こんにちは、
コーディネーターの渡邉です。
9月2日土曜、心電図セミナーを開催させていただきました。
受講者様は16名。コロナ禍では、それまでの32名定員から半数に減らした16名を定員とさせていただき、
5類になってからも、医療職・看護師さんを対象としたセミナーですので、弊社のセミナーはまだ半数の定員のままで、すすめさせていただいております。
ですので今回も満席でした。
弊社のセミナーにご参加が、初めての方が13名様。その内お2人は各ご友人からのお誘いでご参加いただけたという弊社に未登録の看護師さん。
そうやって、セミナーが弊社を知っていただくきっかけになっていること、セミナーに好感をもっていただき、ご友人にお声掛けくださる登録看護師さんがいてくださることに、本当に感謝ですし、それは、毎回素敵なご講義をしてくださる講師の先生方のご協力のおかげと、本当に感謝感謝です。
心電図セミナーといえば大人気の寺町紳二先生。今回も「心臓の実況中継をされているのでは」のごとく、お話が溢れ出て、72頁というボリュームあるテキストですが、その何倍もの頁数と思ってしまうくらいの、付け足しのご説明の数々で、受講者さんたちは、メモをとられる顔も真剣。聞き漏らすまいと、皆さんの目は、先生に釘付け、手はペンを走らせるのに必死という真剣な空気感がただよう会場内でした。
赤と黒のペンを使い分けてメモをとられる方もおられ、その学ぶご姿勢の誠実さに、私はただただ、感動でした。
そんな真剣な空気感でも時折、笑いがおこる、それが寺町先生の話術と、持たれているエピソードの豊富さ。
患者様のこともありますので、話していただけるエピソードや症例のことを、かいつまんでではありますが、ひとつひとつが心に、アタマに刻まれるエピソードでセミナー終了後のアンケートにも、どのお話が心に残ったか、鮮明に書かれている方も多かったです。
「現場の実践のお話が多くてとても勉強になった」というお声もたくさん書かれてました。
ただ医療用語を並べられるのではなく、なぜその用語が名付けられているかなど、先生が疑問をもって調べられたことも、おしみなく伝えてくださるわかりやすい内容で、その都度、感嘆の相槌を打たれるかたの声で、会場内は活気づいてました。
弊社はセミナー用の机というのがないので、バインダーにハンドハウトを挟んでいただいて受講していただくので、メモをとられるのもご不便かと思います。その点が申し訳ないことです。
寺町先生の軽快なお話、ご講義、アンケートにも
「先生は波形を観られたら、頭に心臓の動きが浮かぶんだろうなぁと思った」
と書かれている方がおられたのも納得の、本当にわかりやすく波形、心臓の図を使ってご説明くださる内容。
その中でも今回、わたしたち運営側もびっくりしたのが、ご講義の中で6つくらい前のスライドで話し忘れていたと言われることを思い出されたら、さっとその頁に戻られて、そこの内容の補充をしてくださった場面があり、先生の頭の中では、頁ごとの説明ではなく、ご講義内容が物語のように起承転結になっていて、どの内容も全て大切なことで、漏れなく全部お伝えくださるというサービス精神と、漏れを即思い出される頭の回転を目の当たりし、こちらもほんとに感動して圧倒されてしまいました。
セミナー終了後、ご質問は個別で、と案内させていただいたのですが(時間も20分オーバーでしたので)
お一人が質問されたら、ご回答くださる寺町先生のお言葉を聞かずに帰られる方がおらず、また10分くらいの延長になりました。
その後もまだまだ質問は止まらず、今回も先生の書籍「てらまち先生の手書き波形で救急・緊急時 不整脈・心電図覚え方動き方」を受付で販売させていただきましたが、その本を購入され、サインを求められる方もおられました(通常はサイン対応はされていませんが、今回は私も無理を言ってしまい、書いてくださいました。)
結局、終了時間の50分オーバーくらいまで、寺町先生は丁寧に応対くださり、京都から貴重なお休みに来ていただいているのにいつもこんなに親切、誠実に対応いただける事に感謝です。
寺町先生は、亀岡市立病院様の小児科部長でらっしゃるので、私は子どもも居ませんし、家も遠いですが、近くて子どもがいたら絶対寺町先生に、子供に何かあったら診ていただきたいと思いますし、運営側の弊社の今回初めて寺町先生のご講義を聴かせていただいた社員も
「ご講義があんなにわかりやすく、柔らかく話してくださるのは、やはり、日頃お子さんを診てらっしゃるから、目線をあわせて話されることができるんでしょうか」
と感想を述べていたくらい、先生の優しいお人柄を全面に感じるセミナーでございました。
顧問の楠本から
寺町先生は病院内の感染管理対策委員長もされていて、このコロナ禍3年以上、院内感染もクラスターも出されてないことを、最後の挨拶で紹介させていただいたのですが、それも自虐を交えながらも、感染対策がどれだけ大事かということを、今もまさに、きちんと正しい知識で対応すべきということも含め、最後に皆さんに伝えてくださるこれまたサービス精神の旺盛さでした。
帰られる受講者の皆さんの満足されたお顔、もっと聴きたかった、また同じセミナーをもう一度聴かせていただきたいなどのご感想から、今年度もう一度、3月に寺町先生のセミナーをお願いしてますが、またすぐに満席になるんだろうなぁと想像していた私です。
いつものごとく、役得で1番前で、寺町先生のお話を聴けるこの役割をさせてくれる会社にも、感謝しないといけないなぁと思います。
セミナーは、素晴らしい先生方にもお会い出来、そして、日頃お会いできない看護師さんたちにも、たくさん一気にお会いできる素敵な機会です。
今年度もあと、3回は確実に開催がありますが、一人でも多くの看護師さんに受講いただいて(定員はまだ16名のままですが)弊社を知っていただいて、弊社のモットーである「Face to Face」を、大切にできる機会としても、このセミナーを大切にしていきたいなぁと思います。
次回セミナーは、9月30日土曜日 13時から開催する、三輪五月先生の「在宅看護セミナー」です。詳細やお申し込みは
https://www.medicalstation.co.jp/event/#zaitaku
より御願い致します。
まだまだ暑い日が続きますが、残暑を少しでも楽しめるように考えながら、元気に暮らしたいですね。
私は、ちなみにこのセミナー終了後、観たかった映画福田村事件を、観ました。
実話をもとにされた映画ですが、映画館の涼しさのなかで、日本人として目を背けてはいけないこの事件を知り、観て良かったと思える映画でした。大きな映画館では上映していませんが、ほんとにおすすめの映画です。
観たい映画を観るためにも、お仕事を楽しんで頑張らないといけません。セミナーでお会いする看護師さんたちの学びのお姿、そして、その講義のお時間を「楽しかった」と表現される前向きさを見習い、明日からも楽しく前向きに、仕事に向き合っていきたいと思いました。
今回も長文を読んでいただきありがとうございました♪