こんにちは。
コーディネーターの渡邉です。
2023年も早いもので
上半期が終わりましたね。
あんなに盛り上がったWBCからもう3ヶ月以上が経ってます。
今年こそは○○しようと、毎年元旦には想いますが、半年過ぎると、あ~あと半年では無理やなぁと開き直る。それを何年、いや、何十年続けていることか。
まわりでも、アラフォーになってから、アラフィフになってから新しい資格取得や、新しい目標に挑戦する人が増えました。とても感化されます。感化だけされます。
それでも私はあいも変わらず、土曜にはモーニング食べに出かけたり、映画を観たり、ときには野球観戦したり。
日曜は、身体を休めるという名目で、ダラダラダラダラ近所に買い物に行く以外は読書して昼寝して家事を少ししての、内科の主治医から「運動してないよね」と核心をつかれる状況。
血液検査では、しっかり「更年期」を表すようなコレステロールの数値が出てきていたようで、「やっぱり運動ですよ」と言われてしまいました。
週ごとの目標歩数をクリアすればポイントがたまり、15ポイントたまれば、自動販売機のペットボトルが1本無料になる、Coke ONというアプリもしてるのですが、ただ歩くだけではやはり運動とは言えないですね。
友だちたちは、3年前までは、実家のこと、父のことで、ほんとにバタバタしてた私を見てくれていたので「やっと自由時間増えたんやから、ゆっくりしててええんやで、好きなことしたらええんやで」と言ってくれますが、それももう、3年超えてると、どうなんだろうと気持では焦ってます。
独身の頃もそう言えば、平日は今では考えられない時間まで残業して、金曜は飲みに行って、終電無くなったら朝まで歌って、土曜はまた昼から出かけて、夜中に戻って日曜は寝るという日々に、これではいけないと思い、花嫁修業のようにプリザーブドフラワーを習いに行ったことがありました。
でも、それも、プリザーブドフラワーを習うより、先生とお話して、お茶して、がメインになり全く上達せず、お金だけかける(プリザーブドフラワーは材料費が高いですよね)という日々で、前職で県外転勤になったことを機に辞め、そこからは全く手つかずです。
何かに頑張れる人と、私の脳は何が違うんだろうと、ほんとになにもかもが中途半端、ラクな方を選ぶ自分を、大げさでもなくちょっと恥じながら生きています。
しいて言えば、これを読んでくださってるかたの中にも、同じような想いのかたもおられると思うので、これを発信することで、大丈夫、頑張らなくても生きていける、を伝えるのが使命かとおもっています。
たしかに、父と向き合っていた日々は、わたしは頑張っていたので、きっと、なにかしら必要なときがきたら、みんな頑張れるのです。その経験は、とてもいま、自分の糧になり、仕事にも活かせてるかなって思っています。
人生って、どの視点から考えるかによってほんとに違ってしまう。そんなことを如実に考えさせられる映画を観ました。
カンヌ国際映画祭で脚本賞もとられて話題になってる「怪物」です。
そして、考えさせられる本も読みました。「52ヘルツのクジラたち」です。
これから怪物を観られる方も、52ヘルツのクジラたちを読まれる方も沢山おられると思うので、ここで多くは語れませんが、日々起こることは、それぞれの目線によって、捉え方は大きく違う、ということを本当に学びましたし、衝撃をうけました。
そんな私が先日、平日に休みがとれたときに、友人に誘われて裁判傍聴に行きました。人生初体験でした。
これこそ、弁護側、検察側、全く意見は逆ですし、証人さんも、それぞれ見解が違うし、犯人以外(殺人事件の裁判でしたので)知り得ないことにそれぞれの立場から、どう辿り着くのかを考えゾクゾクしました。もし、若い頃に、裁判傍聴を体験していたら「検事になりたい」と思ったかもしれません。
が、ほんとに思う人なら、この年齢からでも勉強するでしょうね。
私の口癖「生まれ変わったら○○したい」がここでも発揮されてしまいます。なかなか平日に休みはとれないですが、またとれたら今までは、休日には混んでいる観光地に平日出かけよう!とあちこち出かけてましたが、これからは裁判傍聴に一人でも出かけることが増えるような気がした出来事です。
さてさて、暑い夏が本格的に始まります。もうマスクはしたくないなぁ、と思っているのに報道でも、そして、まわりからの報告でも「あ~コロナ、第9波きてるよな」と思う日々の中、やはりマスクは手放せません。
お子さんは、コロナだけではなく、いろんな感染症が流行ってますね。ご家族も心配だし、誰かが仕事を休まないといけない日々で、私のこの映画観たや、本読んだや、裁判傍聴行ったりが、のんきで暇人間で羨ましいなと思われることと思います。
私も父が生きてる頃は、車椅子おしながら、実家を2時間かけて掃除しながら、友だちのSNSを観ては、あ~お母さんとお出かけとかいいなぁ、子供と旅行羨ましいなぁ、ってひたすら思っていました。
夫婦で、田舎暮らしとかでテレビに出てる人を観たら「もし、この人達に高齢の親がいるなら、その親をみてくれてる兄弟姉妹がいるんじゃないのか、だからあなたたちは自由に住みたいとこに行けるのではないか」と、うがった見方をしていた頃もありました。
病気して、食べたい物がなかなか食べれないときに、癌と闘ってた母は、グルメ番組を観るのが嫌いになっていました。あんなにグルメに詳しかったのに・・・。
人は、それぞれの立場で、いろんなしんどさを抱えている。ひねくれてしまうことだってある。受け入れられないことも増える。一人で苦しむのではなく、大事なのはそれを共有できる、信頼できる人を大切にして、少しでも吐き出すことで、10のしんどさを6くらいに軽減するということですね。
話は戻りますが、映画「怪物」を観ると、観た人と、この映画について、どんどん語り合いたくなります。どの映画もそうかもですが、この映画は特別、その要素が強いと思います。
そして、その結末の捉え方も、人によって全く違います。十人十色、だからこそ、人は、人生はおもしろい。自分と違う考えの人とも、楽しく会話できるニンゲンになりたいと、よりいっそう思った上半期でした。
暑い夏、心だけでも元気に
乗り切っていきたいですね♪