スリランカに行けば、そりゃあもうカリーだな!と言われながら、
旅準備の2か月を過ごすうちに、
スリランカカリーと称する写真を何度も眺めながら、
インドカリーとどう違うのよ とか タイのグリーンカリーと同じやんか とか。
けげんな呟きを旅ブックに吐きながら、楽しみにするようにもなっていた。
何しろブックに紹介されるカリーは、ぜひ一度食してくださいとお薦めされている。
余程おいしいんだろうね。
スリランカの食文化の特性って?
スリランカは多民族国家故、食文化のタブーとも言うべきものが多々あろうに?
生活習慣や風習の故に伝統的で異なる食文化があるのだろうか?
解っておくのがよかろうと思って、ガイドブックを読んでみるも、頭に入ってくれない。
要するに何が何だか頭がごちゃごちゃになって良くわからない。
民族性、宗教など、信仰や伝統的な生活に由来するのだから、
私などの旅者は、要するにかれこれの食を感謝して味わえばよいのである。
そして大いに、食に感激して歓声を上げてみるのが、
もてなしを受けた側の態度だと思いながら現地を旅し始めたものである。
旅の全体を通して 魚・肉・野菜の「焼き物」はなく、
炊く・煮るなどの料理法で尽くされていたように思う。
勿論、果物は新鮮な生もので、バナナ・パイナップル・
蜜柑・トロピカル・スイカなどなど、いつも食べることができた。
1日3食は、ビュッフェ形式で、有機栽培のいろいろな野菜、野草が料理されて盛られており、
私は、大きなお皿に少しずつながら盛り付けていくと、もう一杯に盛つけたから、
食べることができるの?と心配されましたが、不思議とおなかに負担感なく完食しましたよ。
(実は、最後のホテルで、牛肉ステーキを焼いてくれて、ほ~っと息吹き返しましたが。
美味しくてね、体が欲していたんかしら?)
スリランカのカリーは激辛というから、それを楽しみにしていたにしては迫力がない。
ガイドさんがおっしゃるには、「スリランカのカリーは辛くないよ」と。 なるほどォ~!
ホテルや観光地のビュッフェ式食卓には、3種類~7・8種類のカリーが用意されていて
内1~3種類が辛い系。肉のカリー、魚・海老のカリー、野菜カリー、
ジャガイモカリー、豆カリー、などなどのほか、サブ食材に玉ねぎ、にんにく、生姜、
トマト、ココナッツミルクなどが一緒に煮込まれていたように思う。
スリランカでは、健康的で明るくて慎ましやかな人々が多い。
食生活の乱れなんかないんだろうね。
とにかくよく食べているように見えても、ヘルシーで胃もたれなし。便通良しなのだ。
ただ一つ、生水は飲んじゃダメ!! 氷がないから飲み物は温いよ!!
一度、旅すべし!お薦めのお国でございますよ。