遠隔介護ブログ始めます

photo_watanabeこんにちは。
コーディネーターの渡邉です。

私は今、ワークステーションで
正社員として勤務させていただきながら
高齢の祖父母、体の弱い66才の父の介護というか見守り
そして主婦という立場での
生活を送っております。

看護師さんのお仕事相談をうかがうなかでよく
「子育て中心の生活が終わってやっと仕事を本格的にと思ったら
次は親の介護が始まって」という言葉をお聞きします。
女性のライフスタイルは
なかなか自分だけの理想や
目標だけでは描いていけない現実があることを
日々痛感させられるのですが(現代は男性もかもしれないですね)、
私は子育てを経験せず
介護問題がやってきたので
現実を受け入れるまで
戸惑いもがき、自分だけが不幸なような気持ちに陥ることもありました。

そんな中、フルタイムで働くことをやめずに両立し続けている今、

身内や友人、知人、地域の方々への相談
介護サービスの利用など

をどのように駆使してきたか、
今もどう活用させてもらってるか
つたない文章ではありますがブログにさせていただくことで

ご自身の家庭の介護問題を抱え、でも仕事もしたいという看護師さんへの
たとえわずかでも
自分だけじゃないんだと少しでもお気持ちの安らぎにつながるならと思い
書かせていただきます。

まずはなぜ私が高齢者介護と向き合うことになったのか。
20代は正直

仕事と遊びだけに精一杯でした。
毎週ごとに締め切りのある仕事をしていたので(前職です)
平日は
残業もバンバンしながらくたくたになるまで働き週末は
ひたすら遊びという
実家から通勤していても全く家の手伝いもせず
お給与でなにかを買ったり旅行をプレゼントしたりを家族にすることのみで
親孝行、祖父母孝行を
している気になってました。

介護のカの字も考えた事のない日々。
祖母が脳梗塞で入院し、寝たきりで退院したときも
オムツ交換もご飯のお世話も
介護職経験のある父に任せ
自分は顔を見て話かけるだけ。

そんな私の生活が変わったのは
30才のとき、
仕事もしながら家事もしながら
田舎なので村の付き合いや
親戚の事もすべて仕切ってきていた
母が
末期ガンの宣告をうけたのです。
私は仕事で広島県に住み出した時期でしたが
母の余命も主治医から私だけに話され、それが8ヶ月という短さであったため、
体のもともと弱い父一人に
母のこれからを任せるのは不安に思い
会社にすべてを話し、実家から通える事業所に戻してもらい、
初めて、仕事をしながら
家族の事を考えるという事が始まったのです。

知人や上司からも
その時独身だった私に
お母さんが生きてる間に
ウェディングドレスを見せて
あげたほうが良いのではという言葉ももらい
結婚もすることになり、
一気に生活環境が変わりました。

これが、まだまだ序章ではありますが
思い描いてたライフスタイルから変わったという一つ目の段階です。

今や日本の国民の二人に一人が生涯のうちでガンという診断をうける時代なのに
11年前の私には
まだそれが身近ではなく、
ほんとに急にふりかかった悪い夢のような出来事。
今から思えば
もっとこうすればあぁすればと思うこともあるのですが
その時は毎日毎日が精一杯。
次回はそのあぁすればよかった、こうすればよかった
の日々を少し書かせていただきたいと思います。

暦上の大寒も過ぎましたがまだまだ寒さが本格的にやってきている毎日
今年は隠れインフルも多いようですので
健康管理に気を付けて
春を迎えたいものですね。

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メディカリズム編集部

投稿者: メディカリズム編集部

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