7月28日(土)在宅看護セミナーを開催いたしました

photo_watanabe先週28日土曜日、弊社にて、在宅看護セミナーを開催いたしました。

ご存知のとおり、想定外の動きをする台風12号が迫る中、荒れた天気の中、ご参加の方々が危険な思いをして来られるのは申し訳ないと思いながら、天気予報とにらめっこする先週でした。なんとかセミナーが終了するまで荒天になることもなく、電車が乱れることもなく、というまずは空にありがとうという一日でした。

在宅看護セミナーは毎年開催しています。
講師は看護師であり、介護支援専門員の資格もお持ちで、実際に訪問看護事業所開設も経験され、現在は管理の立場や、講師としても活躍されている『三輪五月』先生です。

三輪先生の講義は、いつも先生の明るく強く逞しいお人柄と、聴く人の心に響くメッセージ性のある言葉で、受講者の方々が自然と明るく前向きな気持ちになる、そんなエネルギーがあふれる内容です!

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ただ、講義内容を拝聴するだけではなく、受講者の方々が、隣同士で自己紹介したり、意見を言い合ったりするお時間も設けてあります。
ほとんどの方が一人で参加され、初対面であっても声を出して笑いあったり、先生に意見を求められると思いを口にしやすい雰囲気になる、本当に明るいセミナーです。

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講義中もそのような雰囲気なので、セミナー途中の休憩時間も自然と皆さんコミュニケーションをもたれ、セミナーアンケートの[受講者の方々や講師と交流できましたか]という質問には参加者全員が[交流できた、積極的に交流できた]に○をむけてくださるほど。

年齢層も居住地もバラバラでも、在宅看護について学びたいと思ってくださってる共通点、そして、看護師という最大の共通点もお話が盛り上がる要因なのだとも思いますが、いつも運営させていただく立場としてその光景を見ながらこちらが元気をいただきます。

今回はご参加者様には、弊社特製「トートバッグ」のプレゼントもございました!
触り心地も良く、意外と(笑)しっかりした生地なので、ちょっとしたお買い物などにも使っていただきやすいと思います。セミナーだけではなく、お渡しする機会もありますのでぜひお楽しみにお待ちくださいませ♫

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セミナー内容はこれからの高齢化社会における医療の在り方、看護師さんの役割について、先生の歩んでこられたご経歴、取り組んでこられたお仕事内容をもとに、わかりやすく講義が進められました。

独居や老老介護、認認介護が多くなる中で、訪問看護というお仕事の大切さ。
ただ、そのような状況だからこそ、訪問看護に描くイメージのマイナス的要素について、本当に大変な部分とただただ、イメージが先行してしまってる部分など実例も交えながら講義くださいましたが、アンケートにも看護師としてそのお仕事を考える意味でも、今後、身内が高齢になり、看護師さんに自宅に入っていただくことも考えるうえでも自分が高齢になり、介護看護が必要になることを考えても、大変参考になったと書かれているご意見もあり、わたし自身も全く同じ思いになりました。

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三輪先生が講義中に言われていた「まずは1日でも、週に1件でもいいから訪問看護のアルバイトしてみられるのがいいかも」というお言葉がとっても胸にささりました。

高齢化社会のなか、必要とされるお仕事について、私の仕事として社会に貢献できるのは、そういった看護師さんのお思いを少しでも実際の勤務につなげ、喜ばれる利用者様を増やすことであるとも実感した一日です。

そして、看護師さんそれぞれにご自身の強みが何なのかを考えられるのが良いとも話されてました。
どんな経験をしてきて、何が仕事で活かせるのか、社会で活かせるのか、それは人間全員がそうだとは思いますが、特に知識労働者である看護師さんはその点を自覚され実践されることで社会への貢献度や看護師としての仕事の充実度も違ってくるのかもしれないなぁと思います。

今後も各セミナーを開催させていただきますが、今はお仕事をされてない潜在看護師さんにもぜひご参加いただき、お仕事復帰へのお手伝いもさせていただければと願います。

今回のセミナー途中、場内の暑さに空調をマックスにしてもなかなか対策が追いつかなかったということもありました。まだまだ暑い日が続きますので皆様、お体大切に楽しく夏を乗り切ってくださいませ。

☆今後の単発登録会・転職相談会・セミナーなどイベントの開催情報はこちらから
https://www.medicalstation.co.jp/event/

※場合により、開催日時を変更する事もございます。

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福利厚生のご紹介です!

こんにちは!わくめでぃです(^^)
酷暑が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
暑過ぎて「夏」を楽しむことを忘れてしまいそうですね。

さて、ワークステーションには休日を過ごすのにピッタリの福利厚生があることをご存知でしょうか?
私も、先週、その福利厚生を利用して南紀白浜に旅行に行ってきました!
木曜に思い立ち、金曜にホテルの予約が取れての旅行だったのですが、現地に着くと計画していない割にとても楽しく過ごせました♪

1日目はチェックイン前からプールで遊び、夜はホテルから車で5分のところにある白良浜でキャンドルナイトと花火を楽しみました♪翌日もお庭を散歩したり、またプールに入ったりしてホテルも白浜も満喫できた二日間でした。

WS000003ホテルバルコニーからの眺めです。隣にアドベンチャーワールドがあり、オペラグラスを持っていけば動物たちが動いているのも見えますよ!

WS000001夏は是非入っていただきたいプールです!近くに海もありますが、あえてのプール!泳いだ後はお部屋でゆっくりできて◎

WS000005白良浜のキャンドルナイト。夏の週末は毎週、開催されているようです。メッセージ花火も打ちあがりますよ!

ワークステーションの福利厚生施設の「ホテルXIVエクシブ」には屋外プールが付いていて9月ごろまで宿泊者に無料解放されています!近畿周辺には白浜・淡路島・有馬・京都・鳥羽などがあります。避暑地を求める方は軽井沢や蓼科もいいかもしれませんね。
現在、ワークステーションでお仕事されている方、これからお仕事していただく方は是非、利用してみてください!

ワークステーションの福利厚生はこちら

 

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遠隔介護ブログ(第9回)

photo_watanabeコーディネーターの渡邉です。
本格的な夏、例年よりかなり暑く感じ現に熱中症で搬送される方のニュースも昨年までより多く聞かれる気がする今年ですが、皆様、ご体調はいかがでしょうか。

わたしは亡き母の親友から手作り梅酒をいただき、寝る前にコップ一杯、お湯で割って飲むという夏バテ防止法を取り入れてます。
お酒が一滴も飲めない主人には姑が作ってくれた梅ジュースを水で割って渡します。
どちらも手作り、ありがたいことです。
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看護師さんは、熱中症でしんどい思いをされてる方々への看護や、またそのようなかたを出さないような健康管理にお忙しい毎日かと思います。

わたしも一人暮らしの高齢の姑、そして、父が熱中症にならぬよう日々心配しております。

今回は、子育ても褒めて育てるという論が世間でも広まっており、本屋さんでその類の本も沢山見ますが高齢者の健康のためにも褒めるって大切なんだなぁと思った話です。

うちの父は妻を亡くし、父を施設に入れてからまったくの一人暮らしになり、
生きるモチベーションを保つことにほんとに波がありました。

高齢者大学に行ったり、障がいのある方々へのボランティアに参加したり、そこで知り合ったお友達とおでかけしたり、デイサービスに行ったり。
毎日、それなりに楽しんではいましたがもちろん、お金を稼いでるわけではないので年金や今まで残してきたお金でのやりくり、先々の不安もあります。

そのうえ、家に一人でいるときは話し相手もいなくて、田舎の広い家にぽつんと一人。
心が落ち込んだときは電話をしてきては、生きていてもしょうがないというようなことをこぼしてました。

すこし使い過ぎに思える電気代などを注意した冬には「寒いから暖房つけるんはしゃあないやろ、凍えて死ねいうんか、なんでもかんでもお父さんが悪いんか」と、早朝から何度か電話かけてきて怒鳴ってくることもありました。

父のネガティブな電話に、こちらの心もやられそうなことも母が亡くなってから何度も何度もありました。
主人や弟家族、いとこたち、そして、なんでも話せる友人がいなかったら、わたしのほうが先に健康被害が出るくらい思いつめてたかもしれません。

ただ、ありがたいことに父のまわりの方々が本当に厳しく優しい。

ケアマネさんも父に厳しく指導してくださいます、デイサービスの所長さんもしんどいのはあなただけじゃないよと、日々、みんながどんな思いで生きてるかちゃんと話してくださいます。

正直、歩くのも杖や押し車でやっとの父が障がいのある方へのボランティアに行っても出来ることは限られてますし、かえって父がまわりのボランティアさんたちに手間をおかけして、お仕事を増やしてしまいます。それでも仲間のボランティアさんたちは父を家まで迎えにきてくださいます。

すべて、父に生きる力を与えてくださってます。

それでもネガティブな日があります。

そんな父が先日、「おとうさん、あと20年は生きたい、そう思えるようになった、頑張る」と急に生きる目標を口にするようになりました。

そのきっかけがある、ピンバッチです。
そのピンバッチはわたしと主人が実家に帰ると大事そうに仏壇にある引き出しにしまわれてました。

父の住む市からボランティア賞をもらったというのです。
新聞にも広報誌にもそんな記事はありません。
でもボランティア仲間さんが推薦してくださり、代表で父がもらったと、そのお仲間さんが手渡してくださったそうです。表彰式も表彰状ももちろん副賞もない。
でも、ボランティア賞だそうで。
何十年もボランティアしてきたからみてる人はみてくれてる、もっとこれからも頑張らなあかん、もっと貢献できるように元気におらなあかん、だからデイサービスでもリハビリ頑張るねん、手足動かすねん。

と、いつも以上の饒舌で語る父。

わたしはなんとなく勘付きました。
これは、父を元気にさせるためのボランティア仲間さんの優しい嘘なんだろうなぁと。
いい感じのピンバッチがあったので父を励ますため、生きる力を出させるため、考えてくださったんだろうなぁと。
たしかに、何十年もボランティア続けているのも間違いないですし、ただ、私からすればほんとに父がボランティアにいくために、そこでボランティアをするために、支えてくださってるボランティアさんがいることに感謝感謝なのですが。

やはり、生活には優しい嘘は必要だと感じた出来事でした。いや、ほんものの賞なのかもしれませんが。

子供にも高齢者にも褒める、大事なことですね。
それでやる気になるなら、より大きな希望が出てくるなら。調子に乗らせるのは悪いことではないですね。
この経験、私自身ももっと寛大な気持ちで、人に接して、人をやる気にさせる力を身につけていかねばならないと改めて思わせてくれました。

遠隔介護ブログ、第九回目の今回は体や生活面だけの介護ではなく、心を介護する、そういったことを勉強させていただいたことについて書かせていただきました。

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京セラドーム大阪で野球観戦

こんにちは!わくめでぃです。

7月に入り、梅雨らしい雨の日があれば、夏の日差しが暑い日もありますね。

ワークステーションの本社は大阪市西区あり、京セラドーム大阪も近い!
ということで、社員同士の親睦を深めるための懇親会として、事業部のメンバーで野球観戦に行ってきました。

7月4日のオリックス対ロッテ戦です。
阪神ファンが多い当事業部ですが、今回は、普段から野球を観ているかどうかに関わらず、みんなで楽しもうということで、この試合になりました。

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自由席でしたが、グランドの選手まで結構近く見えます!

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屋根があり、冷房も効いて、梅雨の時期でも快適です!
各自ビールやおつまみを手に、ワイワイ観戦しました。

オリックスの応援グッズ持参の社員もいました。

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7回の終わりにみんなでジェット風船も飛ばしました。
ここで、意外にも風船を全く膨らませられない社員がいることが発覚!普段とは別の一面が見られるのも懇親会ならではです。

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オリックスとロッテの両方で風船を飛ばした社員もいて、おおらかな雰囲気での観戦になりました。(青色の風船がオリックスで、白色がロッテです)

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そして今回はなんと!試合中の打球が私たちの近くに飛んできて、見事当社のTがキャッチしました!
下の写真で持っているボールがそれです!

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試合はロッテが2点先制していましたが、6回でオリックスが追いついて同点に。
さらに8回裏でオリックスが2点追加して逆転、勝利ムードが高まりました!

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普段は野球を観ない私ですが、大人数での賑やかな観戦となり、とても楽しかったです!
京セラドーム大阪は、屋根があり、冷房も効いて、選手までの距離が近い席もとりやすく、
気軽な夏の楽しみとしても、おすすめです!

 

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遠隔介護ブログ(第8回)

photo_watanabe こんにちは。
コーディネーターの渡邉です。
まだまだ梅雨が続いてますね。

雨の休日はとっても混んでる映画館ですが、先日、私は1日に3本映画を観ました。
観たい映画が6月は8本観たい映画がある中でしぼった3本。
空飛ぶタイヤ、焼肉ドラゴン、ワンダー、という邦画2本、洋画1本。
空飛ぶタイヤは仕事のなかでの自分、
焼肉ドラゴンは家族のなかでの自分、
ワンダーはコミュニティのなかでの自分、
を考えさせられる本当に観てよかった、人に薦めたいと思える3本とも素敵な作品でした。

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そのなかでもワンダーは、遺伝子異常で、顔が変形して産まれた子供とその家族、まわりのひとたちの生き様を描いた映画だったのですが、自分の生き方がどう人に影響を与えるか、
逃げないこと、相手を認めること、自分を認めること、人を許すこと、
様々な心の持ち方がまわりに与えていく影響を絶妙に描いており、
私がいつもこのブログで書かせて頂いてる父に
[お父さんは、ほんとに優しい人達に囲まれてよかったね]という言葉をかけると
父から返ってくるのが
[せやな、でも、お父さんがこんな体やから、お父さんと関わることでまわりの人も、車椅子のひとや、障がい者の人にどう接したらいいか勉強できるんやで]
という、なんだかポジティブなのかえらそうなのかわからない言葉も、
ワンダーを観たあとでは妙に納得してしまいました。

ただ、外出したときに、通りがかりの方がとても優しく父の車椅子や、押し車での歩行を助けてくださることがあるのですが、痩せ型の女性がこられると逆に父は[危ないから触らないでください]と、とても意地悪なことを言うのです。
心優しい女性たちは皆謝られます。
でも、なにも悪いことをされてないし、私にはなかなか出来ない行動なので尊敬し、私が追いかけて事情説明しその女性たちに謝ることもあります。

おそらく、何度もその心遣いにこたえ怖い思いをした父ならではの言葉なのだと思うのですが、その女性たちが次に誰かを手助けしたいと思ったときのトラウマにならないことだけを祈ります。
そして自分も人の親切はまずは感謝で、受け入れもし難しい提案なら丁寧に事情を説明してお断りしようと思いました。

話はかわるのですが先日、関西で大きな地震がありましたね。
阪神大震災を経験しながらも、南海トラフの話もどこかひとごとに思ってしまってたわたしを恥ずかしく思い、あらためて、災害について考える出来事となりました。
とっさにおきる災い。

阪神大震災をきっかけに私の大好きな女性漫才師、ハイヒールりんごさんは、当時独身だったのですが、このまま一人でいるのは嫌だと結婚をしたいと思ったと語られていたのが忘れられないエピソードなのですが、
実家の父も主人の母、私の姑も一人暮らしなので一人で大地震を経験するとどれだけ不安だっただろうと想像し、休日に会いに行ける距離とはいえ、離れて住んでることに少し申し訳なさも感じたのです。

でも、きっとそのように感じてる方々も日本中に何万といらっしゃるのが現実で、
遠くの親戚より近くの他人と言いますが、
例えば、うちの実家であればご近所の民生委員さんや、毎週きてくださるヤクルト配達員さん、
毎朝配達してくださる神戸新聞さん、そして何よりデイサービスのスタッフさん、
訪問介護師さんたちが近所にいてくださることを心強く思うわけで、
地域コミュニティとどう関わるか、今は親や祖父母のことで考えてますが、自分が年老いたときにもどう地域に身をおいていくか考えないといけないなぁと、思いました。
特に私は子供がいませんので、たとえば父や姑にとってのわたしと主人のような存在がいないわけで、しかも主人は年齢がものすごく上なので私自身のことはいまのうちから
終活ノートを作って誰に何を託すのか考えておかないといけないとあらためて感じた今回の地震です。
ちなみに9年前に亡くなった母は、終活ノートが今ほど話題になる前ですが、
末期がんとわかったときから終活ノートを作ってくれていました。

貯金のこと、保険のこと、葬儀のこと、そのほか、地域行事での役割、
土地のこと、自分がつくってきたあらゆる料理のレシピにいたるまで
母が生きてたら私にまるまる教えてくれること、すべて書いてくれてました。
そのノートを書きながらどんな思いだったんだろうと想像するとほんとに心が切なくなりますが、
元気なときから始めることが心身にもよいと思うので今年中に、いや、今日から始めなければ、と思います。

なにか災害や事故がおこったとき、看護師さんのお仕事の大変さやすごさをほんとに感じさせられます。
先日、ニュースにもなった、土俵の上で倒れた男性をとっさの行動で救ったのも看護師さんでしたが東日本大震災のときも避難所で、自分も被災者で避難している身なのにまわりの方々の体調を気にされ助けられていることもよく耳にしました。
そんな看護師さんたちのワークライフに携わらせていただいてる自分の毎日を本当にありがたく、誇りに思えます。

まだまだ小さいですが余震も続いてます。
ライフラインが戻ってない地域もあります。
関西がひとつになり助け合い生きていけたら、まずは自分になにが出来るかしっかり考えて生きていきたいと思います。

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社員紹介のページを更新しました

こんにちは!わくめでぃです。

今年も4月から、ワークステーションメディカル事業部に新しいメンバーが加わり、日々、看護師のみなさまをサポートしています。
既にお会いした方もいらっしゃるかもしれませんね。

この度、社員紹介ページを更新し、新メンバーも登場していますので、ぜひご覧ください!

社員紹介のページはこちら
https://www.medicalstation.co.jp/system/member/

 

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遠隔介護ブログ(第7回)

photo_watanabeこんにちは
コーディネーターの渡邉です。

いよいよ梅雨入りですね。
雨の日、気持ちもじめっとしますが、こんな時こそと、映画館に行ったり、ためてた本を読んだり、雨なりの過ごし方を楽しめるのも梅雨の醍醐味。
幼い頃からけっこう読書が好きなまま、大人になった私ですが、推理小説や時代物が比較的好きではあるものの、漫画もエッセイ的なものは読むことが多いです。
絵本も時々読みます。

そのなかで今回、行きつけの美容室で置いてあり
「渡邉さんに読んでいただきたかった」と10年ほどお世話になってる、わたしの趣味を熟知してくださってる担当スタイリストさんにすすめられた本が、
「大家さんと僕」
これがもうとにかくほっこりしまして。
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高齢の大家さんが住む一軒家の2階に賃貸で住むことになった漫才師カラテカの矢部さんが、その大家さんとの毎日を書かれた本。
うちの父が住む家も、カラテカの矢部さんのような親切な人が一緒に住んでくださったらなぁとも思ってしまいました。

高齢者の一人暮らしは増えてます。
お子さんたちが都会に親御さんを呼んで田舎の家は空き家にするのもよく聞きます。
高齢者問題、空き家問題。。

ただ、高齢者さんが住み慣れた家を出て都会にくるのは、便利もありますがきっととてつもない寂しさを経験されるのだとも思います。

私も父がいつまで一人暮らし出来るか、そこに関してはいつも頭を悩ませ、
父が故郷を置いて私や弟の家に住む事は、地域のつきあいも含め不可能だと思いますので、私が実家に戻るのが一番スムーズじゃないか、
それなら施設に入ってる祖母の家、空き家ももう少し頻繁に見に行けて、ご近所に迷惑かけなくていいのではないか、
そうなると、大阪で仕事を続けることは出来ない、主人も仕事は大阪なので離れて住むことになるだろう、
それでも父のために、家のために、そうすれば父が落ち込んだ時やなにか失敗したときに緊急電話がきて、ヒヤヒヤさせられる事からも解放される、
祖母の空き家のことで祖母のご近所さんから苦言を言われることもなくなる、
週末、実家の用事でとられてる時間は自分の自由時間に使えるかもしれない、
地元の友達にも会いやすい、
メリットとデメリット、
どちらにしても生活は一変する。

悶々と考えていたとき、
父のケアマネさんから
「お父さん、いつまで一人暮らし出来るでしょう」という、まさに考えてたことを投げ掛けられました。
わたしは、自分の悶々と考えてたことをぶつけました。
私が帰るべきですよね。
と。
あまりに悶々としすぎてたので、話ながら泣いてました。

ケアマネさんからは
「ご自身の生活を変えてしまうことだけはやめてほしい、めぐみさんの生活を守りながら、できることを考えるのが大事です」と、今後の入居施設のことや、ヘルパーさんの回数を増やすことなどを提案されました。

車の免許もなくなったので利用できるサービスの提案を再度してくださったり。
案外気楽に
「高齢者さんがよく乗ってる四輪の一人乗りのバイクのようなもの」=シニアカーについて、あれを利用したいと相談すると、
シニアカーにもまずは乗れるかどうかの高齢者の能力チェックがあることを初めて知りました。
たとえ合格しても行ける距離などを考えたとて、
かなりの田舎の実家から行ける範囲にあるスーパーも、シニアカーではかなり時間がかかる事を知り、リスクの割にリターンが少ないので、依頼はやめました。

ゴミ出しくらいはできるかもしれませんが、ヘルパーさんのサービスのなかにゴミ処理もお願いしているので、そこには不要ということで。

空き家問題についても、知り合いの大工さんに相談すると
「悩みを1つでも減らすための提案」と、最適な提案をいただきました。

今年中になんとかできればという状況まできたところですが、ほんとに様々な日々のなかで思うのが、このような問題を抱えてるのは決して私だけじゃなく、
問題を解決するためには一人で悩んでても、
ネットで検索しててもしょうがなくて、
口に出して人に相談することというのが大切で、
信頼出来る相談相手を一人でも多く増やす為に自分の状況をちゃんと恥ずかしがらずアウトプットして、ほかの人がどうしているかの事例を教えてくださるひとの意見に素直に耳を傾けることが大事だなぁと思います。

そして、思った以上に世の中は便利です。
介護保険で利用出来るサービスも増えてますし、
空き家問題も、自治体でとても良い活用をされてる市区町村もあります。
ただ、自治体に相談しようとすると、平日になるので平日休みがないわたしはなかなかつらいもの。。

でも、
仕事も長く続けると、ありがたい有給休暇取得という権利もありますので、
仕事と家の用事との両立は自分の努力とまわりの方々への協力のお願い、そして、協力いただける事にしっかり感謝を忘れない毎日を送りながら健康的に乗り越えていきたいものですね。

第7回遠隔介護blogも長くなってしまいました。
第8回を書かせていただく頃には梅雨時期もぬけて、気持ち良い天気が続いていますように。

 

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6月2日(土)フィジカルアセスメントセミナーを開催いたしました

photo_watanabeコーディネーターの渡邉です。

6月2日土曜日、ワークステーション本社にて、
フィジカルアセスメントセミナーを開催いたしました。
大人気のフィジカルアセスメントセミナー、2018年度の第一回目となります。

講師は糀谷康子先生。
糀谷先生にセミナー講義いただくのも、今年で6年目です。
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今回も、ホームページやメールマガジンで開催決定と予約受付の告知をさせていただくと、あっという間に満席になり、開催前の5日間にご予約連絡いただいた方は残念ながらキャンセル待ちとしてお名前を受け付けさせていただくほど。

看護師さんがどれだけこのテーマに興味を持ち、勉強し、毎日のお仕事に活かしていきたいと思われてるか、そのご予約状況からも実感させられました。
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糀谷先生のご講義は、何度受講させていただいても、つかみの部分が違い、自然と糀谷先生の世界に引き込まれるのですが、今回は南インドを旅された時に気付かれた事。
南インドの方は相槌が日本人のうなずきと違い、首を横にふるのだそうです。
日本人としては「違う違う」と反応されてる気がしますよね。
そのような気付きを面白おかしく話されたあと、「やはり目で見ないとわからない事がある」という生きる上で大切なこと、看護の仕事での大切な事にお話を続けられます。
弊社も「FACE TO FACE」をモットーにお仕事させていただいておりますので、
弊社のモットーにもお話をかけていただけることにも感謝する瞬間です。
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内容の中にも、受講者の方々に問いかけや質問をされながら、活気あるセミナー作りをしてくださり、自然と受講者さんからも相槌でお声が出たり、声を出して笑われたり、今回も和やかな雰囲気でのセミナーになりました。
休憩時間も糀谷先生に休憩する時間がないほど、受講者さんが質問に行かれ、
その時質問しなかった受講者さんもセミナー終了後にすぐに先生のところに質問に行かれるほど、もっと話をお聞きしたい!そのお気持ちが参加してくださった皆さんからあふれていました。
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看護師だから出来ること、わかる事、という点、
看護師さんが患者さんと向き合われる意味や意義など、私は看護師資格がない立場として聞かせていただきながら、資格の重みを感じ、看護師さんを一段と尊敬する事になるお時間でした。
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途中、パソコントラブルもあり、焦ってしまって、いつも以上に滑舌悪く、かみまくってしまう進行になったわたしですが、セミナー終了後、参加された皆様から、
また参加させていただきたい、ほんとに勉強になりました、来てよかったです、
などのお言葉をいただき、糀谷先生の明るくイキイキとした皆さんの心に響くご講義と、前向きなお気持ちで受講してくださった看護師さんたちのおかげで、とても良いセミナー、素敵な時間となりました。

今年は看護師さん向けのセミナーとして、あと七回開催を予定しております。

次回は、
7月28日土曜日13時~の「在宅看護セミナー」

8月7日火曜日には、子育て中の方も介護がおありの方も平日の空いた時間に受けていただけるセミナーとして
「自己肯定感アップセミナー」も開催予定です。

詳細は→
https://www.medicalstation.co.jp/event/
もご覧くださいませ。

いよいよ、梅雨がやってきます。
雨が多いこの時期を見越してか魅力的な映画の公開も多い6月、
先日、「のみとり侍」と「家族はつらいよ3」の
2本を観た私ですが、どちらも、心癒される笑いやほのぼのエピソードが散りばめられており、邦画ならではの優しさを感じました。
次は少しハードな思いも起こりそうな話題映画、「空とぶタイヤ」を観ようと思ってますが同じ邦画でも、カンヌ映画祭で賞をとった、「万引き家族」も気になりますし、晴れても休日は映画館にこもることになりそうな6月です。

雨の日にも楽しめる事を休日には、おりまぜながら、じめじめしたこの季節を楽しく乗りきりたいものですね☆

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新入社員にインタビュー:木村君

わくめでぃです!

今週は雨の日もあり、いよいよ梅雨の季節になりましたね。
今回は、4月にワークステーションメディカル事業部に入社した新入社員の木村君にインタビューを行いました!
とても背が高いのですが写真でも伝わるかと思いますが、とても物腰柔らかです☆
皆さんともお話する機会もあるかと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

ブログ用_修正後

社会人になって2ヶ月が経ちましたが何がいちばん楽しいですか?
スタッフの皆さんとの、お話がいちばん楽しいです。
特に、自分との関わりの中で、相手が喜んでもらえる瞬間は「やりがい」にも繋がっています。
また、実際に私の方がスタッフさんの方から学ばせていただくことが多く、毎回「気づき」や「発見」があります。ありがとうございます。

逆に何が一番大変ですか?
クライアントとのヒアリングです。
「間」であったり、「気遣い」の部分であったり、聞く立場ばかりでも良くないので、そのあたりのバランスが非常に難しく感じます。

看護師さんに対するライフサポートについてどう思いますか?
結婚、出産、復職、ライフスタイルが大きく変わる中で、その人に合った丁寧なサポートが、より大切になってくると思います。

人材のお仕事をしてみて、どういった感想をもちましたか?
「物」から「人」ではなく、「人」から「人」を通して、社会貢献が実現できる素晴らしい仕事だと思います。

休みの日は何をしていますか?
プロ野球観戦をしています。たまに、甲子園にも行っています!
特に、阪神タイガースの中継は必ずチェックして、お気に入りの試合は必ず録画しています。
おかげで、我が家の録画リストは、野球か、母がよく見る韓流ドラマでいっぱいです。

最後に一言お願いします。
新しい環境へ一歩踏み出す方を全力でサポートします。

ありがとうございます!
新入社員の木村君でした♪

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遠隔介護ブログ(第6回)

photo_watanabeこんにちは。コーディネーターの渡邉です。
そろそろ梅雨に入りそうな湿った毎日が続いてますね。

何か気分を変えたくて
わたしは30年ぶりに髪の毛の分け目を変えてみました。
だからといって、なに?というまわりの声が聞こえそうですが
なんとなくちょっとした変化は楽しいものです。

遠隔介護blogも第6回目。
書かせていただきながらも、
このまま遠隔介護でいいものか、ほんとうは同居すべきじゃなかろうか、
そんな状況が沢山あります。

前回から続けて書かせてもらいます。
父の免許返納は、まさにその点を考えさせられたことがらです。

父は免許センターで、もう免許更新ができないと分かった瞬間、
わたしがトイレに行ってるあいだに
○親戚レベルにお付き合いしてるお友だち
○自分のケアマネさん
に、電話で報告をし、これからの相談をしてました。
ほんとに数分の間です。
友人には、月に数回の買い物や、今後警察で免許返納証明書を発行してもらう日の付き添いをお願いし、
ケアマネさんには、介護保険を使って送迎が頼めるとこがないか調べてもらう依頼をしてました。

そして、私には、地元の社会福祉協議会に寄るように言いました。
そこは、昔、父が若かった頃、
地域のお年寄りで、車に乗れないかたを買い物や用事に送迎するボランティアをさせてもらってた協会です。
窓口の父のお気に入りの女性に、今回の免許返納を相談し、自分がやってたボランティアを
今回は利用させてもらいたいとお願いしました。
ただ、父は全くの車イスではなく、杖をついてでも歩ける環境なので、全く無料で利用できる
社会福祉協議会のボランティアさんは利用出来ないと返答されました。
そこはアッサリと退散。
そして、ケアマネさんが調べてくださった車イスも乗せられる送迎会社さんと、免許返納者への優遇の介護タクシーを利用することに決定。
ケアマネさんからかかりつけ医にも連絡いただき、遠い病院ではなく、近い病院に
定期的な診察も変更していただくことに。

父が車乗れなくなったらどうしよう、いよいよ一人暮らしが無理かも、と悩んでた私を横目に
次々にいろんな相談と手続きをすませ、案外快適に暮らし、少々送迎への手数料がかかっても
車があることで発生する維持費に比べたら安いと前向きな発言になり、
車で出掛けられなくて家にいると寂しくなる日はデイサービスに行く曜日じゃない日もデイサービスに電話し、迎えにきてもらい、デイサービスで急遽過ごさせてもらったりなど、
なかなか楽しそうに過ごしています。

私自身も父がこうなったことで、デイサービスって急遽でも行かせてもらえるんだ。とか、
介護送迎はこんな会社があるんだ。とか、
社会福祉協議会のボランティアサービス内容とか、
あらためて勉強させてもらうことばかりで、自分がどれだけ無知だったかも痛感しました。
免許更新出来ない事がわかり、父自身がすぐに行動を色々うつせたのは、
本人が若い時代にボランティアを頑張っていたことや、
もともとは大工だったものの、バブルがはじけた時にこれからの高齢化社会を先読みして介護の資格をとっていたことなどが幸いしたようです。

日本中には本当に多くの親の免許返納について悩んでおられるかたがいらっしゃると思います。
父が免許返納して4ヶ月、本当になんとかなるものです。
父はきっとほんとは寂しいと思いますが、
事故しないかどうか心配ばかりしてた日々、
本人も車を擦ってしまったりして落ち込むことも増えてたので、
その気持ちのモヤモヤもなくなり、前より明るくなってます。
良い送迎会社さんにも出会えました。

月に2回はわたしも買い物に付き合います。
それも前より楽しそうです。
高齢者による車の事故で被害にあうかたが一人でも少なくなるように、
そして、事故をしてしまった高齢者さんやご家族の心の負担をなくせるように、
ある程度の年齢になると免許返納を自ら考えられるように、
もっとこの動きが日本でも広まっていくといいですね。

私自身も運転は月に数回はしますので、まだ40代ではありますが安全運転に徹していきたいですし
必要のないときは乗らない生活を心がけたいとあらためて思ってます。

遠隔介護第6回目はとても前向きなお話を書かせていただきましたが、
キレイごとではないんですよという、日々起こる本当のしんどさや悩みの乗り越え方や、遠くに住みながら自分の生活と実家の高齢者との問題・向き合い方について次回は書かせていただきたいと思います。

 

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