こんにちは、コーディネーターの渡邉です。
このブログが弊社のホームページ上にアップされる時には、新元号も決まっているかと思うと、なんだか感慨深いものがありますし、ドキドキします。(ちなみにこれを書いているのは3月末です)
昭和から平成に変わるときには、まだ私も12才。
そこまでの想いがあったわけでもなく、昭和を振り返る番組などを観ても歴史を学び直すくらいにしか思えませんでしたが、今回はやはり、自分が多感な頃から、この42歳になるまでの30年間なので、平成を振り返る番組を観ると、全ての事件や出来事に、思い出すエピソードもあります。
新しい元号は、本当の意味の平和で、日本中にそして世界中に笑顔がもっと増える歴史がつくれるような日々が続くことを祈るばかりです。
そんな中、弊社でも2018年度の営業日が終わり2019年度が始まりました。
2018年度、お世話になったスタッフ様(ご登録看護師さんや医療職の方々)、そして紹介先の施設様や病院様に感謝しながら会社の2018年度お疲れ様でした会に参加し、翌日の土曜は例のごとく実家には帰るものの、そこまで朝早く帰らなくて良いので、今回は二次会まで残りたいなぁと、思っている最中に、父からの何度もの着信。
さすがに会社の飲み会中には出れず、飲み会が終わるとすぐに会場を出て、ある程度家の近くまで帰ってから落ち着いて電話をしました。
そう、2次会も出れずに。。
あ~よく、久々、子供置いて遊びに行こうって言ってる友達が、約束の日に限って子供が熱出して、約束がキャンセルになるってこんな感じかしら、、と思い、どうにもならないことにモヤモヤしたのですが、内容は、日々の孤独の嘆きと、すべってこけて脇腹打ったけど、元気に生きてます、というようなもの。
父はよくこけますが、なぜかいつも怪我はなく、打ち身だけで終わるので、かまってほしいからこけるのかなと思うほどなんですが、その日の不安そうな電話には父の感情について、思うフシがありました。
その前日に、今お世話になってるデイサービスの大好きな看護師さんが退職されたそうで、最終日として、ご挨拶もあり、父は号泣してしまったと電話で教えてくれてた翌日だったので、ちょっとした寂しさがいつも以上に一人暮らしの不安を大きくしたんだろうなぁと思いました。
そう考える中で、私の仕事は、看護師さんにお仕事を紹介することで、お仕事相談を受ける看護師さんと、紹介先の施設様や病院様との相性や条件などのすり合わせにはとても頭を使いますが、看護師さんがその職場を退職されることになったとき、その職場には、患者さんや利用者さんがおられ、今回のうちの父のように悲しくて寂しくて、毎日の生活の中での楽しさが大きく欠けてしまうこともあることを、当たり前であるのにきちんと想像が出来ていなかったことに気付きました。
ただ、転職相談させていただく中では、「今の職場は辞めたいけど、利用者さんのこと考えると、思いとどまることもあって」と、看護師さんからお話いただくこともかなりあり、看護師さんが、職場でどれだけお一人お一人の患者様、利用者様に責任を持ち、心を込めた看護をされているか学ばせていただくことも多いです。
大好きな看護師さんとのお別れを悲しむ父、そして、ちょっとしたことへの不安が膨らむ父の心のケアは、やはり家族である自分がしていかないといけないなぁと想いますし、それだけ頼りにできる看護師さんが、デイサービスにいてくださっていたこと、ほんとにその看護師さんにも感謝しかありません。
とはいえ、すぐに好きな人が出来る父なので、次も優しい看護師さんが入ってきてくださったら、頼りにし、セクハラまがいに懐いていくと思うのですが。なんせ、すぐ落ち込むけどすぐ立ち直るのが父の短所でもあり長所でもあります。
出会いと別れの季節。それが4月。
2019年度も沢山の看護師さんとお会いしてその方の人生にとってプラスとなるようなお仕事紹介やセミナー運営をしていきたいと思っております。
今年度もどうぞ宜しくお願い致します。
写真は先日観た「運び屋」というクリント・イーストウッドさんが監督、主演の映画です。
老いることの孤独や辛さ、しかしまた人生経験を積んだ強さを感じる映画でした。
おすすめです。