色鮮やかで、色とりどりの秋の花はコスモス。
風まかせになびけば、それがまた、赤・白・ピンク・紫・黄色の花が、しなやかに揺れ動く。
慎ましく自由で、切なくて可愛い。
醸すその佇まいが楚々として柔らかく、身体の深部までに流れてくる心地よさを感じてしまいます。
実際、コロナ禍にあっても、そしてまたコロナ禍が一段落したその後に於いても、楚々として風に揺られるままに咲いているではないですか…。
色とりどりに咲く美しい花と言ってしまえば、それまでの花の命。
否否!コスモスの花は、何故に美しく切なくて、きれいな詩歌が生まれるのか?などと絡んでみたくなりますよね。
秋はコスモスの花という誰もが知っている季節花であっても、飽きることはない。
眺めれば話したくなる私の話も、飽きることなく何度でも…ってな訳なのです。
コスモスの花は、細く繊細に枝分かれして、高き枝であれ、小さき枝であれ、不揃いな色・不揃いな背丈のコスモスたち。
風が吹けば、一斉に風にそよぎ、風になびき、花弁は揺れ、枝葉は風になびき、風に歌い、風に踊るという佇まい。
高原に群生しようが、野辺に咲いていようが、私達を爽やかに誘い入れてくれるのです。
誰だって思わず「ワオッ!! 綺麗!! 可愛い!! 爽やか!! 幸せ!! 泣きそう!! 切ない!! 」
そんな歓声が上がってくるのではないでしょうか?。
さて、コスモスのお話は、ちょっと中断致しまして、ここ最近にぎわせている話題と言えばこの話。を少し取り込んでみましょうか?
何だかんだと世間を騒々しくさせている「芸能社:ジャニーズ」の問題は、“如何にも”らしく喧々諤々の社会現象。
かような問題を引き起こした問題の根本は、ジャニーズという芸能大会社の最上層部の人(達)だ。
だがしかし…と思わざるを得ない、もやもや感が、頭をめぐりとても「うっとおしく」「空々しい」。
そこに映像が流される何事に於いても、(被害者の方々は別として)社会的に見た場合、この何十年間、問題を感知していながら放置してきた「情報発信社=マスメディア」や、解っていて乗っかっている芸能人も、しっかりと多くいるわけで、僅かな方々が、懸命の救助要請をやっとこさ表明するや、怒涛の如くうねりを増して「重要な社会問題」へと認識拡散したという、皆様ご存じの経緯があるわけですよね。
そして今、問題解決への対応が継続しているのですが、マスコミの報道・対応は何かしら、今尚白々しく感じられるのです。
私自身、内容的に詳細を知っているわけではないので、深入りなコメントを記して申し上げることはできませんが、この白ける感は、一人の思いとしてお伝えしても良いかな?との思いで書いております。
社名のジャニーズを改名して、一応、出直しを図るため、従来の社名を棄て、新たな陣容で新社名を標榜して「新社の出発」を表明しました。
しばらくは、多くの重要な問題・課題の整理、対応、対策に追われ、意思決定して行かねばならないプロセスは、多くの困難な課題に立ち向かい、そこには意見対立・路線選択の決定課題が、重くのしかかっていると思います。
決して安直な決定は出来ないでしょうから、何度も何度も繰り返し行われるのであろう検討は、多岐にわたるため並大抵にはいかないでしょう。
あまりにも多岐にわたる生身の人間を対象に、対応していかねばならないのですから、社会に叩かれもするでしょう。
問われるべき責任が大きすぎ、多すぎるように思います。
周囲の特にマスコミは、他人事に突き放して話題にしていくのではなく「マスコミの責任」はどうであったのか?
そこをしっかり、社会の重要な責任と役割を担っている組織として、大いなる社会的役割を示していただきたく願うばかりです。
私は、マスコミの攻め方は、狡いし怖いなあと思っている次第です。
ある意味、少なくとも社会の味方であるはず(と思っていて)、マスコミの検知力、探索力は、如何様にも発揮でき、解決への意見を具申する事も発揮できたであろうにと残念に思います。
マスコミや週刊誌の方々こそ、もっと必死になってお働きになって、建設的意見を伝えていただきたいと願います。
このようなブログ展開は、これまた、私としてはどうよ!!
とも思いましたが、コスモスの花咲く野辺を歩き、風の爽やかさとコスモスの花達の揺れ動く爽やかな群舞(というほどではないにしろ)、ゆらゆらしなやかに咲き生きるは、私達に仕切り直しの穏やかさ、もしかしたら我が身もそのように巻き込まれてしまうかもしれない危うさの同調感をもって、爽やかな芸能活動・芸能界の発展の歩みへと進めていただきたいと思った次第です。
ええ格好でもなんでもなく、何か社会の中に潜む魔物を、皆で対応して変革していくべきと思う次第。
一方的責任論を、今引き受けたばかりの(しかも芸能人として生きてきた)人達に追及しているようで、それ自体ちょっとおかしくないか?
芸能雑誌社、新聞マスコミ等も、やはりキチンと建設的な提言を交えて、社会的対応をしていただきたいと願っています。
私達一般人は、一生懸命働いて、僅かな娯楽の時間を思いっきり楽しみたいわけです。
一方的責任追及ではなく、マスコミの方々共々に、これからの健全な姿勢をご検討いただき、積極的な芸能社との交流を創造していただきたく思います。
付録:コスモスの花について
【四季語】
秋桜、おおはるしやぎく
【解説】
キク科の一年草。高さ二メートルくらいになる。葉は細かく裂け、茎はひょろひょろと伸びる。九月から十月にかけて白やピンクの花をつける。花弁が桜に似ているところから、秋桜ともいわれる。
【科学的見解】
コスモスは、メキシコ原産のキク科一年草であり、日本へは明治以降に導入された。花の美しさから、庭先や花壇などで栽培されている。花序は、ヒマワリと同じ構造で、中央に筒状花、縁に大きな舌状花が並んでいる。別名としては、アキザクラやオオハルシャギクとも呼ばれている。(藤吉正明記)