本日は福祉施設担当コーディネーター渡邉より、おすすめの本を紹介させていただきます。
実は漫画です。
「今日も私は老人ホームの看護師です」という題名。
鈴橋加織さんという現役の看護師さん、まさに特別養護老人ホームで勤務中の看護師さんが、日々起こる入居者様との出来事をかわいらしい絵と共に、面白おかしく描かれています。
そしておそらく、この特別養護老人ホームは大阪にあります。
(中身にちょくちょく、大阪っぽいやりとりが出てきます)
私がこの本に出会ったのは昨年。
自宅でとっている朝日新聞の朝刊の本の宣伝欄で題名を見つけ、即、欲しい!と思いました。
でも、どの書店でも売ってなくて
やはりお取り寄せ。
漫画なので当たり前かもですが
手にして30分位で一気に読み
声を出して笑う部分も
ちょっと泣いちゃう部分もあって、ほんとに楽しい1冊。
これが1巻なので2巻に続くのですが
現役の看護師さんなのでお忙しいようで
まだ2巻は発売されていないようで
首を長くして2巻を待っている私です。
少し中身にふれさせていただくと、
トイレに行くのが面倒だから水分をとらないおじいさんに水分をとらせるための努力
や、
シモネタばかり言う認知症のおじいさんとの向き合い方
や、
耳も遠くなり、目も悪くなり、被害妄想がひどくなっていくおばあさんを穏やかにさせる方法
など、日々起こるトラブルや、
お薬のこと、怪我や、病気のこと、看護師さんの目線、そして、家族のような距離で生活されている空間を共にする存在として出くわす出来事についてが
鈴橋さんのユーモア交えながら
もちろん仕事は大変だけどやりがいもあり幸せな瞬間もあり
ということも含めたっぷり描かれています。
どんどん高齢化社会がすすむなか、そろそろ福祉施設でのお仕事をお考えの看護師さんや、
お身内の施設入居を考えられている方など
いろんな方に読んで頂きたいなぁと私はまず1巻を読み終えて思いました。
作者、鈴橋さんも、
難しい専門書ではなく、
特別養護老人ホームで仕事をして得た知識や経験を
病院の仕事とは全く違う日々のことを
少しでもわかりやすく
日本中の同じ職種の看護師さんを始め
世間の皆様に知っていただけたら
と、多忙ななかでも
漫画にするということを決意されたそうです。
私は福祉施設担当コーディネーターとして、
もちろん勉強のひとつとして読み、常にデスクの引き出しにこの本を入れています。
もし、興味あるけど、購入するまでは、、、
と思われるなら
ワークステーションに遊びにきていただいて
渡邉さん読ませて~と言ってくださったら、
私のバイブルなのでお貸しは出来ませんが(笑)、ワークステーションのロビーで読んで頂くことも可能ですよ♪