対人コミュニケーション④ ~看護師*古上の学び~

<<アサーティブ・コミュニケーション>>


こんにちは。
月1回ではありますが、僭越ながら連載させていただいております^^

今回でコミュニケーションについての連載が4回目となりますが、また別の角度より、「アサーティブコミュニケーション」について記事します。
お聞きになられたことはありますでしょうか?

「アサーティブネス(Assertiveness)」を直訳すると「自己主張すること」です。

直訳通りの「自分の意見をゴリゴリ押し通すこと」ではないのです。
アサーティブとは、自分の気持ちや意見を、相手の気持ちも尊重しながら、
誠実に、率直に、そして対等に表現することを意味します。

平たくいうと、自分の意見を飲み込むことで我慢をしたり、一方的に自分の主張を押し通したりせずに、相手を尊重しながら自分の気持ちを伝えるコミュニケーションです。

その方の性格にもよるかもしれませんが、日本人の「奥ゆかしさ」「控えめさ」を消せるかどうかがポイントになるのかもしれません。

なぜ、良好な自己主張が必要なのか。

昨今では“コミュニケーション=傾聴”が本流であることは存じておりますが、自己主張を上手にしていかないと、相手が主導権を握り、相手の思うように事を進められて、結局、失敗や関係性が破綻したりしてしまいます。

つまり、「適切に自己主張」ができるかできないかで、コミュニケーションの成功・不成功が左右されるのです。

日々のコミュニケーションの失敗で少しづつストレスが溜まり、物事が成功しないだけでなく、知らず知らずのうちに精神的・肉体的健康面を害する可能性もあるのです。

それを解決する鍵が「アサーティブコミュニケーション」です。

その4つの柱が、

Equality(対等)
Directness(率直)
Honesty(誠実)
Responsibility(自己責任)です。

 

■Equality「対等」であること

上下関係やパワーバランスで相手をコントロールすることでなく、同じ人間同士として向き合うこと。

 

■Directness「率直」であること

遠まわしに言ったり、くどくど言いわけしたりせず、気持ちや意見をシンプルな言葉で伝えること。

 

■Honesty「誠実」であること

自分にも相手にも、正直に心をこめて向き合うこと。

 

■Responsibility「自己責任」を持つこと

自分がどうするかは自分で決め、結果にも自分で責任を持つこと。

 

浸透すれば、お仕事で意見が言いやすくなるなど、風通しのよい職場づくりや家庭づくり、恋人やパートナーとの関係性づくりができます。

もし良かったらご利用されてみてください。

それでは、皆さま、季節の変り目、どうぞご自愛ください。

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メディカリズム編集部

投稿者: メディカリズム編集部

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