こんにちは、ワークステーション渡邉です。
先週土曜日、『在宅看護セミナー』を開催いたしました。
講師は、現在も訪問看護ステーションの管理・運営をされながら、看護·介護の現場で勤務される方々に講習·研修を行っておられる『三輪 五月』講師。
弊社でも、もうセミナーでご講義頂くのが6年目となります。
三輪先生は介護保険制度が始まる前から訪問看護のお仕事をされてきました。
きっかけは、子育てとの両立がしやすくて自分に都合がよかったからとおっしゃっていました。そんな普通のママさんナースだった中、就業されていた訪問看護。
介護保険制度が確立され、世間に訪問看護が浸透し、これからの超高齢化社会を迎える中で在宅看護がどんどん重要視される時代の流れを全て見てこられ、中心となって活躍されてきたとてもパワフルで知識が豊富な先生です。
弊社でも、三輪先生に初めてご講義をお願いした頃は、「訪問看護は大変そう」「自分の経験では未熟だから訪問看護では働けない」という看護師さんも多く、セミナーの中でも受講者はそこまで多くないという印象でした。
それが、今年。
ご予約は、今までの平均予約者15名の倍となる34名のご予約があり、当日の風雨の悪天候などもありながら、弊社の会場に用意された椅子の数ギリギリの人数の受講者さんに参加いただくという、大盛況となりました。
これもやはり看護師さんたちの意識が「これから在宅看護を学ぶことは看護師にとっても社会にとっても重要である」ということに徹底されてきた証拠だと思います。
私も訪問看護ではないですが、実家では週3日、1人暮らしの父のもとに訪問介護さんも来ていただいてますし、弊社でも昨年、「千里の森リハビリ訪問看護ステーション」を開所致しましたので、昨年まで以上に先生のご講義を具体的な例も巡らせながら必死に頭を使って受講致しました。
三輪先生はとてもお忙しい中で毎年、その年の需要に合わせてセミナー内容を変化させてくださっており、今年は
●介護保険と医療保険の違い
●看護師だから出来ること
の2点をとても丁寧に説明してくださいました。
そして、いつもより受講者さん同士の意見交換の時間も多くとっていただきました。
三輪先生は普段お話させていただくとき、めちゃくちゃ関西弁なんですが、ご講義もそのまま、めちゃくちゃ関西弁です。
なので自然とリラックスして、笑いもあふれるセミナー内容となるのですが、今回は弊社のセミナー自体初参加の方が6割以上ということで、ちょっと緊張感に包まれていたので、先生が笑わそうと思って言われた事も私以外の受講者さんは笑ってなかったり、という固い空気だったんですが、そこは臨機応変な三輪先生。
受講者さん同士で前後左右の方々と自己紹介、なぜ看護師になったか、どんなところで看護師を経験し、これからどんなことを目指していくかをまず話しあっていただく時間をとってくださいました。
そうなると、本来の看護師さんたちのコミュニケーション能力の高さで各箇所から笑いが起こったり、相槌が聞こえたり、ほんとに穏やかで賑やかな会場へと、一気に雰囲気がかわりました。
その後も訪問看護でされるお仕事内容の中で「看護師でしかできない事」の項目をあげていくことや、「この事例の利用者さんに看護師としてどんなケアプランをたてますか」というような事例を周囲で相談しあい、発表していただくような受講者さん同士の交流の時間もつくってくださいました。
周辺同士で話し合われた意見を、代表者さんたちが発表されるのをお聞きしてると、やはり素人の私には思いつかないような看護師としての意見を言われていて、さすがやなぁと。訪問介護と訪問看護の違いも先生のご講義+参加者さんたちの意見に教えて頂くとてもありがたい時間となりました。
休憩時間を迎える頃には、みなさん打ち解け、いろんな輪ができてとってもにぎやかな休憩時間となっておりました。
これも三輪先生の機転をきかせてくださったセミナー内容の進行のおかげです。
年齢層、経験もばらばらの看護師さんたちが和気あいあいと話されるところを見ると、セミナーを開催してよかったと、毎回、心底嬉しい気持ちになります。
セミナー終了後のアンケートにも書かれてましたが、先生がセミナー最初におっしゃられた「看護師はいつまでも働けます。頑張って資格とったことは報われるんですよ」の言葉で、もうそろそろ引退かなと思われていた60歳の看護師さんが「まだまだ頑張れる、社会貢献しないと思えた」という意見をくださったように、看護師さんはほんとに生涯現役のお仕事であるなぁと実感、そして三輪先生のように常に勉強され、看護だけではなく心理学、経営学など様々な本も読まれたり、内外部の様々な方とコミュニケーションとりながら、進化されていることをお聞きすると、自分も、もっともっと勉強出来る、進化出来ると、力強く背中をおされた気持ちになりました。
そのくらい、三輪先生の一言一言はいつも魂がこもり、聞く人のやる気を引き出すお言葉なんです。
人間としての逞しさ、強さを感じ本当に尊敬します。
今回は弊社の今年度の新卒新入社員2名も参加し、セミナー運営に携わってもらいました。
参加者の方々と一緒に受講し、意見交換の輪にも入らせて頂くなかで、看護師さんの専門用語もたくさんお聞きできたり、患者さんや利用者さんへの思いなども伺え、これからの自分の仕事にも沢山活かせることがあったという感想をそれぞれ述べてくれました。このブログの写真もその新入社員の蔵野が撮影してくれたんですよ。
そしてこの2名は、初めてセミナーに参加しましたが、準備から受講者さんお見送りまでをやりとげ、受講者様のいろんな方とお話もさせていただいてました。
これもきっと、歳の近い小倉先輩が準備や動き方などしっかりと指導した上で、本人たち自らも小倉先輩の動きを見て、一生懸命勉強した成果だと思います。この経験を今後に活かし、将来小倉先輩のような逞しい社会人に育ってくれたらいいなぁと思います(あまり逞しくない私がえらそうにすみません)
そんな今回もいろんな意味で大盛況に終わったセミナーですが、私にとっても嬉しいことがありました。
お一人、お電話では週に3回以上はお声を聞いている、登録看護師さんが初めてセミナーに参加してくださり、「渡邉さん~!」と声をかけてくださったんです。その方は、単発のお仕事を主にしてくださっているので、私が電話をとっても、単発担当にお電話をつなぐだけの一言二言のご挨拶程度でしか毎回お話できないんですが、その方がおっしゃってくださった言葉が、今、思い出してもほんわかします。
「あんた、電話でめちゃくちゃ関西弁やから好きやわ~落ち着くわ~」と。
一言二言で、私がふんだんに出してる関西弁、どんなものなんでしょう。
でも、それを初めてお会いしてすぐに言ってくださること、本当に嬉しく思いました。
三輪先生をめちゃくちゃ関西弁と書いた私ですが、私も敗けず劣らず、たった二言で関西人とばれるということは、ド関西弁なんでしょうね。
そんな嬉しいコミュニケーションもあり、今回もブログが長くなってしまいました!
8月、9月、そして11月も、セミナー開催を準備しております。
また詳細が決まり次第、ホームページにアップさせていただきますので、ぜひご覧いただき、ご参加いただけると幸いです。
私、司会もけっこう関西弁ですので、聞きに来て突っ込んでくださいませ!
次回は9月14日(土)13時より、「心電図の読み方セミナー&転職相談」を開催予定です。
今後のイベント情報は、ホームページでもご案内しておりますので、ぜひご覧ください。
詳細はこちら↓