こんにちは。
コーディネーターの渡邉です。
まだまだ梅雨が続いてますね。
雨の休日はとっても混んでる映画館ですが、先日、私は1日に3本映画を観ました。
観たい映画が6月は8本観たい映画がある中でしぼった3本。
空飛ぶタイヤ、焼肉ドラゴン、ワンダー、という邦画2本、洋画1本。
空飛ぶタイヤは仕事のなかでの自分、
焼肉ドラゴンは家族のなかでの自分、
ワンダーはコミュニティのなかでの自分、
を考えさせられる本当に観てよかった、人に薦めたいと思える3本とも素敵な作品でした。
そのなかでもワンダーは、遺伝子異常で、顔が変形して産まれた子供とその家族、まわりのひとたちの生き様を描いた映画だったのですが、自分の生き方がどう人に影響を与えるか、
逃げないこと、相手を認めること、自分を認めること、人を許すこと、
様々な心の持ち方がまわりに与えていく影響を絶妙に描いており、
私がいつもこのブログで書かせて頂いてる父に
[お父さんは、ほんとに優しい人達に囲まれてよかったね]という言葉をかけると
父から返ってくるのが
[せやな、でも、お父さんがこんな体やから、お父さんと関わることでまわりの人も、車椅子のひとや、障がい者の人にどう接したらいいか勉強できるんやで]
という、なんだかポジティブなのかえらそうなのかわからない言葉も、
ワンダーを観たあとでは妙に納得してしまいました。
ただ、外出したときに、通りがかりの方がとても優しく父の車椅子や、押し車での歩行を助けてくださることがあるのですが、痩せ型の女性がこられると逆に父は[危ないから触らないでください]と、とても意地悪なことを言うのです。
心優しい女性たちは皆謝られます。
でも、なにも悪いことをされてないし、私にはなかなか出来ない行動なので尊敬し、私が追いかけて事情説明しその女性たちに謝ることもあります。
おそらく、何度もその心遣いにこたえ怖い思いをした父ならではの言葉なのだと思うのですが、その女性たちが次に誰かを手助けしたいと思ったときのトラウマにならないことだけを祈ります。
そして自分も人の親切はまずは感謝で、受け入れもし難しい提案なら丁寧に事情を説明してお断りしようと思いました。
話はかわるのですが先日、関西で大きな地震がありましたね。
阪神大震災を経験しながらも、南海トラフの話もどこかひとごとに思ってしまってたわたしを恥ずかしく思い、あらためて、災害について考える出来事となりました。
とっさにおきる災い。
阪神大震災をきっかけに私の大好きな女性漫才師、ハイヒールりんごさんは、当時独身だったのですが、このまま一人でいるのは嫌だと結婚をしたいと思ったと語られていたのが忘れられないエピソードなのですが、
実家の父も主人の母、私の姑も一人暮らしなので一人で大地震を経験するとどれだけ不安だっただろうと想像し、休日に会いに行ける距離とはいえ、離れて住んでることに少し申し訳なさも感じたのです。
でも、きっとそのように感じてる方々も日本中に何万といらっしゃるのが現実で、
遠くの親戚より近くの他人と言いますが、
例えば、うちの実家であればご近所の民生委員さんや、毎週きてくださるヤクルト配達員さん、
毎朝配達してくださる神戸新聞さん、そして何よりデイサービスのスタッフさん、
訪問介護師さんたちが近所にいてくださることを心強く思うわけで、
地域コミュニティとどう関わるか、今は親や祖父母のことで考えてますが、自分が年老いたときにもどう地域に身をおいていくか考えないといけないなぁと、思いました。
特に私は子供がいませんので、たとえば父や姑にとってのわたしと主人のような存在がいないわけで、しかも主人は年齢がものすごく上なので私自身のことはいまのうちから
終活ノートを作って誰に何を託すのか考えておかないといけないとあらためて感じた今回の地震です。
ちなみに9年前に亡くなった母は、終活ノートが今ほど話題になる前ですが、
末期がんとわかったときから終活ノートを作ってくれていました。
貯金のこと、保険のこと、葬儀のこと、そのほか、地域行事での役割、
土地のこと、自分がつくってきたあらゆる料理のレシピにいたるまで
母が生きてたら私にまるまる教えてくれること、すべて書いてくれてました。
そのノートを書きながらどんな思いだったんだろうと想像するとほんとに心が切なくなりますが、
元気なときから始めることが心身にもよいと思うので今年中に、いや、今日から始めなければ、と思います。
なにか災害や事故がおこったとき、看護師さんのお仕事の大変さやすごさをほんとに感じさせられます。
先日、ニュースにもなった、土俵の上で倒れた男性をとっさの行動で救ったのも看護師さんでしたが東日本大震災のときも避難所で、自分も被災者で避難している身なのにまわりの方々の体調を気にされ助けられていることもよく耳にしました。
そんな看護師さんたちのワークライフに携わらせていただいてる自分の毎日を本当にありがたく、誇りに思えます。
まだまだ小さいですが余震も続いてます。
ライフラインが戻ってない地域もあります。
関西がひとつになり助け合い生きていけたら、まずは自分になにが出来るかしっかり考えて生きていきたいと思います。