こんにちは。
コーディネーターの渡邉です。

新年度が始まりました。
弊社も社内の部署異動や、新卒含め新入社員の配属、営業やコーディネーターのエリア変更など、バタバタとした4月の幕開けではありますが、
より一層今年度は、モットーである
「Face to Face」を大切に、メディカル事業部は1人でも多くのご登録者さんとお会いできるような、1年にしたいと思っております。
このお仕事をさせていただいているので、やはり気になるニュースは、医師の働き方改革です。
もちろん、自分やまわりの人に何かあった時に、お医者さんの人手不足で対応いただけない事態にならないのかなとか、世の中の看護師さんたちに、何かしわ寄せが来ないかなとか、マイナス面を考えてしまうことが多いです。
でもきっと、今までお医者さんたちが、時間や休みの感覚なども無しに、対応されてきたことを考えると、必要な改革であることは間違いないですもんね。
どんな風に世の中が変化していくのか、自分の立場としても情報収集しながら、対応していきたいと思いました。
自分のプライベートでも色々変化ありますが、1番は祖母が、今までいた介護付きではない施設から、骨折、手術、入院、リハビリを経て特別養護老人ホームに入所することになった変化です。
もう90歳を超えてますし、認知症も進んできていたので、特養の予約もしてましたが、入院しリハビリしてもやはり、元通りの自分の足だけで、歩けるようにはならないため、たまたま、入院中に一室空きが出て、そのまま入所できることになりました。
空きが出なければ、ショートステイで対応するか、それが無理なら、自宅で私が介護するのか、それはもう、仕事はきっと出来ないですし、主人に負担もかけてしまうし、どうなるんだろうと、本当にモヤモヤする時間もありました。
ただ、病院の主治医も、地域連携室の方も、元々の施設の相談員さんも、特養のケアマネさんも、ご家族が介護できないことはわかっているので、ちゃんと考えますから、大丈夫ですからと、何度も話してくださり、私に安心を与えて下さいました。
それでもやっぱり、金銭面も含め、どんなふうにこれから進んでいくのか、不安がすべて無くなる訳ではなく、、
という中で、特養に一室空きがでましたという電話をいただき、ただもちろん特養に空きが出るというのは、だいたいの場合、先に入られている方が、お亡くなりになられたという事なので、なんと反応してよいかわからずいると「1名、お亡くなりになったんです」と言われたので、よけいに返す言葉を無くしてしまいました。
そこからは、何をどう答えたのか今でも思い出せませんが、平日に仕事を休ませてもらい、元の施設や、次の特養や、市役所やを駆け巡りながら手続きをし、入所の日を待ちました。
手続き中、どちらでも本当に丁寧な説明を受け、特に特養では、お昼間の職員さん、夜の職員さんの時間帯ごと、職種ごとの仕事内容、どこまでして下さるか、人数配置などの説明も細かくお話いただき、いつも仕事で、特養の看護師さんの動き、介護職さんの動き、リハビリスタッフさんの動き、相談員さん、ケアマネさんの役割などを勉強したり、ご応募いただいた方に、説明をしているはずですが、見学ももちろん、仕事として行かせていただいた事もあるのですが、新しく気付かされることなどが沢山あり、大変勉強になりました。
こんなに説明して下さったら、家族も安心だなぁとか、今の仕事してるからこそ、
こうやって説明して下さる事を、改めて学べたと思えたのかもなぁとか、色々得した気持ちになりました。
病院の地域連携室のお仕事なども、ご応募いただいた方に説明させていただいたりもしてますが、自分が直接お話させていただき、お電話もちょくちょくいただくと、どれだけ調整が大変で、日々お忙しく、対応されているかも学びました。
入所する為にもちろん、一回の手続きで終わるわけはなく、けっこう何回か、平日に休みをもらい、特養や市役所に行く事になります。
前の施設の時は、亡き母(祖母の娘)が、末期がんと闘いながら、全部1人で手続きしてくれたんだなぁと思うと、もっとあの頃の自分が、動けていたならと、今更ながら、仕事仕事だったことを悔やみます。
ある求職中の看護師さんから、自分のしたい仕事、やりたいこと、なりたい姿はあるけれど、自分の周りの人との時間を、犠牲にしてまでは働きたくない、自分の周りの人の事を、大事にできなかったら、良い仕事もできないと思う、というお言葉を聞かせていただき、本当にそうだなぁと思いました。
ただ、そうしてでも働かないといけない時もありますし、人生においていろんなタイミングがあるのもわかります。
よく日本は女性の管理職が、世界の先進国に比べて少ないと言われますが、女性、男性、と今は分けて考える時代ではなくても、やっぱり、親のこと、子供のこと、家族のこと、で動き回ってる人には、女性が多い印象です。
そうなると、仕事に穴をあけてしまう事もやっぱり多々あります。
妊活をしている方も、女性は急に受診しないといけないことも多いし、身体に負担がかかることもあります。
もちろん男性にも、いろんな人生の役割がありながら、仕事と両立をされているのですが
管理職=仕事の負担がどかんと増えるというイメージで無くなったら、きっともっともっと、気持ちよく、プライベートでどんな事を抱えられている人でも、両立していける世の中になるのかなぁと思いました。
でも、なかなか難しいですね。
それぞれの立場で、今できることを、誠実にやっていく、それがまだまだベターなんですよね。
そして、話しは戻りますが、認知症が進んだ祖母、私の事はわからないし、自分の娘(私の母)の事もすっかり忘れているのに、妹2人の名前や妹との想い出はたくさん話してくれるので、少し遠くに住んでますが、なんとか会わせられないかと、コロナが5類になってから考えてました。
で、その祖母の妹うちの1人の、娘さん(母のいとこ)に電話し、その相談をしました。
すると、その私にとっての大叔母は、私がこのコロナ禍で会えてない、4年のうちに、、
祖母よりもっと認知症が進んでいました。。
ただ、特養にも空きは無いし、自宅の事をわかってるので、出たくないようで、家で介護していると。
なので、もうお互い会ったとしても、もちろん、なにかしら想いもしない奇跡が起こるかもですが、すぐに動ける距離ではない為、もうしょうがないね、、とお互い、面会は諦めました。
やっぱり、会えるうちに、会いたい人には会っておく、家族が会いたい人には、会える環境を作っておく、これは大事ですね。
17年くらい、入居させてもらった元々の施設を卒業して、特養に入った祖母の新しい生活は、まさに新入社員さん、新入学生さんと同じ、ピカピカの1年生がいま、始まったばかりです。
これからどんな事が起こるのか、不安も沢山ありますが、どちらでも親切な職員さんにお会いして、安心感をいただけていることが、本当にありがたく、お話するたびに、仕事への姿勢や考え方、人への配慮を学ばせていただいてます。
学んだ事を、どんどん自分も還元できる1年にしていきたいなと思いました。
今年度もよろしくお願いいたします。

写真は、今年も始まった、プロ野球の推しチームの勝った瞬間のビジョンの文字です。
日々の息抜きも大切に、今年も、少しでも笑って生きていきたいです♪

