、TVなどの映像で見る限り、何とも大きな影響になっていないのか、多少人の行き交いは減少している程度のように見えます。

ともあれ、7都府県(東京・千葉・神奈川・埼玉・大阪・兵庫・福岡)の各知事の外出自粛要請は本格化し、具体的にはなってきているようですね。大阪と兵庫知事は共に記者会見をして「関西一体となってコロナを抑えたい」と。祈るような願いを発信されていました。

一つの指針は示され、この惨禍にスピード感を持って対応して、私たちの命を守らねばとの方向は大きく動くことになったと思われます。

遅きの対応ではあり、対象外となった愛知県と京都府は、4月9日、無念感を表明し、対象枠に入れるようにとの要請を行ったわけで、この感染者数の急激な増加、数字的には収束の兆しは見えない状況への対策の模索に、何ともやり場なし。

今この時、真に私達は、何をすべきか?どう命を守るべきか?

やはり、繰り返すことになるが、3密(密閉、密集、密接)の感染リスクを厳重に回避すべきことでしょう。3密が重なる場所には絶対に行かないよう、手洗いうがいの咳エチケット(マスク着用)を実践するようにを徹底し、自らが周囲の人々を巻き込まないように注意して過ごすしかないだろう。

これを、今しばらくを乗り切っていこうと、声大きくして呼びかけたい。

 

参考までに、真言宗豊山派壽徳寺(じゅんとくじ)のお坊さんでいらっしゃる松村妙仁氏が、仏教(真言宗)にある3密について語っていらっしゃるので、これを合わせ読まれておくと、心穏やかに過ごせるのではないかと思われます。

○身密=身(からだ、行動)

○口密=口(くち、ことば、発言)

○意密=意(こころ、考え)

身体の状態や、行動、言葉を正しく整えれば、自ずと心も整えられる。
3つのバランスを大事に重ねることで、心穏やかに過ごせる。
という教えだそうです。正に、しかり!と思いませんか?


◎看護師のお仕事探しはメディカルステーション

 

にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ
よろしければクリックお願いします♪

気になる 新型コロナウイルスの感染拡大 

新型コロナウイルス感染拡大の猛威たるや、想像を絶する拡散力。「封じ込め作戦」では、拡大をもう止められないという。厚生労働省の対応は、世界的にも国内的にも不評を買ってしまっている状況にあり、事実、感染症現場で懸命に働く医療関係者や厚労省職員の感染も増加している現状は、止めようもない現実ということなのだろうか。
どのように現状理解をして良いか解らないけれど、新型コロナ感染に罹る人々は増え、死亡する件数もまた増えていることは確かというしかない。

人ごみの中に外出するのを控え、複数の人たちでイベント計画していたのをキャンセルする事態も起きているが、当分の間は、こうした自粛は必要と思われる。

 

WHOは、2月11日、新型コロナウイルス感染症の正式名称を
COVID―19(coronavirusdisease2019)」
とすると発表。こうした名称には、病態を表す普遍的な単語を含んでいる必要がある一方、地名や人・動物にちなんだ名は使えないルールが定められているらしい。

そこで驚きの情報は、この事態が感染初期の2019年12月の段階で、警告されていて、警告を発信したのは、人工知能(AI)を利用したシステムだと。

WHOがインフルエンザに似た症状が発生していると公表したのは、1月9日であるが、これより早い1月6日に情報を流していたのが、米国の疾病管理予防センター(CDC)で、さらにそれより早い12月31日に、今回の集団感染を知らせていたのが、カナダの健康モニタリングプラットフォーム(Blue)であると。

今更、何とも言えない残念感が残るだけ。しかし、今からでも遅くない!

甘く見ないで!感染防止対策をとって身を守ろう、命を守ろう、なんだよね?

マスクは?どこに行ってみても、店頭から消えている。
アルコール消毒液は?これも売り切れている。
手洗い洗浄液は?これは、かろうじて有りの店舗もあるが、店頭にないこともあり。

困った状況だが、外出から家に帰れば、必ずや丁寧に、うがい、手洗い、手指アルコール消毒・保湿、顔洗い、その他、ドアノブ・テーブル・その他手指のかかる家具・ものは、アルコール消毒液で拭きとって清潔にしておくぐらいはしておきましょう。

 

今後のニュースなど、注意を持って見届けながら、その時々の注意喚起、警告に従いながら、ご自身の身の安全をはかっていきましょうよね。

にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ
よろしければクリックお願いします♪

まだ遅くはない:インフルエンザ!早めに備える対策を!!

毎年のことながら、インフルエンザの流行期は11月~翌年2月頃までがピークになっている。2017年・18年は特に流行は顕著で、9月以降から既に学級閉鎖が出ている。

高齢者や病気を持っている人が罹ると、重症化の恐れは高く、予防接種対策などを施して、広げたりすることのなきよう気を付けなければならない。
こうした早めの対策は、周知のことながら(と思うのだが)、自分は大丈夫!今までかかったことなんかないし!毎年予防接種なんてしていないよ!なんて高(たか)を括(くく)っちゃいけないよ。ちなみに、この「高を括る」に関して日本語表現辞典を開いてみると、①その程度だろうと安易に予測する。②高が知れたことだと侮る。③大したことはないと見くびる。また、例文として:どうせ相手は白帯だと高をくくって試合に臨んだら、あっという間に一本背負いを食らった。とある。

しかるに、私は、インフルエンザを侮るな、見くびるなってことを言っているのだ。リスクを減らすことができるものならば、自身の努力でやっておくべしということ。

ところが申し訳ないことに、私は、遅ればせながらのブログ発信をしているわけです。
医療機関では、ワクチン不足で予約待ちしているところが多くある由。ですから、遅ればせながらも、予防接種でリスク回避の策は、とっておかれた方が良いという発信なのであります。

12月以降はインフルエンザのピーク期に入り、予防接種はもう遅いのではないか?遅いは遅いのですが、少なくとも11月末までにということながら、ま、12月初めまでをねらって予約されるのは悪くないと思います(ちょっと無責任な発信ですかね?最寄りのお医者様にご相談されてリスク回避をなさいますように)。

高齢者や呼吸器に病気を持っている方などは、抵抗力が低く、持病が悪化することにもなり、軌道粘膜に「肺炎球菌」など別の病原菌が感染し肺炎や敗血症にかかる人もいるわけです。そのようなリスクは避けたいものですよね。

街中では、結構インフルエンザではないけれど、風邪をひいて強い咳込みをしている方を見かけます。幼い子供や小中学生、お若い方などに多いように見受けられます。皆様くれぐれもお気をつけてくださいませね。

 

にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ
よろしければクリックお願いします♪

「睡眠負債」!知らぬ間に蓄積してるかも…。

睡眠不足ならぬ「睡眠負債」とは何か。わずかな睡眠不足の影響は、まるで借金(負債)のようにじわじわと蓄積されていき、自分でも気がつかないうちに脳のパフォーマンスを低下させてしまう。わが身に覚え有り解る気がする。
睡眠研究の分野では、この「蓄積した睡眠不足」のことを睡眠負債(Sleep Debt)と呼び、対策を講じることが重要といわれている。私たちは、知らず知らずのうちに仕事や家事のパフォーマンスが低下したり、命にかかわる病のリスクが高まることを知っとくが良い。

米ペンシルべニア大学医学部などの研究チームが行った研究は、睡眠時間と脳の働きの関係だ。被験者をさまざまな睡眠時間のグループに分け、経過日数とともに、注意力や集中力がどう変化するかを調べた研究だ。

*「徹夜」したグループでは、初日、2日目と成績が急激に下降した。これは蓄積した疲労などの影響で脳の働きが急激に衰えた。
*「6時間睡眠」のグループでは、徹夜ほどには急激ではないものの、時間がたつにつれ脳の働きが衰えている。

要は、徹夜のグループは強い眠気などを自覚していたのに対し、6時間睡眠グプループの多くは、脳の働きの衰えをそれほど自覚していなかった。極端な睡眠不足と比べ、わずかな睡眠不足が蓄積した「睡眠負債」の場合、その影響をなかなか自覚できないということだと(ちょっと悩み深き結果ではないか…)。

日本人の睡眠時間は、短くなり続けている。というのだが自覚ありか?

国が毎年実施している国民栄養・健康調査によれば、睡眠時間が6時間以下の人は、2008年で3割未満だったが、年々その割合は増え、2015年には約4割に達しているという。なかでも、男性の30代〜50代、女性の40代〜50代はその割合が大きく、さらに睡眠時間が7時間以上の人の減少が続いているようだ。
「日本人の睡眠時間はどんどん短くなって、先進国では最短になっている…知らないうちに睡眠負債を抱えて仕事のパフォーマンスを落としたり、運転中に注意力が低下して事故につながったりしている危険は、無視できないとのご指摘をしっかり受け止めておこう。

とにかく近年では睡眠負債が健康に悪い影響を及ぼすことが分かってきたというお話なのだが、睡眠研究の第一人者として知られる白川修一郎氏(睡眠評価研究機構代表、医学博士)は、睡眠負債は脳のパフォーマンスの低下にとどまらず、さまざまな病のリスクを高めていると警鐘を鳴らしている。
たとえば東北大学が、宮城県の女性2万人以上を7年間追跡し、睡眠時間と乳がんの発症リスクの関係を調べた研究では、平均睡眠時間が6時間以下の人は、7時間寝ている人に比して乳がんのリスクがおよそ1.6倍になることが分かった。

2014年に米シカゴ大学などの研究チームが発表した研究では、マウス実験しているが、睡眠を不足させたマウスは、がん細胞が増殖しやすくなっていることがわかった。さらには、本来ならがん細胞を攻撃するはずの免疫細胞が、睡眠不足の場合、がん細胞の増殖を手助けするような働き方に転じる可能性が見えてきたという。

いずれも注目されているのは、睡眠と免疫システムの関係だ。

厚生労働省は、働き方改革のなかで、「勤務間インターバル制度」(勤務と勤務の間の時間を十分に確保することで、働き手の生活時間や睡眠時間を確保する)の導入を企業に推奨している。これも睡眠負債のメカニズムや影響の研究が進んできたことによるものと思いたい。より多くの人が健康になる「希望の道」になればいいよね。
国や企業、そして社会が個人の睡眠にもっと目を向け、「負債」がたまらない環境を整えることに力を注ぐ必要ありということのようだ。

私は、その辺の論説は十分にありがたい。何しろ睡眠の質が悪いと自覚しているし、いつも睡眠不良な自分を嘆き悲しんでいるのですから。
とにかく自由気ままに眠りたい時には、すーっと眠りの中に入っていきたい。眠気を感じているのに、その瞬時を何らかの都合で睡眠先延ばししてしまうと、もう眠りに入ることはできない。身体は確かに眠りモードになっていて、怠くもあり、きっと歩くとフラフラよたっているのだ。漸く寝床に入っても、頭がジンジンピリピリ冴えわたるという具合。知らない間に眠りに入るのには、2~3時間は要してしまう。 これはしんどいのよね。

さあ皆さん!!睡眠が、私たちを健康に導いてくれるってのは確かになった今、十分な睡眠に醸成される免疫システムを狂わせないように!

にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ
よろしければクリックお願いします♪

~8月29日の夕刊の耳寄りな記事から~

毎日新聞の夕刊見出しに:最強「セミの羽」抗菌剤―安全な製品開発に期待。とあり、これまたすごいなあ!いったいどういう事?興味津々の思いで読んでみたが、要約すればこういう事だ。「セミはアブラゼミやニイニイゼミなどの有色の羽を持つ種類と、クマゼミやミンミンゼミなど透明な羽の種類に分かれる。このうち透明な羽には抗菌効果があると、オーストラリアの研究チームが2012年に発表しているのだが、実際、クマゼミの羽の表面には、高さ約200ナノメートル(ナノは10億分の1)の極小の突起が1マイクロメートル(マイクロは100万分の1)当たり30~40個ほど、ほぼ規則正しく並んでいる。
この構造は光の反射を抑え、水をはじくことが分かっている。細菌が付着すると、生け花の剣山のように細胞膜を破壊すると考えられる」。伊藤 健関西大学教授(ナノ・マイクロ科学)のチームが世界で初めて、クマゼミの羽の構造を真似て、強力な抗菌効果がある材料をつくりだすことに成功した。と。

薬剤などを使わずに物理的に細菌を死滅させられる安全で持続的な製品開発につながると期待されるという。この材料の実験結果は、材料の表面に大腸菌を付着させると、時間と共に死滅し24時間後の生存率は日本工業規格(JIS)で抗菌が認められる1%を大きく下回ったということである。表面の構造だけで抗菌できれば、人体に安全で常に清潔なトイレや台所用品、医療機器材などに応用できる可能性を導きだし、実用化に取り組もうとしている。
私たちの日常において「科学とは何か」。
夏が来ればシャワーのごとしセミの鳴き声は夏の風物であり、何気なくセミを愛し、セミの短き命に同情もしてその中に暮らしてきたが、科学者の目は「セミの羽」の透明性に不思議の秘密に着目するようだ。科学的研究活動を駆使して得られた知識、応用への進展と成果を生み出して私たちの生活を豊かにもしてくれるのだ。
とりあえず、科学の恩恵に感謝しよう。楽しみなニュースをありがとう。

にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ
よろしければクリックお願いします♪