こんにちは
コーディネーターの渡邉です。
期待とは裏腹に、またコロナがはびこりはじめました。
去年、『来年の夏こそは』と思っていた、いろんな楽しみが、また消されていきますが、本当にwithコロナをどう考えていくか、国によっても、人によっても考えが違い、自分と違う考えもどう受け入れていくかということでも日々考えることが多くなりました。
そんな中、飛沫感染の心配のない楽しみ、2つのイベントで、感じたことを今日は書かせていただきたいです。
まず、私は、『マスターズ甲子園』という、元高校球児さんたちが、母校で集まり、都道府県別にトーナメントで野球の試合をし、各都道府県で優勝した高校が秋に甲子園球場で闘うという、神戸大学の教授や学生さんやOB・OGさんが中心となり、其れ以外の学生さん、一般ボランティアの方々など、全国で関わられている方が沢山おられる、もう15年以上続いていて、
あの『とんび』など沢山の名作を書かれた重松清さんが、マスターズ甲子園を題材に書かれた小説が、中井貴一さん主演で映画化されたり、
大会のテーマソングは浜田省吾さんが歌ってくださってたり、名誉会長は星野仙一さんだったりと、
今や『秋の甲子園』と言われるなかなか有名な大会に、ちょびっとだけ関わらせていただいてまして、
というのも、主人がカメラ好き、今やカメラで生きてるくらいの人で、
マスターズ甲子園には、長年、撮影ボランティアとして参加させていただいているので(永年ボランティア表彰までいただいたくらいです)
甲子園球場での本大会には観客で行ったりもしてたんですが、
其れ以外に、県外から、ボランティアで参加される方に、うちの家に泊まっていただいたり、
私自身も、ひょんなきっかけから奈良県大会のアナウンスやヒーローインタビューをさせていただいたりなど、
マスターズ甲子園に出会えて無かったら出来てなかったような体験をさせていただきました。
コロナ禍で、観戦もボランティアも行けてませんでしたが、久しぶりに先日、奈良県大会の準決勝、決勝を観戦に行きましたら、当日、事務局のかたに、『ヒーローインタビューしてほしい』と頼まれ、覚悟してなかったので、かなりの緊張のなか、ですが、楽しくヒーローさんにインタビューさせていただきました。
そのときに、ある大会ボランティアのかたから聞いたお話しがとても心に残りました。
そのかたは55歳で、ご自身も、選手として、マスターズ甲子園に参加されてます。
自分がこの大会に出続ける意味について
○本気でもう一回甲子園が目指せる
○職場では誰にも怒られることもなくなった自分が怒られたりする
○歳上の先輩から、「お前なんかまだ若いんやぞ」と言われる
○数十年ぶりに呼び捨てで呼ばれる
○もう一度真剣に野球をやるようになって、娘たちからかっこいいと言われるようになった
など、
本当に青春を取り戻し、仕事以外で全力に取り組めることに出会い、また仲間と一致団結し、一喜一憂し、その姿を、子どもたちに見せれるという幸せ、年長者からまだまだ学び、叱咤激励していただくことに喜びを感じるという感覚、
お聞きしていて、娘さんが「お父さんかっこいい」と言われるの、わかるなぁと思いました。
私も久々のヒーローインタビュー担当、うまく質問が思い浮かばなかったり、ボランティアの神戸大学のOGさんが言われていた「主役は選手の皆さん」ということを忘れてしまっていた自分勝手なインタビュー内容を反省することも多々あったので、
「仕事以外で、反省して次にむけた勉強をすること」って、最近なくなったなぁと思うと、本当に貴重な体験をさせていただけているなぁと、関係者の皆様に感謝感謝です。
そしてもうひとつ。
今回「スカイ」という、70歳前後のアーティストさんが4人集まられてデビューされたバンドさんのライブに行きました。
お目当てはそのメンバーの中の1人、『松任谷正隆』さんです。そうです、松任谷由実さんの旦那様です。
10歳くらいからユーミンファンのわたし。
ただ、私が知った頃には、もう松任谷由実さんでした。だからこそ、松任谷正隆さんのことも好きになりました。
名曲『春よ来い、』はもちろん、ユーミンの歌声、歌詞、曲、すべてが最高ですが、なによりイントロの正隆さんの編曲のピアノの旋律が素晴らしいと思い、余計に正隆さんの音楽の魅力を感じたものです。
そんな松任谷正隆さんが舞台に出られる方のライブ。
コロナ禍中に活動を本格化されただけあり、歌詞の内容も、コロナ禍ならではのものが多かったですが、デビューライブということでゲストも、松任谷由実さん、奥田民生さん、スカイのメンバー内にご主人がおられる尾崎亜美さんと、むちゃくちゃ豪華でそれもまた感動でしたが、なにより私の心を撃ったのは、
『65歳を超えてから、大御所になってから、新しいバンドでデビューする』という、
メンバー4名の皆さん、それぞれ地位も確立されているのに新しいことを始められたチャレンジ精神と、向上心です。
何歳からでも、やりたいことは始められる
何歳からでも、失敗できる、成功できる
これってすごい強さだなぁと思いました。
マスターズ甲子園も、このスカイのライブも、昭和生まれが頑張ってるんですよね〜
もちろん私も昭和生まれ、令和の時代に頭がついていかなくなってますが、
「若い人にはかなわない」
ではなく、年齢ではなく、
自分がいま頑張りたいことを、やりたいことをやる力は、
年齢は関係ないんだなぁと思います。
そういえば、亡き父も、65歳で高齢者大学に入学し、
大学院まで行って卒業するまでは死ねないと言っていて
大学院の卒業式にも私は同席させていただいて、父の勇姿を見届けたときは
かっこいいなと思ったものでした。
あの日、一番におめでとうと言ってあげられたこと、今でも誇りに思います。
大好きな瀬戸内寂聴先生が、亡くなられる直前まで恋愛相談にものられていたように。
輝いているかたのまわりには、今をしっかり生きてる方のまわりには、年齢ではなく、そのかたの魅力で人は集まってくる、それを肝に銘じ、
たしかに、わたしも、いま、そろそろ更年期やな、、と思うくらい、しんどい身体をひきずる日が多いですが、いただけるご縁を大切にしながら、臆病にならずに生きていきたいなぁと
輝く人生の先輩たちを見ながら思った7月でした。
まだまだ暑い日が続く中なのに、マスク生活も続きますが、コロナ禍の経験も、これからの自分たちに絶対プラスになるはずなので、へこたれずに楽しめる方法で夏を安全に楽しみたいですね( ꈍᴗꈍ)
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