遠隔介護ブログ(第21回)

こんにちは。コーディネーターの渡邉です。
遠隔介護ブログ21回目です。

9月は敬老の日がありました。

幼い頃から、両家の祖父母に絵を描いたり、手紙を書いたり、プレゼントを買ったり、ご飯を食べに行ったり、敬老の日はいろんな思い出を作ってきたはずなのに、いま、4人いた祖父母が2人になって、2人ともが施設や病院にいて、外出届けすら出せないくらいになって、祖父のほうは差し入れも難しくて。となると、あれもしたかった、あそこにも行きたかった、そんな思いがいっぱいで、ここ数年、敬老の日をちょっと切ない思いで迎えています。

そして切ないといえば。。

父は地元の高齢者大学に行き、まだ足腰が元気な頃は、学年代表で弁論大会にも出たり、みんなとの遠足や旅行にも参加して頑張ってましたが、やはり押し車や車椅子が主となり、遠足や旅行にも参加したいと言ったものの、「家族(介護者)同伴でないと難しい」と返答されたんですね。
もちろん、父の遠足のために私や弟が仕事休むことも出来ないので、父には我慢してもらっていたのですが、そこから、父が高齢者大学を休むようになり、もう行きにくくなったんかなと思ってました。大学は送迎もあるので、車がなくなったことが原因ではないですし。

そしたら、「大学で過ごすときのお弁当がないから」という理由で、最近大学に行けてなかったことが判明したんです。

料理はするので、お弁当も以前は作ってましたが、今は、目も悪くなり、お弁当というものを作るのがしんどくなり、車もないので、買い物のガイドヘルパーさんや私と一緒でないと買い物もできず、学校に行く前に、賞味期限を気にしながらパンやお弁当を買うことが出来ない。

ちょっと不憫でした。
そこで、大学に行く3日前に実家に帰れた私は、少し日持ちする、ママカリ寿司を買い、大学に持っていくように言いました。
そしたら、ちゃんと大学に行き1日楽しく過ごしたそうで。

物事には全て理由があり、解決策もだいたいのものにはあるのを感じた出来事です。

写真の姫ひまわりは、実は父が見知らぬ女性からもらったもの。

ある日、ガイドヘルパーさんと、いつものスーパーで買い物をしてると、見知らぬご婦人から声をかけられ、「以前は奥様とお買い物されてましたよね、そして、お父様と来られてたときもありましたよね。」と。
仲睦まじく買い物する様子をそのご婦人は度々見られており、ただ、最近は父が車椅子に乗り、ガイドヘルパーさんと買い物するようになったのを見て、嫁や父がそばにいなくなったことを察してくださったようで、そのあと「お仏壇に供えてください」とこの花をくださったとのこと。

なんて心の優しい方なんでしょうか。
きっと、人のいたみがわかる、深みある人生を生きてこられたかたなんだろうなぁと思いながら、母の好きだった花瓶に入れ、仏壇の部屋に飾らせていただきました。

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そして、今回のブログ、ここまで書いてからもう少し書きたいけど後で。と思っていたら、、
病院に入院していた95歳の祖父が急死いたしました。

ブログの最初に「祖父と祖母、4人中2人生きてる」と書いたばかりですが、もう、母方の祖母一人になりました。

祖父はここ10年、入退院を繰り返し、その度に「危篤です」と病院や施設に呼ばれることもありましたが、会いに行くとピンピンしているということを繰り返していました。
わたしの地元では「ハブ」と呼ぶ、いわゆる毒蛇「まむし」に、数年前、畑仕事中にかまれたときも、これ以上被害者が出ぬようにと、持ってた草刈りカマでまむしを殺し、畑の近くのおうちまで行き、救急車呼んでもらって、自分で毒を吸い出したりしながら、病院についたときにも、ドクターに処置を指示したほどの強靭な心身を持つ祖父でしたので、100歳まで生きてくれるかな、父より祖父のほうが長生きしてくれそうだなとか、思ってたんですが。。

最後はあっけなく、でも、とても穏やかな表情で天に召されました。

しかも、宗派問わず言われる「1年で1番幸せな亡くなる日」とされている9月23日、お彼岸の中入りに。

1週間前に、わたしの従妹と叔母がそれぞれ行くと「今日、何日や」と聞いてきたそうなので、お彼岸の中入りを計算していたのかもしれません。

祖父への想いや、祖父の死、送る立場として学んだことを書くと、このブログがどんどん長くなってしまうので次回にさせていただきます。

そんな忘れられない9月を過ごした渡邉でした。

 

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看護師の声 ~単発のお仕事・デイサービス(看護)編~

こんにちは!ワークステーションの単発グループです^^
みなさまに看護師の単発のお仕事を知ってもらおうと始まったこのブログ。
ぜひ、単発でお仕事をされた看護師さんの声をきいてみてください!

インタビュアーは、単発グループの分身、「わくたん」です。

※ブログにでてくる個人名は仮名です。


今回は、デイサービスで単発勤務されたサエコさんに感想を聞いてみたいと思います。

 

わくたん
「こんにちは、わくたんです。今回、サエコさんは、デイサービスでの看護のお仕事は初めてだったんですよね。」

サエコさん
「こんにちは、わくたん。そうなんです!今回はね、はじめてデイサービスでの看護のお仕事に挑戦してみたんです。」

 

わくたん
「はじめてってドキドキするよね。どんな内容のお仕事だったんですか?」

 

サエコさん
「お風呂に入る前と後に、血圧を測ったり、お風呂の後に軟膏を塗ってあげたり、お薬の管理や、インスリンの注射や栄養剤の注入などがありました。」

わくたん
「いろいろあったんですね。はじめてのところって、誰に何をしてあげたらいいかわからなくて、マゴマゴしそうだけど、どうでしたか?」

サエコさん
「わたしも、どんな感じか心配だったんですけど、現場の担当者の方が丁寧に教えて下さったので、安心してできましたよ!」

わくたん
「へー!それはよかったですね。でも緊張しなかった?」

サエコさん
「はじめはね。でも利用者さんたちが積極的に話しかけてくださったり、私の名前を覚えて呼びかけてくださったり、徐々に緊張もほぐれてきました。」

わくたん
「お仕事の中で、大変なことはなんでしたか?」

サエコさん
「服薬管理ですね。間違ったお薬をお渡ししたら大変なので、利用者さんにご自分の名前を言っていただいたり、座られているお席の名前を確認して、ミスが起こらないように慎重に行いました。胃瘻など医療的処置は、現場の方に量の間違いがないか、何度も聞いて指示に従いました。」

わくたん
「わーすごい!サエコさん、頑張りましたね。今回、ステップアップになったことは何ですか?」

サエコさん
「デイサービスの看護業務では、利用者さんの細かな変化も見逃さないように全体を見渡していく大切さを学びました。連絡帳の記入は、バイタル測定だけでなく、実際に、利用者さんとコミュニケーションをとって、その日はどのように過ごしたかを聞くことが大切だと感じました。」

わくたん
「すごい!!サエコさんは単発の1日のお仕事でも、利用者さんや施設のことを思って働かれてるんですね。初めてのデイサービスでのお仕事で、学びや今後の看護師としてのお仕事につながる気づきが得られたのですね。
ボクも、サエコさんを見習わなくちゃ!

サエコさん
「こちらの施設は自宅から近いので、来月以降も空いている日があれば、お仕事していきたとお思っています。わくたん、これからもよろしくね!」


デイサービスの単発のお仕事をされた感想はいかがでしたか?

今回は、今までデイサービスでの働いた経験のないサエコさんが、看護師としての経験の幅を広げたいと、新しいことに挑戦されました。
そんな挑戦が1日単位でできるのも、『単発』で働くメリットですよね!

ワークステーションでは、デイサービスの単発以外にも、健診やクリニックなど単発のお仕事がありますので、お気軽にお電話でお問い合わせください。

初めての方も大歓迎です。みなさまからのお問い合わせをお待ちしております!

単発のお仕事はコチラをクリック
⇒ 単発の看護師求人

※単発のお仕事の中には派遣就業のものがあります。派遣就業をご希望の方には、単発の派遣就業にあたってページに記載の就業条件についてもご説明します。
条件を満たさない方には、単発の派遣以外のお仕事をご案内いたします。

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9月14日(土)心電図セミナーを開催いたしました

こんにちは、コーディネーターの渡邉です。

9月14日土曜日、毎年、大大大好評の「心電図セミナー」を開催いたしました。

一昨年まで弊社のセミナーは、参加人数の上限を25人としていましたが、昨年からセミナー会場としてます会議室の椅子も、おnew&smartになったため、今までより10名プラスして35人を上限として開催計画をしております!

今回のセミナーは開催日の2週間前には、定員35名を優に上回り、48名のご予約をいただいて、うち13名様はキャンセル待ちという状況でした。

参加希望のお電話やメールをいただいては、「キャンセル待ちの○番目なんです、すみません」とお詫びする日々が続きました。

それくらい、大人気の寺町先生の心電図セミナー。

当日は、体調不良などでご欠席はあったものの30名様にご参加いただき、9月中旬とは思えない、外の気温の暑さに負けないくらい、熱気あふれるセミナーとなりました。

寺町先生はいつも、服装がオシャレで、若々しくいらっしゃって、さりげなくブランドロゴマークが入っていて、私はひっそりと「あのブランドがお好きでらっしゃるのかなぁ、奥様のご趣味かな、先生のご趣味かな、どちらにしても20代のオシャレさんみたいでセンスがお若い!」と思っていて、セミナー開始前、早めに来ていただいているので、その点お聞きしたいと思いながらも、お会いすると最近の医療の話や、小児科医でらっしゃるので小児看護をしていた経験も長い弊社顧問の楠本との、小児科あるある話をお聞きしているうちに、あっという間に、セミナー開始時刻となってしまいます。

セミナーが始まると、体表面心電図の基礎知識や、異常心電図、不整脈のお話など、70ページ以上におよぶ内容を、様々な医療現場での例をふんだんに交えながらご講義いただけます。

受講生は看護師さんなので、ドクターのお立場から、「患者様の状態が、こうなっていたら、まずは心電図でこの状態まで調べた上で、ドクターに状態を伝えるほうがよい」など、看護師として、どのような動きが求められるかなども具体的に講義してくださるので、受講者の皆さんは、先生のお言葉、一言ももらすまいと真剣な眼差しでテキストにメモをとられてました。

20年程度看護師としてブランクのある方や、現役で毎日心電図を使われている方、受講生の皆さんがそれぞれの思いを持ち参加いただく中で、休憩時間は積極的に意見交換をされたり、セミナー終了後は寺町先生に質問をバンバン投げかけられたり、受動的ではなく能動的に受講される皆様から、私自身も「勉強を続けることの大切さ」を学ばせていただきました。

寺町先生のセミナーでは、平成27年に出版された「てらまち先生の手書き波形で救急・緊急時不整脈・心電図覚え方動き方」の販売もさせていただくのですか、毎回、販売させていただきながら、心臓も心電図の波形も寺町先生の手書きで書かれていて、まるで絵本のように読みやすいこの本は、寺町先生が企画されたと思いこんでいましたが、今回、手書きする企画は出版社さんからの提案だったとお聞きして、手書きという大変さを受け入れてかたちにされた寺町先生と、その発想を企画し、寺町先生に依頼された出版社さんの思い切りと信頼関係にもあらためて感銘をうけました。

今回、ご本を購入された方には「本屋さんで、心電図を学ぶための本を探しても、読みにくい、見るだけで難しそうな本ばかりで、こんなに読みやすく、読みたくなる本初めてです!」と言われる方や、「ほんとに絵本みたいですね、女性向きですよね。」と言われる方、本当に出版社さんと寺町先生の狙い通りの感想が次々出てくる好評さです。
しかも、セミナー価格で少しお得に購入いただけます。

今回、初めて「寺町先生、サインください!」と、購入された本にサインを求められる方がおられ、「たしかに!」と私は感動してましたが、「サインはありません。」と即答された寺町先生。
が、顧問の楠本から「名前を書いていただくだけでいいのでぜひ」と、強引に(笑)言われてしまい、サインに応じていただけるという微笑ましい場面もありました。

 

今回、キャンセル待ちで参加出来ない方も10名以上おられたので、その方のためにも寺町先生には2019年度、もう一度セミナー開催をお願いしております。
3月14日土曜日の開催を予定しておりますので、12月頃には、また予約受付開始をさせていただきます。ご期待くださいませ。

セミナー終了後のアンケートにも、セミナー内容や、サービス精神旺盛にお話いただく寺町先生のお人柄に感銘をうけられ、素敵な反応のお言葉を沢山いただきます。

2019年度、下半期も、より看護師さんに喜んでいただけるセミナー開催を顧問とコーディネーター一同で頑張ってまいります。

セミナーをきっかけに弊社の事をより深く知っていただける方もどんどん増えている現実、これはひとえにご協力いただく講師の先生がた、講師の先生を気持ちよく弊社にお送りいただける各病院、施設様のおかげだと思います。

これから、ラグビーのワールドカップや、東京五輪にむけた様々な選考レースが開かれる中、なんでも「継続すること」がどれだけ力になるかをより一層学ぶことになると思います。
勉強することを続けられる看護師さんたち、アンケート結果をお送りすると、そこからまた学ばせていただき講義のレベルアップにつながると言ってくださる講師の先生がた、そして、セミナーを毎年、回数も増やしながら、開催しつづける弊社。

継続すること、それが関連するすべての方のパワーアップにつながる。
それをあらためて実感させていただいた1日でした。

只今、予約受付中のセミナーは、こちらから確認いただけます。

https://www.medicalstation.co.jp/event/

次回の開催は、11/9(土)リウマチ・ホスピス看護セミナーです。

まだまた暑い日が続きますが、この9月、私ももう3本映画を観、本も2冊読みましたが、涼みなから過ごせる材料も世の中にあふれています。
夏バテが出ませんよう、皆様、身体をうまく休ませながら、秋を楽しんでくださいませ。

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社員紹介ページに新メンバーが加わりました!

こんにちは!わくめでぃです^^
メディカルステーションホームページにある「社員紹介」を更新しました。

ワークステーションメディカル事業部に加わったのは、2名!

  
蔵野 のどか    岩本 理来(リキ)

6月に、新卒社員インタビューでもブログに登場しています。

入社から半年が経ち、日に日に頼もしくなっていく二人です^^
社員紹介ページにさらに詳しく登場しておりますので、是非ご覧ください!

○「蔵野 のどか」の紹介ページはこちら
○「岩本 理来」の紹介ページはこちら

▼ワークステーション全員の社員紹介はこちらから!
https://www.medicalstation.co.jp/system/member/

8月単発登録会のご報告です

こんにちは!コーディネーターの小倉です。

毎月恒例、単発登録会ブログ!!どんな出だしで書こうかいつも悩みます、、

 

さて、いつもは、14:00から開始する事が多い登録会ですが、今月は11:00より開始させていただきました!

なぜ午前なのかと言うと、午前中の方がご来社いただく際に少しでも涼しいかなと思い、8月のみ全て午前中で開催させていただきました。が、午前、午後に関係なくこんなに暑くなるとは予想外です。。

「午前中で有難いです。」というお声も聞けたので、今後も、午前中の登録会を開催いたします!

お子様がいらっしゃる方もお気軽にご参加くださいませ♪

そんな暑い中、開催しました8月の登録会では、なんと34名の看護師の方にご参加いただきました!

過去最多の参加人数です!!

会場も大きくはないので、参加いただいた方は、さぞ暑かったのではないかと思いますが、皆さん、真剣にメモを取られるなど、とても前向きな姿勢で登録会に参加くださいました。

9月登録会のご予約も承っておりますので、皆さんのご参加をお待ちしております!

健診の繁忙期になりますので、ご参加いただく方には、まだ情報を開示していないお仕事情報も見ていただけるかも!!!

 

≪9月登録会開催予定日≫

9月19日(木)11:00~

9月25日(水)14:00~

予約制となっております。お気軽にお問合せ下さい。
https://www.medicalstation.co.jp/event/

※場合により、開催日時を変更する事もございます。

※単発のお仕事の中には派遣就業のものがあります。単発の派遣就業をご希望の方には、単発の派遣就業にあたってページに記載の就業条件についてもご説明します。

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遠隔介護ブログ(第20回)

こんにちは、コーディネーターの渡邉です。

お盆休み最終日、自宅で読書などしながら台風10号が行き過ぎるのを待ち、外出せずに待機しておりました。
昨年も自然災害が多く、今年もまだまだ台風もこれからが本格的になる時期だと思います。
大きな被害がないことを祈るばかりです。

そんな台風の最中に読んだ書籍「絶唱」はまさに、24年前に起きた阪神大震災がキーワードとなる物語です。

作者の湊かなえさんは、広島の因島出身で、現在は淡路島に住んでおられますが、大学は武庫川女子大学で、震災は西宮市で体験されております。

私も前職で広島県に住み、因島も仕事で度々訪れ、淡路島には親戚がいますので、年に1〜2回は遊びに行き、今は西宮市の武庫川女子大学の近くに住んでいるということで、湊かなえさんには勝手に親近感を覚え、出される本は全て読ませて頂いてます。

もちろん、湊かなえさんの話の構成がホントに大好きで、私の好きな小説家さんベスト3に入るのですが(1位は永久に向田邦子さん、2位が湊かなえさんで、3位が重松清さんです)、この絶唱は、「小説なのかな?湊かなえさんの実体験なのかな?」と、考えさせられる他の湊かなえさんの小説とは少し違うテイストでした。

その中に、阪神大震災のときのことを、「私はそのとき○○にいて〜」と語れるのは、境界線のもっと外側にいた人ばかりという言葉が出てきます。

確かに、今でこそ減りましたが、兵庫県に住んでいると、阪神大震災の話はどこでも話題に出る頃はありました。
私の住んでた地域は、壁もひび割れし、ガラスも割れ、怪我をする人はいたものの、身内や知人に亡くなる人や自宅の全壊などはありませんでした。ただ、本当の被災地、淡路島や神戸市の大きな被害を経験された方が積極的にその話をされることはありません。

境界線の中側、ど真ん中におられると、言葉では語れないしんどさや辛さがおありだったんだと思います。

私自身も、遠隔介護ブログをもう20回書かせていただいてますが、所詮「遠隔介護」であって、自宅で介護をしながら、生活をしているわけではないので、24時間、365日、介護と向き合ってらっしゃる方が、私のこのブログを読まれても、「介護のこと、何もわかってない」と思われると思います。

もし、自分が結婚を決めたときに今の父の状況で、自分が出ていくと父が一人暮らしになる、、という状況なら、結婚して家を離れることが出来たかと考えると、きっと出れていないと思います。かと言って、主人に、うちの実家に一緒に暮らしてもらって、そこから仕事に通ってほしいとはお願いも難しかったでしょうし、きっと結婚を諦めたような気がします。

あの時は末期がんで余命宣告された母に花嫁姿が見せたい、その一心でしたので、今とはまた状況が違います。

そんな事を考えるとこのブログ、これからも書いて大丈夫なんだろうか、、と考えてもしまいますが、このお盆休み、通常なら帰省しない月曜日に実家に帰省し、いつも月曜日に来てくださってる訪問介護のヘルパーさんとお会いできました。

とっても親しみやすく、そして笑顔の素敵な、一目でお人柄が良いとわかる好感のもてる方で、色々お話もお聞きし、お仕事を終えられて父の寝ているベッドまで行き、「また来週きますね〜今日はご家族がこられてていいですね〜」と声をかけてくださると、父は、すかさず手をのばし、ヘルパーさんに手を握ってもらい、「今は楽しいけど帰ったら寂しいから泣くねん」とかわいく訴えてる姿を見て、私が「セクハラやで」と言うと、父も笑ってました。

私がもし嫁に行かずここにいて、父の世話をしながら、仕事も実家から通勤する生活をしていたら、父はこのヘルパーさんにも出会えてないし、今のデイサービスにも行けてないし、お買い物のヘルパーさんとも会えてないし、私自身は今のこのワークステーションにも入社出来てないし、もちろん主人とも生活が出来てない、といういろんな「出会えなかったかもしれないものや人」の存在を思い、今の自分として書けることはこのブログに書いていきたいと、再度思い直すことが出来ました。

もちろんこれから父がもっと体が動かなくなればどうすべきなのか、そこはいつも考えます。
だからこそ、体がまだ動くうちに父にもいろんな人と、いろんな想い出を作ってもらいたいと思います。

娘がつきっきりじゃないからこそ出会える人たち、事柄をめいっぱい楽しんでもらいたいものです。

 

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看護師の声 ~ツアーナースの単発のお仕事~

こんにちは!
ワークステーションの単発グループです。
単発グループでも今月からブログに参加することなりました。

単発のお仕事には、デイサービス・健診・クリニック・イベント救護・ツアー添乗などの、さまざまなお仕事がありますが、このブログでは現場で働いている看護師さんの声をお届けしていきたいと思っています。

インタビュアーは、単発グループの分身、「わくたん」です^^

『はじめまして!わくたんです。これから、実際に単発のお仕事をされた看護師さんに感想を聞いて、これから単発のお仕事をしたい方に、その声をお届けできたらいいなぁと思っています!どうぞよろしくお願いします。』

 


今回は、小学校の校外学習にツアーナースで行かれたアイさんに、感想を聞いていきたいと思います。

 

わくたん
「今回の学校ツアー添乗は、4泊5日と少し長い期間でしたが、どのようなことをしましたか?」


アイさん
「小学生の子ども達が、自然の中でレクリエーションを行う校外学習に付き添いました。レクリエーションは、登山、キャンプファイヤー、飯ごう炊さんなどがありましたよ。」

 わくたん
「へぇー。盛りだくさんですね。じゃあ看護師さんのお仕事はどんなことをしたのですか?」

アイさん
「今回は、主にこんなことがありました。
①擦り傷の時は水で洗い流して消毒を行った後に絆創膏で保護しました。
②打撲・捻挫の時は腫れを確認して冷却し湿布を貼りました。
③急な発熱の際は、体温測定後に冷えピタで体を冷やしたり水分補給をしたりしました。
④内服している子どももいるので毎日、服薬チェックがありました。」

わくたん
「けがをした時やしんどい時に看護師さんが一緒にいてくれたら安心ですね。」

わくたん
「嬉しかった事はどんなことですか?」

アイさん
「嬉しかったことは子ども達の名前を覚えて、喜んでもらえたことです!1日目から名前をたくさん呼んでいくと、『わたしは?』『ぼくは?』と、嬉しそうに聞いてきてくれて、とても親しみやすい環境を作ることができました。」

 

わくたん
「大変だった事はどんなことですか?」

アイさん
「そうですね。心のケアですね。突然、泣いてしまう子がいて、声を掛けてあげたり一緒にいてあげたり、1人1人違うので誰にでも分かりやすいようにお話ししました。それぞれの発達段階が違うので丁寧に説明することも必要だと感じました。」

わくたん
「慣れない環境なので不安や寂しい気持ちが出てしまう子たちもいる
のですね。」

わくたん
「今回、学校ツアー添乗に行かれてみての全体の感想があれば教えてください。」

アイさん
「子供たちが皆でサポートし合いながらプログラムを達成させていく姿に感動しました。
今回もとても楽しい学校ツアー添乗でお仕事ができました。ありがとうございました。」

わくたん
「病棟勤務とは違う環境のお仕事で、貴重な経験になりましたね。またぜひ参加してください♪」

 

学校のツアー添乗ナースのお仕事の感想はいかがでしたか?

ワークステーションでは、ツアーナース以外にも単発のお仕事にはさまざまなお仕事がありますので、お気軽にお電話でお問い合わせください。

初めての方も大歓迎です。皆様からのお問い合わせをお待ちしております!

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※単発のお仕事の中には派遣就業のものがあります。単発の派遣就業をご希望の方には、単発の派遣就業にあたってページに記載の就業条件についてもご説明します。
条件を満たさない方には、単発の派遣以外のお仕事をご案内いたします。

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8月6日(火)看護師さんへ『人との対応力アップ対処法セミナー』を開催いたしました

こんにちは、ワークステーション渡邉です。
8月6日火曜日、『人との対応力アップ対処法セミナー』を開催いたしました。

講師は2年前からお世話になっております『守安あゆみ』講師。

守安先生は、現在、認定NPO法人箕面こどもの森学園 副代表理事、常勤スタッフを務めておられ、認定子育てハッピーアドバイザー、メンタルファウンデーション認定コーチとしても活動されております。
今までの子ども・親との関わりの経験を活かし、幅広い年齢層に向けた、人とのかかわり方についてのセミナーなども開催されている方です。

弊社のセミナーは、だいたい20~35名の方を定員として開催していますが、今回のテーマは、コミュニケーション力アップということもあり、ワークショップ(体験型)で、意見交換も活発にしながらすすめるセミナーですので、定員8名としていたのですが、セミナーの告知初日に8名の方からお申込みをいただき、翌日のお申込みからキャンセル待ちとなってしまったため、急遽2名、定員を増やし10名の方に参加いただきました。
それでも複数名のキャンセル待ちの方がおられ、ご希望の方すべてにご参加いただけなかったのは申し訳ないなぁと思っています。

セミナー会場は、椅子が写真のように丸く並べられており、参加者様も、会場に入って、想像のレイアウトと違っていたようで、皆さんびっくりされておりました。

今回は、弊社の開催セミナーに初参加の方が8名ということで、ほとんどお会いするのは初めましての方ばかりだったので、セミナー開始から少しの間はちょっとした緊張感漂う空間でしたが、守安先生のいざないで、全員の自己紹介をしました。

○名前

○どこから来たか

○最近嬉しかったこと、困ったこと

を行う間に、笑顔もあふれ、あっという間に和やかな雰囲気に。

私と顧問の楠本も輪に入らせていただき、自己紹介を行いました。
1人1分、全員で12名、12分で終わるはずが、ゆうに20分は超えました。
皆さん準備なしで話されたのに、わかりやすく、面白おかしく語られて、看護師さんのそもそものコミュニケーション能力の高さを感じさせられた一面です。

そこから、対人関係を良好にするためには、自分を大切にしないと相手も大切に出来ないこと、境界線を大切にすること、呼吸を大切にすること。
いろんな事を先生のお言葉や実例から学ばせていただき、そのあと、自分達のいま、悩んでることをもとに2つのグループにわかれました。
ディスカッションを行い、意見を出し合い、それぞれ発表し、そのあと、セミナーの感想を全員がのべて締めくくりという流れで、休憩15分をはさみましたが、びっちり3時間、参加者様と、守安先生と楠本顧問と私の15人が、ときには発表し、ときには傾聴し、ときには受講のかたちで、守安先生のもと、学びあった内容の濃い時間となりました。

休憩時間には、連絡先交換される参加者の方々や、以前、別の単発バイトで会われていて再会されて話が盛り上がられてた参加者の方など、いろんなコミュニケーションの場が繰り広げられており、皆さんにお答えいたたいたアンケート用紙にも、たのしかった、勉強になったと、具体的にどんなことを今後活かすかまで書いてくださいました。

本当に開催できたことへの感謝と、守安先生のセミナーの内容作り、進め方、皆さんへの話しかけられ方の匠さに本当に感謝した一日でした。

 

守安先生は、宇宙がお好きだったり、ラブラドールやフルーツタルトがお好きだったりと、その点は、とってもかわいらしいお顔と、華奢なお体にピッタリなのに(年上の先生に向かって失礼な言い方ですが)、昔は合気道をされて、2段で黒帯とお聞きし、強い方でもあるんだなぁとびっくりさせられました。
聞かれた参加者さんたちも同じく驚きの声をあげられてました。
が、子育てのお話、今の箕面こどもの森学園でのお話、そして、人間関係構築のための大切さをこのように実例もあげ教えてくださる内容から
「華奢なのは見た目だけ、いろんな経験を強さに変えてこられた方なんだ」と毎回、実感させられるのです。

いつもこちらのことも細部まで気にかけて下さり、人として見習いたいところだらけで尊敬します。

これからも1回でも多く、守安先生とこのような機会をもたせていただければと進行役の私は願うばかりです。

 

すごく暑い外の気温と同じくらい、熱い会になった今回のセミナー。

今回参加出来なかった!という方も「まず自分を大切に、そして相手を大切に」を心掛けて、少しでも気持ちの良い毎日をお過ごしくださいませ。

 

今回、看護師さんならではのエピソードも参加者の方からうかがいました。

そのなかで、しんどい思いをされてる方に励ますだけが看護じゃないこと、手と目で看るのが看護であること、などなど書ききれない素敵なお言葉をお聞きすることが出来、またひとつ、看護師さんのお仕事がどれだけ尊くて、かけがえのないお仕事であるか実感させられました。

もっともっと看護師さんのお仕事を知りたい欲求にかられてしまった私なので、これからお電話でお話するとき、今まで以上に、色々質問してしまったらすみません!

9月には、大人気の心電図セミナーを開催します。

また一人でも多くの看護師さんにお会いできるよう、顧問の楠本、そしてコーディネーター一同お待ちしております。

残暑の中、皆様の笑顔が少しでも増えますよう、私達でお手伝いできることは全力で頑張りたい、そんなやる気をくださった、セミナーの報告でした。

●今後のセミナー・登録会・イベント情報はこちら
https://www.medicalstation.co.jp/event/

 

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7月単発登録会のご報告です

こんにちは!コーディネーターの小倉です。

例年よりも梅雨入りが遅く、気持ちが上がらない天気が続いておりましたが、ようやく梅雨も明けましたね!
7月は単発登録会を3回開催し、計21名の看護師さんとお会いすることができました。

そして、今回の登録会には、既にご登録完了されている2名の方にも参加いただきました!

『登録会』というので、新しく登録する方のみが対象だと思われるかもしれませんが、元々ご登録されている方も『不安な点を解消したい』『登録内容に変更がある』『単発の仕事内容を詳しく聞きたい』などがありましたら、お気軽に参加いただけます!

また、単発も気になるし、転職相談もしたい!という方にも単発登録会はオススメです!
登録もできて、単発の説明も聞ける、その上、担当コーディネーターと個別で話す事が出来るので一石二鳥ですよね♪

実は先日、『単発登録会の流れ』についての紹介ブログが更新されています!
見ていただいた方はご存じかと思いますが、所要時間、登録会の流れや内容について書いてありますので、気になる方は覗いてみてください♪
(単発の流れブログはコチラ

また、9月、10月には、皆さんから大人気のツアーナースのお仕事もたくさん入ってきます!!8月にご参加いただく方は、具体的なスケジュールをご覧いただけるかもしれません!

8月の単発登録会は、全て午前中に開催予定です!
ぜひ、ご参加ください。

≪8月登録会開催予定≫

8月8日(木) 11:00~13:00

8月22日(木) 11:00~13:00

8月29日(木) 11:00~13:00

予約制となっております。お気軽にお問合せ下さい。
https://www.medicalstation.co.jp/event/

※場合により、開催日時を変更する事もございます。

※単発のお仕事の中には派遣就業のものがあります。単発の派遣就業をご希望の方には、単発の派遣就業にあたってページに記載の就業条件についてもご説明します。

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遠隔介護ブログ(第19回)

こんにちは、コーディネーターの渡邉です。
遠隔介護ブログ19回。

今年はなかなか梅雨が始まりませんでしたが、始まるとほんとにジメジメが続きましたね。

我が家では、主人&お友だちと埼玉県までプロ野球の観戦に行ったり(ついでに東京観光もしたり)、甲子園球場で開かれたプロ野球のオールスターゲーム観戦したり、何かと「野球好き」にはたまらない1ヶ月を送っております。
が、母が末期がんとわかった12年前からなんとなく、先々の予定をうめることに不安がつきまといます。

家族になにかあると、この予定は行けなくなるんじゃないかな、、と。
それは自分も同じことで、この日まで、健康でいれるかなとか、けっこうマイナスなことをいっぱい考えてしまう癖がつきました。
うちの主人は、そのあたり「毎日一生懸命生きて、前向きに考えてたら案外なんとでもなる」と思う人なので、行けなくなればキャンセル、もしくは誰かに権利を譲れるならそうすれば良い、あかんかったら諦めよう、そのへんの割り切りが気持ちいいくらい出来ていて、羨ましいくらいです。
お子さんがおられる方もきっとそうですよね。
何か大事な予定があるときに限って子供が熱を出す。。とよくお聞きします。
でもそういう「行けないかもしれない事態」を予想し怖がっていたら、ずっと自分の「欲求」が満たされないままになっちゃいますよね。危険度予測は大切ですが、何か起こったときになんとかする力を養うことはもっと大切なのかもしれません。

この12年、先々のいろんな予定がうまることに怯えていた私に、1番大きな出来事だったのは、いま勤めている会社、このワークステーションに入社し、まる1年で迎えた研修旅行でした。
3泊5日の旅行。
その頃はまだ祖父も施設に入らず、家にいましたので、父と祖父の2人暮らし。
喧嘩をするたびに電話が鳴ります。父が怒ると、祖父が、勝手口のところで頭を打って倒れたふりをして救急車で運ばれたこともありました。(実際、ふりだったのか、本当に倒れてたのかは未だに謎です)

今まで夫婦の旅行で、1泊くらい家をあけることがあっても、5日間もインターネットを接続してない父と連絡をとれないという日を経験したことがなく、最初は「私が家をあけていいんだろうか」とほんとに悩みました。
よく考えたら、日頃離れて暮らしてるんだから大したことはないんですが。
以前、母がまだ病気になる前、私が結婚する前、両親と私と弟と4人で行こうとしていた旅行の、直前に祖父が脳梗塞で倒れ入院し、重度ではなかったものの、たった1泊中でも、もし何かあったらあかんからと、旅行をキャンセルした(キャンセル代も半額くらいは払う時期にまできてました)ことを思い出し、ほんまに何かあったらなぁ、身動きとれへんしなぁと思ってました。
でも、高齢者の親族と向き合う時間はいつ終わりがくるかもみえず、何年その状況が続くかもわからない。それこそ状況が良くなることより、しんどくなることのほうが大いにありえる。
なら、旅行で家をあけれない理由に、祖父や父の暮らしをあげるのではなく、2人がいたときでも家をあけれるようにするにはどうすればいいか。
これは必要にかられたときに、その都度、考えていくことが自分の余分なストレスを減らすためにも大事なんだろうなぁと考えることが出来ました。
実際はなんの問題もなかったですが。
要介護のお身内がおられる方々も、ショートステイなども利用しながら、ちょっと介護を忘れて自分のために自分の時間を使うリフレッシュって、すごく大事なことなんだろうなぁと思います。
家族と向き合える日と、ちょっと一人になりたい日。
ちょっと心を弾けさせたい日。
地域の福祉サービスで何か利用できるものがあるなら利用していくのも、経験値にもなりますし、家族みんなの心身の負担を軽くするために必要なことかもしれませんね。

この遠隔介護ブログでも、地域への相談、ケアマネさんとの連携、福祉サービスの利用などいろいろ提案させていただいてますが、1年半、書かせていただいてても私にも先に進んでない問題、いつも頭の片隅にあるのに動けていないことがあります。
それは、空き家問題です。
いろんなかたにアドバイスいただいてもあと一歩の勇気や具体的な行動ができてません。
空き家問題を抱える方も非常に多いと思いますので、またなにか私が動けた際には報告させていただきたいと思ってます。

写真は埼玉の所沢、西武ドームに行ったときのもの。
グランドに書いてある言葉が心に響きすぎて撮影したものです。
「あれもこれも叶う、西武鉄道。」
私は、甲子園球場近くに住んでますのでよく甲子園球場には行きますが、たしかに、たった1回行った西武ドームで野球好きの私が叶えたい「あれもこれも」は叶いました。
8歳のときから35年憧れていた西武ライオンズの本拠地に立てたこと。
1番の願いが叶った思い出の日の1枚です。

 

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